建築日記第1話「やっぱりおうちたてようかな」はコチラから!

第96話 注文住宅における「仮契約」と「本契約」とはどのような違いがあるのか

八郎だ(Twitter:@eightblog_hachi)
毎日の人も、久々の人も、初めての人も
ここへの訪問に深謝だ。
この物語は注文住宅について何の知識も無い夫婦が
思い立って注文住宅を建てようとしたら
どうなったのかを描いた「フィクション」だ。
良かったら立ち寄っていただきたい。

    

前回のあらすじ。

キューブ営業は我々の譲れない条件である
「4000万円の予算内で注文住宅にを御社で建てる」
ためのとっておきの奥の手を披露。
それは、すでに3か月以上前に終売したはずの
最廉価モデルの商品を引っ張り出してきて
予算内にアジャストさせる
、と言うものだった。

しっかり上司にも許可をもらっているようで
「他言無用」の依頼まで。
キューブ営業の本気が伺い知れる。。。

       

と、ここまでは俺も前向きに考えてみようかな
と思わしめる展開だったのだが。

      

その後キューブ営業がゴニョゴニョ言い出した内容に
何とも言えないキナ臭さを感じてしまうのであった。

              

ちなみに最初からこの話を読んでみたい
という奇特な方にはこちらのリンクを紹介しよう。

それでは、今日も俺の家の話を始めよう。

そんなに早く決めってしまっていいのか

キューブ営業「ないぶん、終売した商品でございますので」

キューブ営業「なるべく早く決めて頂きたいです。。。」

八郎「早く決める、ってどれくらいですか?」

キューブ営業「そうですね、ホンネを言えば3週間」

八郎「さ、3週間っ!?」

キューブ営業「遅くとも1ヵ月で決めて頂きたい」

八郎「ええええっ(;´Д`)」

       

確かに3か月も前に終売となった商品を
引っ張り出してくれた事には感謝しかない。
この商品が、我々の懐事情を鑑みた場合
キーポイントともなるべく商品なのも理解できる。

      

だがしかし!
だからと言って、決定のリミットを
3週間から1ヶ月に設定されるのはそりゃどうなの?
しかも決めるのはマイホーム!
我々の終の棲家なのだ。

      

時間をかければよい家が建つとも限らないのは承知している。
しかし、3週間や1ヶ月で自分たちが納得できるのか?
いや、でも長期間家を探していても、我々が疲弊するだけかもしれない。
3週間から1ヶ月と言うのは、意外に「頃合い」なのかもしれない。
いやいや、やっぱりそんな短い期間で。。。

      

そんな「堂々巡り」が頭の中で繰り広げられていた。。。

更に奥の手

キューブ営業「。。。やっぱり、1ヶ月じゃ決めきれないですよね?」

八郎「えっ?」

嫁「えっ?」

         

またも、キューブ営業の想定外のひと言。
3週間から1ヶ月で決めろ!と突き放したかと思えば
3週間から1ヶ月じゃ決めきれませんよね?
と言ってみたり。この揺さぶりにも似た言葉かけの向こうには
何が待っているのだろうか?

      

八郎「そうですね。。。終の棲家とも言うべきマイホームを」

八郎「期限までに決めて、と言われても。。。」

八郎「ちょっと『ぐぬぬ』ってなってしまいますよね」

キューブ営業「ですよねー」

八郎「。。。キューブ営業ぉ『ですよねー』って言っていただいた、という事は」

八郎「何か『救済策』とか『奥の手』みたいなのもを用意していただけている、とか?」

キューブ営業「うーん。。。救済、と言えるかどうかはわかりませんが」

キューブ営業「『奥の手』と言いますか『形式的』な手段は用意しています」

         

なるほど、このキューブ営業。
自分で策を持っているのか、上司から授かったのかは知らないが
なかなかに揺さぶりが上手い。しかも悪くない揺さぶり。
それならいいかもしれないね、という前向きな揺さぶりだ。
時に営業は「追い込むための揺さぶり」をかける時もあるが
このキューブ営業はそれに比べれば優しい揺さぶりだ。

       

俺はこの時、勝手にそう思っていた。

        

八郎「で、キューブ営業、その『奥の手』とはどんな方法なんですか?」

キューブ営業「はい、それは『仮契約』ですっ!」

八郎「」

嫁「」

     

か、かりけいやくぅ

また、一気にうさん臭いワードが出てきた。
完全に俺たちを囲い込むための手段としか思えない。

       

キューブ営業「あ、仮契約って聞いて、いやーな感じがしたでしょ?」

八郎「まあ、正直、そう思ってしまいました」

キューブ営業「たぶん、八郎さまが思われているのとは違うと思います」

八郎「じゃあ、仮契約って、どんな感じになるんですか?」

キューブ営業「まず、仮契約を結ぶ際にお金は一切いただきません」

八郎「えっ?そうなんですか???」

キューブ営業「他社さんはお金を取る所もあるみたいですが」

キューブ営業「うちは、そういうのは一切頂きません」

八郎「あー、それを聞くと少し安心しますね」

キューブ営業「そうでしょう?あと、仮契約はいつでも解除できます!」

八郎「えっ?そうなんですか???これまた意外な」

キューブ営業「はい、他社さんはどうか知りませんが」

キューブ営業「弊社の場合、例えば今日仮契約を結んだとしても」

キューブ営業「明日、解除する事も全然可能です」

       

なんか、この話を聞いていると、キュービックホームとの仮契約も
悪い感じがしない気がしてきた。
果たして、本当にそうなのだろうか?

仮契約と本契約の違い

八郎「そうすると、仮契約と本契約の違いって何なんですか?」

キューブ営業「そうですね、これも他社さんでは細かく内容が異なると思うので

キューブ営業「弊社の場合で話をすると、本契約となってしまうと、手付金も発生しますし」

キューブ営業「八郎さま都合で契約解除する場合は『違約金』が発生しますので」

キューブ営業「本契約をする場合は充分注意されてください、と言っても」

八郎「???」

キューブ営業「本契約の話になるころには、殆どのお客さまがうちで建てる気持ちで固まっていますので」

キューブ営業「本契約をしなかったり、キャンセルになったり、という事はほぼ無いですね」

八郎「逆に『仮契約』時のメリット・デメリットってなんですか?」

キューブ営業「そうですね『仮契約』いただいたお客さまは」

キューブ営業「弊社で建てたいと思う意思を明確にしていただけてるので」

キューブ営業「より、サポートにも力が入ります」

八郎「サポートに力が入る、の内容をを具体的に教えていただけますか?」

キューブ営業「今回の八郎さまの件で言えば、この終売した商品」

キューブ営業「『ピュリス』の検討機関を先延ばしにできます」

八郎「どれくらい?」

キューブ営業「3か月は待ってもらえると思います、本当に建てていただけるのであれば」

キューブ営業「もっと時間に都合も付けられます」

八郎「なるほど。。。そのための仮契約、って訳ですね」

キューブ営業「八郎さまの場合、ここのメリットが大きいかと」

八郎「他にメリットは何かありますか?」

キューブ営業「はい、普通のお客さまより、仮契約いただいたお客さまには」

キューブ営業「新しい土地の情報を先にお伝えします」

八郎「なるほどぉ、それはメリットですね、逆にデメリットは何かありますか?」

キューブ営業「はい、他社さんとの同時並行の打ち合わせは止めていただくことになります」

八郎「。。。なるほど、そう来る訳ですね」

       

俺の新しい家の話、今日はここまで。

次回予告

まずは、3か月前に終売した安価な商品を引っ張り出してきて
予算に近づけてくれるように計らったかと思えば
1ヶ月で決めろと迫ってみたり。

        

そうかと思えば、1ヶ月じゃ決めきれないかもしれないので
「仮契約」すれば3か月まで伸ばせますよ、と良いことを推しておきながら
他社との同時並行での打ち合わせの押さえつけにかかるキューブ営業。

       

自分の組み立てたのか、上司の入れ知恵なのかわからないが
このキューブ営業、なかなかの曲者であることはわかった。

       

しかし、相手のペースに乗せられてばかりもいられない。
自分も言いたい事はしっかり伝えて
自分のペースで家づくりしたい事を伝える。

      

それが、キューブ営業に通じるかどうか。 

                 

次回「他のハウスメーカーと同時並行で打ち合わせした方が良いと思う理由」

お前ら、家は「建てたい」と思ったときに建てておくんだな!

このブログはフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。尚、どこかで聞いたことあるような話もあるかもしれませんが、全て筆者の作り話ですので現実になぞらえて考えないようにお願いします。読んで気分が悪くなる方は読むのをお控えください。

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