建築日記第1話「やっぱりおうちたてようかな」はコチラから!

第57話 1本の電話から家づくりが再開することになろうとは

八郎だ(Twitter:@eightblog_hachi)
毎日の人も、久々の人も、初めての人も
ここへの訪問に深謝だ。
この物語は注文住宅について何の知識も無い夫婦が
思い立って注文住宅を建てようとしたら
どうなったのかを描いた「フィクション」だ。
良かったら立ち寄っていただきたい。

    

前回のあらすじ。

        

ネオアーバンハウスの値引き500万円の条件
「完成見学会」と「新居SNS公開」に
乗り気の俺と、嫌がる嫁の意見が衝突し
ついに、展示場で夫婦喧嘩に発展。

アーバン所長を始めとする他の社員や
お客さんの前で散々言い合いをした後
嫁が退席し、その後俺も
「この話は無かった事にしてください!」
と言って退席する傍若無人ぶり。

      

怒りに任せてその後俺は、信条ホームにも乗り込んで
「この話は無かった事にしてください!」
と言い放ち、自ら家づくりの話を全て潰して
住宅展示場を後にすることに。

         

こうして、俺たち夫婦の家づくりは終了した。

    

かに思われたのだが。。。
数奇な運命と言うのはこう言う事を言うのか。
一旦止まった歯車が、ひょんなことから
また回り始めようよしていた。   

        

ちなみに最初からこの話を読んでみたい
という奇特な方にはこちらのリンクを紹介しよう。

それでは、今日も俺の家の話を始めよう。

住宅展示場で夫婦喧嘩をした、その後

ネオアーバンハウスの住宅展示場で
派手な夫婦喧嘩をぶちかまして、無言で帰宅後。
そこからお互いひと言も会話することなくその日は終わった。

        

暫く冷戦状態が続くのか。。。
そんな覚悟をしていた翌日。
嫁は何事も無かったかのように普通に話しかけてきた。
俺もそれに応じて、何事も無かったかのように応じ
こうして、俺たち夫婦の日常は再開した。

        

しかし、それまでには無かった「見えない壁」みたいなものが
挟まっているのを感じながら
暫く「普通」を演じ続ける事になる。
普通に話しているようで、気持ちが入っていない。
気を使っているのだが、気を遣うポイントが違う。
「普通」なようで、細かいところは今までと
全然違うような気がする「見えない壁」で
お互いの距離を開けた夫婦生活が始まる事になる。

       

あれからと言うものの。
信条ホームからは1度電話があった。
規格住宅の件、考えていただけませんか?
という遠慮がちな信条営業の声が聞こえたが
俺は、もうそのつもりは無いんで、ときっぱり断ると
それから電話はかかってこなくなった。

       

ネオアーバンハウスに至っては1本の電話も無かった。
当たり前だろう。展示場で夫婦喧嘩をされて
彼らはある意味「被害者」である。
我々が営業妨害をしたようなものだ。
そんな俺らに、家の打診をするはずもない。

        

こうして、俺たちの家づくりは形になる前に
終わりを告げる事になった。
この件について、俺たち夫婦はその後
1度も触れることなく、2か月が過ぎる事になる。

俺のその時の気持ちと今の気持ち

展示場で夫婦喧嘩をした直後の俺というのは。
正直怒りで満ち溢れていた。
金が無い中で、家を建てる訳なんだから
そんなに難しい訳でもない値引きの条件は
ガマンして飲むべきだと。
500万円ってそうそう出てくる値引きとも思えない、と。
これを流さない手は無いはずなのに
なぜ、嫁はつまらない意地を張って
こんなおいしい話を流してしまったのか、と。
嫁はバカなんじゃないか、と。

       

しかし、熱い気持ちもだんだん冷めてくると
今度は別の思いが心の中を支配し始める。

      

そもそも論だが
家を建てようと思ったのは、嫁の恩に報いるためであったはず。

その嫁の気持ちを優先しない家づくりっていったい何なの?
バカなのは俺なんジャマイカって。
まあ、バカなのは間違いなく俺なんだが。
嫁の言うように、お金や予算のことを
考えすぎ?優先?しすぎた為に
嫁の気持ちのないがしろにしてしまったのが
今回のケンカの原因ではないかと
随分時間が経過してから気が付くようになってきた。

       

しかし時既にお寿司。いやお寿司どころか
ガリも食べる事が出来ないくらい、お寿司屋に行く前に
お寿司を食べる計画は儚く散ったことになった訳だ。

          

こういう気持ちが心を支配し始めると
「嫁に、やはりちゃんと謝った方がいいのではないか」
という思いに駆られ始める。
しかし、謝る前に、ひとつ解決しないといけない問題が
あるのではないか、と思うようにもなっていた。

そもそも予算設定がムリだったのではないか

これまたそもそも論になるのだが。
我々が見立てた「3500万円」と言う予算が
我々の望む条件で注文住宅で家を建てるのが
ムリだったんじゃないか、という気がしてきた。
まだ2社の見積もりしか見ていないので
情報不足も甚だしいというのもある。

      

しかし信条ホームは「規格住宅じゃないとその予算ではムリ」
とはっきり言われた。
ネオアーバンハウスもそもそもの総合計は4000万円だった。

       

この2社だけから結論を導こうとすると

注文住宅を建てようとした場合、最低4000万円の予算が必要

となるような気がするわけだ。

        

もし、嫁に俺の非礼を詫びて、家づくりを再開しよう!
となっても、再び予算の問題が我々の前に立ちはだかり
結果、似たようなケンカをしてしまうのではないか。
そんな気がしてならないのである。
つまりはこの「4000万円の壁」を
✅我々の金銭面での解決

✅注文住宅のコスト面での解決
(注文住宅で3500万円以内で建てられるハウスメーカー探すか、建売などにシフトする)
策をしっかり探して確立しないと
また、同じことが起こるんジャマイカ
と、考えると謝ろうにも謝る事が出来ず
2か月が過ぎていくのであった。

       

。。。今思えば、家づくりを再開するのと
これまでの非礼を謝るのは別物、と考えればよかったのだが
謝る→家づくり再開、という勝手な俺の思い込みが
夫婦の間に壁を作ったままにしてしまっていた。

1本の電話が

そんなこんなであれから約2か月が経とうとしていた
とある平日休みの日。
俺が住んでいる賃貸は小学校から近い場所にあり
運動会のシーズンが近づくと、運動会の練習をしているんだろうなあ
と思われるお遊戯や徒競走に使われる音楽が
どこからとなく聞こえてくるようになる。

       

これが聞こえてくるのはだいたいゴールデンウイーク明けで
5月末の運動会に向けて練習が始まったことを告げる合図。
そして、この音楽が聞こえなくなったら5月末を過ぎたことになり
あとは梅雨に向けて一直線
と言うのがこの季節の流れである。

       

そんな運動会の練習の音楽が耳のどこかに貼りついていたその時。
個人の携帯が鳴った。

          

番号は固定電話である。
市外局番を見ると、うちの市の隣の市からだった。
知らない携帯電話からの着信は取らないが
固定電話の場合は、遠方でない限り
取るようにしているので、とりあえず出る事にした。

       

八郎「もしもし」

電話主「●●コーポ(八郎が住んでいる賃貸の名前)の管理をしている××不動産です」

八郎「ああ、どうも」

××不動産「実は、●●コーポに。。。」

          

この電話が、この後の運命を大きく変える
「きっかけ」となる電話になる事を
この時、俺はまだ知らなかった。

        

俺の新しい家の話、今日はここまで。

次回予告

5月のゴールデンウイーク明け。
俺の住んでいる賃貸の管理会社である××不動産からの
1本の電話が、またしても俺たちの運命を大きく変えようとしていた。

       

果たして、その電話の中身とは?

               

次回「突然の駐車場探し、からのぉ~、家づくり再開?」

お前ら、家は「建てたい」と思ったときに建てておくんだな!

このブログはフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。尚、どこかで聞いたことあるような話もあるかもしれませんが、全て筆者の作り話ですので現実になぞらえて考えないようにお願いします。読んで気分が悪くなる方は読むのをお控えください。

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