建築日記第1話「やっぱりおうちたてようかな」はコチラから!

コロナウィルス第七波感染?騒動記その(4)[選択編]

今や人口の11人に1人が
コロナ感染経験者と言われている日本。

      

そんなコロナ第7波の終わりなきピークに起こった
ひとりのおっさんの話を聞いていただきたい。

       

経験された方はご存知かと思うが
これは個人の問題だけでは終わらない。
家族や会社を巻き込む、大きな問題へと
発展しかねない、由々しき問題である。

      

そこで経験した出来事や
心情を共有してほしくて
この番外編の筆を執る事にする。

     

ちなみに以前の記事を読まれてない方は
コチラのリンクからお読みいただきたい。

騒動記その(1)[疑惑編]

騒動記その(2)[露呈編]

騒動記その(3)[苦悩編]

煩悶

八郎「。。。発熱外来を受けて会社に報告してょうが良いのか?」

八郎「それとも、そのまま無理して、仕事を続けるべきか?」

嫁「。。。それって、普通は会社に報告なんじゃないの?」

        

刻は深夜3時。
コロナにかかっているかもしれない
不甲斐ない旦那八郎が、嫁を叩き起こし
自分が陥っているこのザマを
会社に報告すべきか否かを相談している状況。

        

自分でコロナを引き当てて、果ては夜中に嫁に相談。。。
なんとも救いようのない旦那である。
しかも、答えはある意味「1+1=2」であるのと
同じくらい明白な。。。
しかし、物事はそうも簡単にいかないから
「コロナ禍」という言葉が出来てしまった事を
今から皆さまにご覧入れたい。

      

八郎「まあ、マニュアル通りに行けばそうなんだけど」

八郎「仮に今日俺が、会社に『コロナになったかも?』と報告するとするよね」

嫁「うん。。。」

八郎「すると、たちまち、嫁ちゃんと三女ちゃんは『濃厚接触者』扱いになって」

八郎「自宅待機を命じられるわけよね」

嫁「うん。。。」

八郎「嫁ちゃん。。。職場は大丈夫なの?」

嫁「えっ。。。うーん、大丈夫か大丈夫か無いかと言われれば」

嫁「大丈夫じゃないと思うけど」

嫁「でもこれって今の日本がそうしなさいって言ってるんだから

嫁「そこで責任を感じる必要ないんじゃないの?

八郎「うっ。。。」

嫁「言われた状況になったから、言われたとおりの事をしました」

嫁「というように考えようよ。じゃないと気が持たないよ」

憐憫

嫁の言っていることはもっともだ。
自分がコロナにかかった(かもしれない)という事を申告して
周囲に迷惑をかけることを気に病んでいたら
それこそ身が持たないかもしれない。

      

事実、突然何の引き継ぎも無く穴を開けたら
果てしなく迷惑をかけてしまう事は
欠員のフォローに入っていた自分が良くわかっている。
言っちゃいけないかもしれないが
恨み節のひとつでも唱えたくなったこともある。

       

だがしかし!
迷惑をかけることを気に病まないといけない存在が
実はもうひとりいて、嫁には悪いが
嫁よりも多大な迷惑をかけてしまいそうな相手がいる。

      

八郎「嫁ちゃんにも申し訳ないと思う気持ちもあるけど。。。」

八郎「実は同じくらい気になっているヤツがいて」

嫁「え?誰???」

八郎「。。。それは。。。」

嫁「。。。(マサカベツノオンナトカジャナイワヨネ)」

八郎「三女」

嫁「三女ちゃん???って、あっ!!」

      

嫁も気がついたようだ。
そう、もしこのタイミングでコロナ感染を申告すると
一番迷惑を被るのは、他でもない三女かもしれないのだ。

      

もし、お年頃のお子さんをお持ちの方は共感いただけるかもしれないが
ピンとこない方の方が圧倒的に多いと思われるので
ちょっと説明させていただきたい。

空虚

2020年4月時点で
小6・中3・高3のお子さんをお持ちだった皆さまは
如何にその子たちが「辛い思いをしたか」
お分かりいただけるだろう。

       

日本でコロナのコロナ感染が取り沙汰されたのが
2020年の1月末辺りから。
この後、行動自粛の空気が一気に広まった。
そして、この行動自粛の流れは
我々社会人だけでなく
学校生活を送る子供たちにも
容赦なく課せられる事になる。

      

まず学校行事が悉く中止になった。
2020年4月時点で中3だった三女は
2020年2月に実施されるはずだった
修学旅行が中止に。
その後
✅クラス対抗スポーツ大会
✅体育祭
✅文化祭
✅中体連(部活動の大会)

など、いわゆる最上級生にとっては
「最後の」という枕詞がつく
全ての行事が中止になってしまった。

      

まさに「空虚の世代」とも言うべき
コロナウィルスの禍がもたらした
もっともとばっちりを受けた世代である。

      

そんな中、中体連の代わりに隣の中学校との
対外試合が組まれ、それを学校側も
親の観戦を許可する形で実施された。
密、今となっては懐かしい言葉だが
最後の我が子の雄姿をひと目、と
応援かけつけコートの周りを囲んで
半密になりながら(※女優の名前ではない)
見守っていたのは今でも覚えている。

      

そして、良く知っている隣中学校との試合は
100%盛り上がったかと言われれば
決してそんな事は無く、どこかシラッとした感じもあったが
子どもたちはそれでも一生懸命試合に打ち込んでいた。

     

そんな複雑すぎる、もやもやした空気が
コート及び周辺を支配していたが
何せ「原則保護者の会話禁止」だったもので
愚痴や気晴らしの冗談を保護者通しで交わす事も
出来ないまま対外試合は終了。
子供も親も、モヤッとボールを100個くらい
投げつけたくなったであろうくらい
モヤッとしたものを抱えたまま
コートを後にした記憶が、今でも鮮明に残っている。

察知

さて、前置きが長くなったが
そんな三女も高校入学後は徐々に活動も出来るようになり
特に2022年はほぼ普通通りに行事が行われることになった。

      

そんな中、運動部と文化部を掛け持ちしている三女は
来週に
✅高校紹介のスピーチ
✅演劇本番
✅運動部の試合
を控えていた。それゆえ
6月以降は普段の学業と上記の準備で
大人顔負けの殺人的スケジュールをこなし
その3つが1週間後に控え
結実の時を迎えようとしているこの瞬間に      

父親がコロナ感染を申告する事で三女の希望を叩き潰そうとしている訳である

あまり普段はだれかれに迷惑をかけることを
気にしない小生も流石にこれは気が引ける。
というか
「コロナになっちゃった、てへっ」
なんてマジで頑張ってきた三女の前では
死んでも言えないのである。

       

嫁「八郎ちゃんの言いたいことは分かった」

八郎「。。。わかってくれた?」

       

三女がこの7月の終わりの3行事に向けて
本当に真摯に向き合っていたことを
嫁をよくわかっている。
小生が何を言いたいのか察したようだ。

選択

選択肢は2つ。実にシンプル。

        

選択肢A。
「私はコロナにかかったかもしれない」
と社会に向けて報告すること。
これは自分の会社で家でなく嫁の会社や
三女の学校に報告する事も意味する。

      

選択肢B。
「具合が悪いのをひた隠して、気合で働く」
何事も無かったかのように働く
という選択肢もある。

       

選択肢Aを取ると
○小生の会社にコロナウィルスをバラまくことを防ぐ
×三女のこれまでの頑張りをすべて踏みにじる

選択肢Bを取ると
○三女は3つの行事に参加する事ができるかもしれない
(※三女がコロナウィルスに感染・発症しないことが条件)
×小生だけでなく嫁や三女のコミュニティにコロナウィルスをバラまき、クラスターを発生させる可能性がある

      

ナニコレ

どっちを選択しても絶望しかない

選択肢は単純。
社会を取るか、三女を取るか。
(▲実はそんな単純な話じゃないけど)
しかし、小生にとっては三女のこれまでの不遇
最近の頑張りを見てしまっているだけに
容易ならざる決断になってしまっている。

       

誰もが笑顔になる事は不可能。
みんなを救うのも不可能。
俺は、どうしたろよいのだろうか。
(次回へ続く)

        

どちらを選んでも地獄。
後悔しかない。
あなたはAとBのどちらを選びますか?

       

次回「コロナウィルス第七波感染?騒動記その(5)[絶望編]」

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