建築日記第1話「やっぱりおうちたてようかな」はコチラから!

第71話 そんなクレームはデマに過ぎません、信じないでください!

八郎だ(Twitter:@eightblog_hachi)
毎日の人も、久々の人も、初めての人も
ここへの訪問に深謝だ。
この物語は注文住宅について何の知識も無い夫婦が
思い立って注文住宅を建てようとしたら
どうなったのかを描いた「フィクション」だ。
良かったら立ち寄っていただきたい。

    

前回のあらすじ。

       

岡村工務店との2回目の打ち合わせ。
エイシンホームが岡村工務店の悪口を言って回ったり
見積もりがぼったくりだと触れて回ったり
挙句の果てには見積もり持ってきてくれれば
同じ施工内容で安くしますよ、と
敵意むき出しにしてくる理由を岡村営業に聞いてみると。

エイシンホームは岡村工務店内の
営業方針の違いから分裂した
後発のハウスメーカーである事が
岡村営業の口から語られた。
経営を乗っ取ろうとして失敗し、下野した人たちが
立ち上げたハウスメーカー。
道理で岡村工務店に敵意むき出しな訳である。

            

そして、岡村工務店の見積もりをくぐるエイシンホームに対し

「安すいのには、安いなりの理由がある」
「マイホームは一生に一度の買い物、よく考えてほしい」

と釘を刺してきた。
一見すれば、岡村工務店の負け惜しみのように聞こえなくもないが。

      

でも、それだけでは無いような気もする。
そんなザラついた気持ちになってしまった。

       

ちなみに最初からこの話を読んでみたい
という奇特な方にはこちらのリンクを紹介しよう。

それでは、今日も俺の家の話を始めよう。

エイシンホームの評判を検索

岡村工務店の提案内容は
「持ち帰って嫁と検討しで、また連絡します」
とだけ返答し、岡村工務店を後にする。
手にはしっかり、岡村工務店の間取り提案や
見積書を持ってきた。

        

岡村工務店に行く前までの当初の作戦は
この見積もりをエイシンホームに持って行って
更に安い見積もりをゲットして
嫁に●●地区の見積もり安いよ!
という話をするつもりでいた。

        

しかし、岡村工務店を後にして気になる事が出てきた。
それは「(エイシンホームが)安いのには安いなりの理由がある」
という岡村営業のひと言である。
商売はなんでもそうである。
安いのには安いなりの理由がちゃんと存在するのだ。
極まれに「利益度外視」みたいな売り方を
する場合もあるかもしれないが、そんなのは本当に例外中の例外。

       

基本は「安いのにはちゃんとした理由が存在する」のである。

         

しかし今回の買い物は、ちょっとした家電とかではなく
一生に一度の買い物になるであろうマイホームである。
岡村営業が忠告してくれたように
真剣に検討する必要があるのは間違いない。

        

そこで、エイシンホームとの打ち合わせの前に
「エイシンホームの評判」を検索してみる事に。

悪い評判しか出てこないのだが

早速、Google神に「エイシンホーム・評判」と入れてみる。

      

すると、その後に出てくるサジェストワードが
見事にネガティブなワードが上位3つに出てきた。

       

「悪い」「最悪」「クレーム」

          

サジェストワードが全てとは言わないが
上位3つがネガティブなワードで埋め尽くされたところで
岡村営業が言っていたことは
負け惜しみでは無さそうな気が強くしてくる。

          

とりあえずネガティブなワードでの検索を見てみると

       

✅安かろう悪かろうだった、いちからやり直したい

✅他のハウスメーカーと同じ施工内容で安くするという言葉を信じて契約したが内装が酷すぎた、基礎工事や他の工事も心配だ

✅住んだ後に施工ミスがあったのでやり直しを求めているがなんだかんだ理由を付けられ対応してもらえない

✅アフターケア・アフターメンテナンスが悪い、電話がつながらない、繋がってもまともに対応してもらえない

✅家を売るまではいい顔してくれるが、引き渡した途端冷たくなる

      

とまあ散々の書かれようであった。要約すれば
・工事が雑
・家を売った後は冷たい
・アフターサービスが悪い

と言う感じか。家は建ててからが長い。
こんな感じでアフターサービスでボロボロに書かれている
ハウスメーカーで家を建てていいのか、真剣に心配になる。

      

ネットの評判にも2通りの見方があるのも承知している。
1つは、良好な評判よりも圧倒的に悪評の書き込みが多いという事だ。
その傾向は、買いものが高額になればなるほど顕著になる。
況やウン千万クラスのマイホームともなると
お金のかかり方がハンパないので悪評も
最大級の悪評で書き込まれる。
おひれが付く、とまでは言わないが
いささか大げさだったり、誇張表現も入るだろう。

         

しかしもう1つの見方は。。。ずばり
「火のない所に煙は立たぬ」
である。クレームについてネットに書き込むのはごく少数。
そのクレームが発生した場合、類似のクレームが発生していることを疑え
が、営業の鉄則である。

        

書き込みの内容をすべて信じる必要はないであろうが
そういう傾向である可能性は高い
と言う認識は持つべきであろう。

ネットの評判をエイシン営業にぶつけてみた結果

エイシンホームの悪評を検索してしまった結果
打ち合わせに行く前からテンションがだだ下がりしてしまった俺。
価格が安くなることにどこか期待を寄せていたのだが
「安かろう悪かろう」の評判。
ファーストフードならそれでも致し方ないが
「マイホーム」ともなると、だよね~、と言う訳にはいかない。

         

これは。。。このネットの評判が本当なのか?
直接エイシン営業にぶつけてみるしかないだろう。
。。。まあ、本人、あっさり認めたりすることは無いだろうが。

         

エイシンホームの営業所を訪れる。
そういえば、エイシンホームは初めてだ。
集合住宅展示場では無く、ロードサイドに
ぽつねんと建っている営業所だ。
約束の時間5分前にドアを開けると
そそくさとエイシン営業が近寄ってきた。

       

エイシン営業「八郎さん、お待ちしてました!コチラっす」

八郎「はい。。。」

        
そうだった、この営業は微妙に若者言葉が抜けない若手営業だった。
時折見え隠れする若者言葉が非常に気になる(笑)

         

エイシン営業「で、岡村工務店さん、どうでした?」

        

着座するなり第一声がこれである。
あまりにがっつき過ぎと言うか、失礼と言うか。。。

        

八郎「まあ、それはおいおい。まずはエイシンホームさんの提案を拝見したいです」

エイシン営業「あ、そうっすね、えー、こちらです」

      

どれどれ。。。
見積書を見てみると。。。

土地代:430万円(55坪)
建物代:2700万円
諸費用:270万円
総合計:3400万円

となっていた。
土地代は7坪狭くなり20万のダウンだが
建物代が100万
諸費用が20万円増えて
トータルで100万円高、となっている。

        

八郎「むー」

エイシン営業「岡村工務店さん、安かったですか?見積もり拝見させてもらえれば、安くさせていただきますよ」

八郎「いや、その前に」

         

見積書をテーブルにおいて、エイシン営業を見つめなおす。
どうやら予定外の行動だったようで、ちょっと動揺している。

         

八郎「お聞きしたい事がありまして」

エイシン営業「はい、なんでしょう?」

八郎「エイシンホームさんの家、安かろう悪かろうって」

八郎「ネットでの評判を見たんですけど、本当ですか?」

エイシンホーム「」

          

一瞬、エイシン営業が怯んだように感じた。
その間1秒も無かっただろう。
しかし、そのわずかな間が、全てを雄弁に語っているように俺には思えた。

        

エイシン営業「いやいや八郎さん、そんなネットのクレーム、デマなんです」

エイシン営業「信じないでください!」

     

 

俺の新しい家の話、今日はここまで。

次回予告

エイシンホームのネットの悪評を
エイシン営業に聞いてみる八郎。

             

一瞬の間が空いた後
「ネットの噂はデマです、信じないでください!」
と断言したが、明らかに同様の色が見え隠れする。

         

エイシン営業、この後どう取り繕うのか?

        

次回「ネットの噂なんて信憑性無いですし、そもそも他社の工作なんです」

お前ら、家は「建てたい」と思ったときに建てておくんだな!

このブログはフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。尚、どこかで聞いたことあるような話もあるかもしれませんが、全て筆者の作り話ですので現実になぞらえて考えないようにお願いします。読んで気分が悪くなる方は読むのをお控えください。

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