建築日記第1話「やっぱりおうちたてようかな」はコチラから!

第54話 完成見学会の提案受けていいのか?デメリットを考えてみる

八郎だ(Twitter:@eightblog_hachi)
毎日の人も、久々の人も、初めての人も
ここへの訪問に深謝だ。
この物語は注文住宅について何の知識も無い夫婦が
思い立って注文住宅を建てようとしたら
どうなったのかを描いた「フィクション」だ。
良かったら立ち寄っていただきたい。

    

前回のあらすじ。

        

嫁の本命ハウスメーカー
ネオアーバンハウスとの打ち合わせ2回目。
我々の担当であるアーバン所長に
「本当にツイてますね!!」
と絶賛されるよくわからない状況だったが
提案を見ておおー
設備や外構を見ておおおっ
見積もり概算は我々上限の3500万
(ただし税抜きだけど)
そして値引きは何と500万強っ!
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
というような信じられない展開に。

しかしこの超高額値引きの条件と言うのが。。。

      

ちなみに最初からこの話を読んでみたい
という奇特な方にはこちらのリンクを紹介しよう。

それでは、今日も俺の家の話を始めよう。

完成見学会と各種SNSの配信をされてしまうかもしれない

八郎「。。。ちなみにこの値引きの条件って何なんですか?」

アーバン所長「いや、そんな難しいことじゃないです」

八郎「はあ」

アーバン所長「完成見学会をさせてもらいたいんです」

八郎「カ、カンセイケンガクカイ?」

嫁「」

         

俺は完成見学会の意味が分からなくて
オウムになってしまったが
嫁は表情がロコツに曇っていたので
完成見学会の意味が分かっていたのだろう。
間違いなく嫁は乗り気ではない。

         

アーバン所長「いや、八郎様の新居を1ヶ月ほど」

アーバン所長「一般に公開してもらいたいんです」

八郎「こ、公開ですか。。。」

アーバン所長「はい、後新居完成会は、弊社インスタアカウントでライブで配信後」

アーバン所長「一定期間、YouTubeにもアップさせてもらいます」

八郎「インスタライブ。。。YouTube。。。」

嫁「」

         

なんだろう、この気持ち。
なんか秘密、ではないけど
自分たちの大事なものを第三者に
勝手に公開しますからね!
と言われているような気分。

       

しかし、その代償は500万円の値引き。
かっちょええ設備が使えて
かっちょええ外観の家に住める
これはこれで魅力的な提案のような気もする。

提案されている土地はどこなのか

と、ここまで衝撃的な提案
衝撃的な値引き、そして
かなり気になる条件を出されて
肝心な事を忘れていた。

        

この提案、土地を含む総額が提示されている。
と、いう事は!土地も提案されている事になる。
いったい我々のマイホームは、どこの土地に
提案されている物なのか?

        

八郎「所長、ちなみにこの家が提案されている土地って」

八郎「いったいどこになるんですか?」

アーバン所長「はい、ここから車で15分くらいの」

アーバン所長「超大規模分譲地になります」

八郎「!!!」

嫁「」

       

なんと!職場でも噂になっていたあの
200戸強の家が建つと言われている超大規模分譲地。

この土地は、坪単価はリーズナブルかもしれない
と言う噂だが、公共交通機関へのアクセスも決して良くなく
商業施設なども近隣にはない、等色々と不便な面もあり
我々としてはあまり良い印象の無い土地でもある。

        

アーバン所長「そこにわが社第1号の家という事で」

アーバン所長「大々的に宣伝させてもらいたいんです!」

アーバン所長「もちろん、公開するにあたり設備なども」

アーバン所長「この価格ではありえないような設備を導入させていただきます」

アーバン所長「他にも電子錠やエコキュートなども付けさせていただきます!」

        

なるほど。
超大規模分譲地の1号邸という事で
広告塔の役割を果たせという事なのだろう。
1ヶ月一般公開する、SNS等にも掲載する
だから500万値引きするよ
その代わり、かっちょよくするよ
設備も豪華にするよ、それでどうよ?
という事なのだろう。何となく提案の中身が分かってきた。

完成見学会を引き受けるデメリット

しかし「うん、わかった!」とあっさり受けていい物なのか?
そんなわけ無いはずだろう。
どんなリスクがあるのか。
今、思いつく限りのリスクを考えて
アーバン所長に聞く必要がある。
実際に完成見学会を実施してダメージを被っても
泣き寝入りになる事だけは避けねばならない。

         

八郎「例えば、完成見学会をしてですよ」

アーバン所長「はい」

八郎「やんちゃな子どもがどったんばったん跳ねて」

八郎「床や壁を傷つけたりしたらどうなるんですか?」

アーバン所長「はい、もしそのような個所があれば」

アーバン所長「当該箇所のフローリングやクロスは無償で張り替えます」

八郎「。。。例えば入居後にキズを見つけて」

八郎「これは、明らかに自分たちがつけたキズじゃないって場合はどうなんですか?」

アーバン所長「。。。それは「キズが見つかった」という報告のタイミングにもよります」

アーバン所長「入居して半年後に。。。となると難しいかもしれないですが」

アーバン所長「入居後1週間とかであれば、対応させていただきますよ」

        

なるほど、完成見学会で一般公開した時に
見学した客が傷つけたりした場合は
ネオアーバンハウスの方で無償で
修理・修繕してくれるようだ。
。。。だがしかし!
そもそもそんな傷ついたりするような客を
野放しにしないような対策は取られているのだろうか。

      

八郎「そもそも論ですけど、一般公開した時に来る客に対しての」

八郎「新居を傷つけないために、大事に扱ってもらうための」

八郎「ネオアーバンハウスさんの対策みたいなのは無いんですか?」

アーバン所長「はい、来訪者にはスリッパ履きと手袋の着用が無いと内覧は出来ないようにしています」

八郎「子どもがどったんばったん跳ねまわったり、鬼ごっこを始めても」

八郎「スタッフは注意してくれますか?」

アーバン所長「。。。はい。程度にもよりますが注意させていただきます」

八郎「その父親が香●照之や遠●憲一や竹●力みたいなコワモテの人でも?」

アーバン所長「も、もちろんですよ、注意させていただきます」

       

本当だろうか、
一般公開した時に訪れる客と言うのは
ひょっとするとネオアーバンハウスにとっての
「未来の施主」になる可能性がある訳だ。
そんな可能性がある客の子どもを叱れるだろうか?
いや、出来るはずがない。

        

気持ちいいくらいの反語表現が出来るほど
営業が客の子どもを叱る可能性は無に等しいだろう。
子どもがトイレでう●こしたり
ドアに飛び膝蹴りでもしない限り
容易に叱らない事は想像に難くない。

        

一般公開や完成見学会を実施することは
まあまあリスクを伴うだろう。
しかも期間は1ヶ月である。
ある程度の傷などは覚悟しておかないといけないだろう。

SNSで新居を公開するリスク

嫁「値引きの条件のひとつにインスタやYouTubeで」

嫁「間取りを公開するっていうのがありますよね」

八郎「!!!」       

       

それまで食い入るように間取りを見つめいていた嫁が
急遽発言をしたのでちょっと驚いてしまった。

       

アーバン所長「そうですね、インスタライブやYouTubeは今や、家探しをしている人たちの」

アーバン所長「重要な情報取得ツールになっています」

アーバン所長「地味に宣伝効果が高いんですよ」

      

そうなのか。それは知らなかった。
インスタやYouTubeも今や立派な宣伝媒体な訳だ。
SNS恐るべし、である。

嫁「。。。値引きを減額してもらっていいので」

嫁「SNSへの発信は控えてもらえませんか?」

アーバン所長「いやぁーそれはちょっとぉ。。。」

アーバン所長「完成見学会とSNS発信込みでの500万円値引きですので。。。」

嫁「。。。」

        

嫁は、SNS発信を極端に嫌っているようだ。
何がそんなに気に入らないのか?
多少のリスクは抱えないと
500万円の値引きなんて
そうそうしてもらえるはずもないのに。。。

        

俺の新しい家の話、今日はここまで、

次回予告

リスクを取らないと500万円の値引きはしてもらえない。
そう腹をくくろうとしている俺とはウラハラに
嫁は新居をSNSで公開することに否定的な立ち位置のようだ。

        

そんな俺の思惑と嫁のポリシーが
ふたりの家づくりにおいて
決定的な距離を作る事になりかけている事を
この時まだ俺は感じ取れていなかったのであったのだが。。。

        

次回「何のためにマイホーム建てるの?お金のため?」

お前ら、家は「建てたい」と思ったときに建てておくんだな!

このブログはフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。尚、どこかで聞いたことあるような話もあるかもしれませんが、全て筆者の作り話ですので現実になぞらえて考えないようにお願いします。読んで気分が悪くなる方は読むのをお控えください。

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