おう、俺だ(@eightblog_hachi)
いや~久々スゴい決勝戦だったな。
正直、後半30分くらいはちょっと寝かかってた
時間帯もあったんだが、そこからまあ
あんなドラマが待ってようとは
あまりに出来過ぎていてマンガ家でも書かないような展開だったな。
ま「小説は事実よりも奇なり」とはよく言ったもんで
今回の決勝は本当にそんな展開。
そこにメッシを中心とするアルヘンと
エムバペ中心のレ・ブルーの戦いが
この決勝のストーリーの盛り上げに
花を添えていたことは間違いないな。
それでは、誰も読んでいないだろうけど
歴史に残るであろう決勝戦
アルゼンチン対フランスの試合を総括しよう。
ちなみに今までの記事はコチラから。
それでは、早速始めるとしよう。
ワールドカップ決勝戦 フランス対アルゼンチンを個人的感情込みで振り返る!
始めるぞ、ついて来い!
Contents
フランスVSアルゼンチンの決勝戦を総括
前半
フランスは予想以上に動きが悪いように見えた。
アルゼンチンよりスケジュールが厳しく
疲労の蓄積も見て取れた。
しかし、フランスが精彩を欠いたのはそれだけではない。
アルゼンチンのスカローニ監督は
しっかりフランス対策をやってきた。
まず、ディ・マリアを先発させ、4-2-3-1(4-3-3)を採用した事。
これでフランスの右サイドにディ・マリアを対峙させ
クンデを守備に追いやった。
またマク・アリスターは徹底的にグリーズマンをマンマーク。
フランスのキーマンに仕事をさせないように指示した。
アルゼンチンの右サイドは
デ・パウルとモリーナが連動して
対峙するエムバペとテオ・エルナンデスを抑え
必要とあらばエンソ・フェルナンデスもカバーとチェックにに入る。
古典的だが短期間で最大の成果を出せるのは
執拗なマンマークなのは昔も今も変わらない。
このグリーズマンというキーマン潰しのスカローニの采配で
フランスの攻撃陣の分断に成功。
そして、スカローニはここまで読み切っていたのか?
マク・アリスターがグリーズマンのマンマークに入った事で
比較的に自由にプレーが出来ていた右ウイングのデンベレが
プレーの精彩を欠いていた事。
こいつは放置しても大丈夫と踏んだのだろうか?
そして、フリーで受ける回数も多く
一番奮起しないといけないデンベレの出来が悪かったことで
前半のスタッツでフランスは「シュート・ゼロ」という
完璧な封じ込みを見せた。
そしてアルゼンチンは左ウイングに入った
ディ・マリアのプレーが素晴らしかった。
先制点となるPKの誘発。
そして、流れるような高速カウンターからの2点目を
素晴らしい決定力で沈め、全得点に絡む活躍。
2点目のカウンターを決めた後は
感極まって泣いていたディ・マリアを見て
俺もウルっとしてしまうあたり
自分も年を取ったなと思ってしまったもんだ。
こうして戦前に前半はフランスシュートゼロを
予測した人はどれくらいいたのか?
という程のフランスの出来の悪さと
アルゼンチンの出来の良さが好対照だった前半戦だった。
後半
本当は前半の部分で書かないといけない内容だが
フランス代表監督のデシャンは
前半41分、精彩を欠くデンベレに替えてコロ・ムアニ
そして目下4得点と好調とアピールしていたCFジルーを下げて
テュラムを投入するという荒療治にでる。
ジルーを下げるという判断はかなりの勇気が必要だっただろう。
前線のハイボールの起点を失う訳である。
前半にもヘディングで惜しいシュートも放っていた。
デンベレ程出来が悪いとも思えなかったが
躊躇なくデシャンは替えた。
もし、後半、マンマーク気味のアルゼンチンは
足が止まるのでそのためにジルーを下げてでも
俊敏性やドリブルのある選手を入れて
個人の突破からの守備のほころびを狙って
投入したんだとすれば、伊達に10年フランス代表監督
やってないなあ、と思ってしまう。
ポイチよ、これこそが「監督の采配」と言うものだ。
後半はやや膠着した展開に。
アルゼンチンは前半同曜
フランスの良い所を消すサッカーを目指し
ボールがない所でも必死にマンマークを続ける。
フランスは交代選手が反撃の糸口をつかもうとするが
このオプション、試したことないんだろうなあ
という気にさせるような攻撃の連動性が無く
フランスらしい攻撃は見られないまま時間が過ぎていく。
後半20分を過ぎたあたりから、これはメッシが有終の美を飾りそうだな
と多くの人たちが思いかけただろう。
アルゼンチンはディ・マリアを下げてアクーニャを投入。
守り切るぜこの野郎!メッセージをスカローニ監督は
アルゼンチンイレブンに送る。
しかし、この交代を見てフランスのデシャン監督は
ついに博打ともいえる交代を打つ。
マンマークに苦しんだグリーズマンをこれまた思い切って下げて
ドリブラーのコマンを投入。
そして左サイドバックのテオ・エルナンデスを下げて
MF登録のレアル・マドリ―所属のカマヴィンガを投入。
コマンはグリーズマンより1列前のウイングに入り
超攻撃的な4-2-4みたいな布陣を敷いて
アルゼンチンに詰め寄っていく。
アルゼンチンはフォーメーションを守備的な
4-4-2に替えてしまった事が逆に仇になってしまい
完全にフランスの攻撃を受ける格好になってしまった。
ここから数の圧力で徐々にペースをつかみ始めたフランスは
後半35分にコロ・ムアニの裏への抜け出しを
アルゼンチンがボックス内で倒してしまいフランスがPK獲得。
これをエース、エムバペが決め手2-1と1点差。
前半PKを決めて、ワールドカップの
得点ランキング6点で単独TOPだったメッシに
エムバペが並んだ格好になる。
そして圧巻だったのはその1分後。
コマンがメッシに中盤でプレッシャーをかけてボールを奪い
コマン→ラビオ→エムバペへと繋ぐ。
エムバペがテュラムにパス&ゴー。
これをテュラムはフライボールのワンツーでエムバペに返す。
このボールが浮いている瞬間、エムバペは全力で走りながら
ダイレクトでシュートを放つ体勢に。
このボールが浮いている瞬間
嗚呼、キャプ翼やジャイキリやアオアシだったら
キーパーの手をぶち抜いてゴールしちゃうようなシーンだよねえ
なんて思っていたら、マンガをも超越するような
美しいシュートのスタイル、そして弾道、球速
そしてGKマルティネスの手をぶち抜いて
ゴールマウスへと高速で突き刺さっていくボール。
これは恐らく全世界の視聴者の半数が叫んだはず。
そんなスーパープレーだったし、恐らく大会屈指(No.1?)
のゴールになるようなゴラッソだった。
恐るべしエムバペ。2分間で2得点。
フランスを地獄の入り口から連れ戻す事に成功する。
ここからフランスは怒涛の攻撃を見せて
アルゼンチンを押し込む。
何かがあればフランスが逆転しそうな空気が
ルサイルスタジアムを支配していた。
しかし、後半のアディショナルタイム8分も消化したが
両者無得点のまま、後半戦が終了する事となる。
激闘の延長戦、そして胸締め付けられるPK戦へ
延長戦
延長後半に試合が動く。
フリアン・アルバレスと交代で入ったラウタロ・マルティネスの
シュートをロリスが弾くがこぼれ球をメッシが押し込み
延長後半4分、ついにアルゼンチンが再び突き放す事に成功。
ここもアルゼンチンのエースメッシが決めたことで
これまた全世界が喜び・悲しみに暮れた瞬間だっただろう。
これで優勝はアルゼンチン・・・とはならない所が
今大会のすごい所。
今度はアルゼンチンのペナルティーエリア内。
エムバペのシュートがモンティエルの手にがっつり当たってしまい
PKの判定に。これをエムバペが沈め
土壇場でフランスがまた追いつく展開。
エムバペはPK2本を含むハットトリックで
またしてもワールドカップで8得点目。
得点ランキングのTOPに踊りでる。
スコアは3-3。両チームのエース
エムバペとメッシが3得点に絡む
本当にマンガのような展開で試合が進み
その後延長後半ロスタイムに
フランスのコロ・ムアニと
アルゼンチンのラウタロ・マルティネスに
あわや得点シーンの大チャンスが訪れるも
両方ともモノにすることが出来ず、3-3で決勝戦は終了。
勝敗の行方は胸締め付けられるPK戦に委ねられた。
PK戦
両チームのキッカー1番手は共にエース。
エムバペはこの試合3回目のPKとなるが
3本とも全て決めきる強心臓。
一方のメッシも2回目だが、コチラは
「コロコロPK」を決めきる強心臓。
両エースの見事なPK戦の開幕。
結果は2番手以降に委ねられることに。
ABEMATVで夏川アナの情報によると
過去ワールドカップのPK戦。
アルゼンチンは6回あって5勝1敗。
フランスは4回あって2勝2敗。
この実績がそのまま降りてくる結果となった。
メッシ、ついにワールドカップの栄冠を勝ち取る。
キャリアにワールドカップだけが足りない
とまで言われていた最後の栄冠を勝ち取り
間違いなくマラドーナを越えた
アルゼンチン最大のサッカーの英雄。
そして世界でも有数のサッカーのレジェンドに
名を連ねる、まさにメッシの大会となった
サッカーワールドカップ2022カタール大会は
ここに閉幕した。
強固に団結したアルゼンチンと団結しきれなかった?フランス
今大会、アルゼンチンが初戦でサウジアラビアに1-2で負けた時。
小生は「またか」と思ってしまった。
アルゼンチン代表はどうもこれまでも
ワールドカップが舞台となると
まとまりに欠けるのだ。
毎回毎回優勝候補に推されれば推されるほど
チームとしてのまとまりがない試合で
敗退していくのであった。
今大会のアルゼンチン代表もまたそうなのか
と思い、小生の中でアルゼンチンはベスト8までと予想した。
しかし、あのサウジアラビア戦後のアルゼンチン代表は
日に日に団結。
特に若手のフリアン・アルバレスやエンソ・フェルナンデスの
活躍もあり、アルゼンチンは戦える集団へと変貌。
最大のピンチだったベスト8オランダ戦も
PK戦で退けると準決勝はクロアチアに快勝。
日程の利点も活かし、36年ぶりの頂点に上り詰めた。
もちろんチームもメッシをリスペクトし
メッシもチームプレーに徹しアシストにも活躍。
文字通りベテランと若手が融合したアルゼンチン代表は
優勝するにふさわしかった。
そして気になるフランス代表。
彼らは1枚岩になれていたのか?
2つの画像を紹介して今回の記事を終わりにしたい。
エムバペ、ひとりだけ「徹底的な」マッサージ
延長戦に臨む前。
デシャン監督が円陣を組んでフランス代表に指示を出している時に
エムバペは3人からマッサージを受けていた。
ABEMAの実況夏川アナが「徹底的にマッサージを受けています」
と実況し、本田からいじられまくっていたが
上の状況、夏川アナの表現より違和感を感じた人は多いだろう。
この画像の左斜め後方で、デシャンは円陣を組んで激を飛ばしていた。
つまり、デシャンも他の代表メンバーもこの状況は知っていて
エムバペをエンジンに加わるような指示は誰も出さなかった
という事になる。
エムバペはフランス代表でも既に王様なのか?
ベンゼマのインスタの「興味がない」投稿と
このシーンが重なってしまったのは俺だけではないだろう。
次回予告
次回は今大会全てを総括!
アジア・アフリカは南米欧州に実力で近づいているのか?
初の冬開催ワールドカップはどうだったのか?
カタールでの開催はどうだったのか?
次回のワールドカップの出場枠についても触れていこう。
時間があれば(笑)
次回「サッカーワールドカップ2022カタール大会を総括!」
2026年こそはベスト8より上を目指して!!
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