どうも!八郎です!!
(Twitter:@eightblog_hachi)
(ガーデニングや家庭菜園
家の事などくだらないことを
たまーにつぶやいていますので
よかったらブログ共々
ご笑覧下さいませ)
新章「なんで住宅営業やめちゃうの?」と題して
住宅営業を退職し、転職エージェントになられる
住宅営業マン「みのさん(Twitter:@mino11293)」
とのインタビューをお送りしております。
インタビューの振り返りはコチラから。
みのさんとのインタビューの前の
イントロダクションはこちらから。
今回はインタビューの第四弾になります。
個人的に「住宅営業マンのみのさん」に聞きたいことを
ぶっちゃけて聞いてみました!
それでは、続きをどうぞ!!
Contents
「ハウスメーカー辞めます!」をSNSで宣言する住宅営業マン多くないですか?
うーん、これは当然の流れかな、とは思っています
当然の流れ、ですか?
ハウスメーカー、住宅営業ってキャリアパス(※1)がすごく狭い世界なので、マネージメント側に回るっていうのもかなり大変だし
(八郎注:※1キャリアパスとは?
人材育成で用いられる用語で、「キャリア=職業上の経歴」と「パス=道」を組み合わせた用語で、 従業員が企業での仕事を通してキャリアを積んでいくための道筋である目標を作ることを意味する)
マネージメント側に回れたとしても、他の営業の進捗管理人みたいになっちゃって、あんまり面白味のないマネジメントしかできないケースも多かったりするので
なるほど
そのような状況を踏まえると、他にチャレンジをするっていう、転職は多い業界なので、それがSNSで顕在化して一般のユーザーに可視化出来ているだけかなと思います
ふむふむ
SNSに携わって、自分でこうするんだ!って、会社に依存せずに自分で何かをやってる人たちっていうのは、より独立心が強まると思うので、なのでSNSで独立とかフリーとか転職を謳うっていう流れになるのは自然なことかなあと思ってますね
じゃあ今後もそういう流れは増えていくって感じでしょうか?
増える、と言うよりは僕の感覚では元から多いっていう認識で。同期も3年で半分いなくなりましたし、転職って言うのはもともとこの業界多いんですよ、離職率も高いですし
同期が3年で半分ってすごいですね、自分の会社は10年で半分でしたけど(笑)
ただ、会社で成果が出せなくて・出なくて。。。と言う残念な転職、っていうのかな、決してそういう転職では無くて、SNSで自分の言葉で発信されている人たちの転職とか独立、と言うのは確かに新しい動きだと思います
なるほど、SNSされている住宅営業の方は、会社に依存せず、自分の言葉で発信されている(方もいる)、と言うのがポイントですね
ハウスメーカー、住宅営業マンとSNSの関わり方
そしてSNSを意識した営業って言うのはここ3年くらいで意識されるようになってて
へえ、それって具体的に何か話しあったりします?
3年前って上司からそういうSNSについて何か触れるってことはまずなかったです。しかし、最近は各社がインスタライブやったりとか、SNSで発信したりとかってのも当たり前になってきていますよね
あー確かに
住宅系インフルエンサーの人たちがSNSで自社について良く言われてること、悪く言われてることについて、そういう発信も押さえた上で接客に臨むように!なんて上司の指導も出るようになってきました
なるほど、上司がインフルエンサーのSNSの発信内容を押さえなさい!っていうのは斬新ですね
そう言う所が最近大きく変わってるところですね
でもみのさんが今勤めているピィ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!(ハウスメーカーの名前が入る)を含めて大手ハウスメーカーでは、勤め先を出したり自分の名前を出したりしてSNSを発信するのは基本禁止ですよね?
絶対駄目ですね
どうしても企業側としては、個人SNSで企業名を出しての発信というのはやっぱり禁止してしまうもんなんですかねえ
僕は個人的にはどんどん解禁すべきだと思ってて、不動産屋さんとかは店舗によってはスタッフ紹介とか、自分たちの簡単なプロフィールが載ってたりとか、ブログやってるのも結構あるので、住宅営業マンも顔が見えるようするべきだと私は思ってはいます
ただ、まあ、色々な人がいますからねえ(笑)
その一方で、結構やっぱ住宅営業マンってモラリティの低い人が多いので(※いちおうみのさんの個人的な感想、という認識で皆さま宜しくお願い致します(笑))
(爆笑)そうなんですか?
SNSを全員に解禁すると、SNSの感覚(リテラシー)とかもない人がそこそこいるので、企業にとって危ないシーンも増えるので、会社としては一律禁止にするっていうのも致し方ないな、っていう感覚ですね
そうなっちゃいますよね、ネットリテラシーのない人間が複数名いるんだったら、教育するのも面倒くさいから、いっその事みんな禁止にしちゃえみたいな感じになっちゃいますよね
そうですね、やっぱり大きい会社になると1000人超える営業マンがいるので、その中には当然何人も、こいつ本当に大丈夫???みたいな人はいるはずですから
うんうん、いそうですよね
その人の発信が拾い上げられて、大炎上するのがSNSの怖さなので、やむなしかなと思います
今現在、施主の方って家づくりもSNSで情報収集されてる方が増えてきているので、ハウスメーカーの公式アカウントとか、営業所のアカウントとかで、自分たちの家づくりへの思いとか、理念とか、得意分野とか、施工事例とか、ニーズのある部分もどんどん情報発信していくと、その情報を得た施主から問い合わせが増えると思うので、成約率も上がるんじゃないかって思うんですけどねえ。。。なかなかそんな未来は簡単には来ないですかねえ。。。残念です
今後の住宅業界、どう変わるべきか?
それではまたちょっと話の趣旨を変えまして。住宅業界についてなんですけど、ふわっとした聞き方で恐縮ですが、みのさん的にはどう変えたいとか、どう変わってほしいとか、ありますか?
そうですね、僕がこの転職エージェントになる、というところで言うと先ほども出た「キャリアパス」っていうところがずっと12年間勤めていて疑問だったんですよね
ほほう、どんなところがですか?
マネジメントにも回れるのはピラミッドの本当頂点の方の人たちだけなので、ということ考えると、住宅営業マンに学び直しの機会が極めて少ないんですよ
なるほど、そうなんですね
大きい会社とか勤めてると、ジョブローテーションとかで違う仕事ができたりするじゃないですか。でも僕たちって大体どこの会社でも住宅営業で入ったらずっと住宅営業なんですよ
ええーっ、そんなもんなんですか?
中には他の事業部があって他の事業に携われるケースがまれにありますが、そういう稀な会社でもない限り、基本的には希望しない限りはずっと住宅営業なんですよ
うんうん
そうなると、20代のうちに勉強して30代になって結婚して子供も出来て自分家を建ててってなると、お客さんと共感し合えて家を売りやすくなるんですけど
そうかそうか、なるほど
40代超えてぐらいから自分の器やキャリアの限界が見えてモチベーションが下がって、20代で学んだことから段々ピントがずれてきて、数字が下がるっていうのがもう当たり前のようにずっと続いているんですよね
自分の成功体験や価値観が、だんだん時代からずれていく、みたいな感じですかね(うちの会社の上司も20年前の成功体験を自慢げに語る人今でもいるからなあ。。。もうそんなの通用しませんよって話なんだけど)
なのでその数字(成績)が落ちないような、学び直しをしたくなるような仕掛けとか、あとやっぱり30代40代になって自分にスキルがついたときに、その若手と一緒になってモデルハウスにいるんじゃなくて自然と紹介が入るようなそういう仕組み作りだったりとか
うんうん
そういったところを会社が支援していって、住宅営業マンで50代になっても楽しく働けるような、そういう制度応援をしてあげるような流れができていけばいいなあと思ってます
なるほどですね、僕の業界でも結局いろいろあって一生平社員で終わっちゃう人も一定数いるんですよ。それはやっぱりみのさんが言うようにキャリアパスを見通せなくなっていてそのまま埋もれてしまうのかもしれない
うんうん
会社の問題だけでなく、本人の問題もあるのかもしれないけど。そういう問題っていうのはやっぱり自分の業界も似たような問題を抱えてますよね
そうなんですね
おっしゃる通りで、ヒエラルキーの上の方に行くなんてごく一握りですよね。従業員は何千人、何万人っているのに、もうトップになれるのって本当にもう0.何%とかの世界なので
うんうん
みのさんが言われてた学びを支援するとか、学び直しの機会とか、聞いててなるほどなっていうのは思いました。住宅業界だけじゃなくてひょっとしたら他の業界でも似たような問題というか構造を抱えてるってのはあるかもしれないですね
なので、やっぱり職場が変わったりとか、何かしらガラッと環境が変わらない限りは、人ってモチベーション高く学び直すことってないと思うので、それが住宅営業も結構難しいなって思ってます
だから転職エージェントにみのさんは変わるのか!
なるほど、だからこれからみのさんがやろうとして「転職エージェント」っていう職業に繋がっていくっていう事ですよね
そうですね。なので、まず最初にまず「①家が売れるようなスキルを習得する段階まで引き上げる」っていうのが自分がしていきたいことだし
はいはい
そこでもちょっと駄目かな、と思う場合は「②業界内での転職を紹介・斡旋」して、環境ががらっと変われば、学び直しもしていかないといけないと思いますので、会社自体を変えてしまうのもひとつだと思います
なるほど
それでもちょっと厳しいかなっていうのであれば「③業種・職種を変えていく」っていうのも提案になってくると思うので、その3段階で応援していきたいなと思ってます
なるほど、それで転職エージェントになるわけですねえ
(次回へ続く)
という事で「住宅営業マンのみのさんに聞く」編はここまでとなります。
うまい具合に、みのさんが転職エージェントに変わる理由の
「さわり」も出てきたので
次回からは「転職エージェントになるみのさん」への
質問をバシバシしていきたいと思います。
。。。しかし、みのさんもかっこいい事言ってますけど
転職したら、サラリー、下がるんじゃないんでしょうか?
ご家族の理解は得られたのか?
まーたそんな下世話な話から
みのさんを攻めて見たいと思います(笑)
次回「住宅営業ですがもうすぐ転職エージェントになるみのさんにインタビュー(5)」
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ちょっと話を変えて、最近TwitterとかYouTube等のSNSで、住宅営業されてる方が独立とかフリーになる、まあみのさんもそうなんですけど、何か新しいことをします!って情報発信と言いますか決意表明と言いますか、そういう方が増えてきてるように感じますが、そのようなムーブメントについてみのさんはどう思われてますか?