建築日記第1話「やっぱりおうちたてようかな」はコチラから!

第55話 何のためにマイホーム建てるの?値引きのため?

八郎だ(Twitter:@eightblog_hachi)
毎日の人も、久々の人も、初めての人も
ここへの訪問に深謝だ。
この物語は注文住宅について何の知識も無い夫婦が
思い立って注文住宅を建てようとしたら
どうなったのかを描いた「フィクション」だ。
良かったら立ち寄っていただきたい。

    

前回のあらすじ。

        

ネオアーバンハウスの値引き500万円の条件は
「新居の完成見学会」と「インスタやYouTube等のSNSへの公開」

これに対して
高額値引きのため、ある程度のリスクは止む無し
と考える俺と
SNSへの情報発信に抵抗を示す嫁と
2極的な考え方に至っている事が明らかに。

      

このお互いの認識のズレが、幸せなはずの家づくりに
大きなミゾを作る事になろうとは。。。

        

ちなみに最初からこの話を読んでみたい
という奇特な方にはこちらのリンクを紹介しよう。

それでは、今日も俺の家の話を始めよう。

夫婦の意識の違い、感覚の差

嫁「。。。値引きを減額してもらっていいので」

嫁「SNSへの発信は控えてもらえませんか?」

アーバン所長「いやぁーそれはちょっとぉ。。。」

アーバン所長「完成見学会とSNS発信込みでの500万円値引きですので。。。」

嫁「。。。」

        

嫁は、SNS発信を極端に嫌っているようだ。
何がそんなに気に入らないのか?
多少のリスクは抱えないと
500万円の値引きなんて
そうそうしてもらえるはずもないのに。。。

      

俺には嫁がSNSで自宅を公開する事に
ためらいがある理由が理解できなかった。
瞬間的に視聴されるかもしれないが
その動画が5年10年後に視聴される可能性は極めて低い。
そこを我慢さえすれば、500万円の値引きが受けれる訳だ。

       

ちょっと我慢すれば500万円の値引き。
語弊を恐れずに言えば、4000万円の価値の家に
3500万円で住めるわけである。
ビンボーで少しでもローンの金額を減らしたい
我々にとっては渡りに船的な提案のように思えた。

        

八郎「嫁ちゃん、これは本当にまたとないチャンスだよ」

八郎「4000万円する家に3500万円で住めるんだよ」

八郎「外観もそうだけど、キッチンも風呂もトイレもかっちょええよ」

八郎「ここは充分に検討する必要アリだと思うけど」

           

そうたしなめるように言うと

       

アーバン所長「そうなんですよ!これは本当に千載一遇のチャンスと言っても過言ではありません」

       

と俺に乗っかるように嫁に詰め寄っていく。

       

だがしかし。。。
嫁は目を吊り上げてこう返答するのであった。

      

嫁「私は正直、完成見学会もSNSでの情報発信もどっちもイヤなんです」

八郎「」

アーバン所長「」

間取りをSNSに公開するという事は

嫁「ただ、完成見学会は。。。傷ついたところを修繕してくれるとか」

嫁「汚損・破損へのケアは考えてくれているから。。。嫌だけど。。。」

嫁「イヤだけど、我慢しようって思います」

八郎「(コクコク)」

アーバン所長「(コクコク)」

嫁「でも、どうしても我慢できないのが、自宅を公開する、というデータが」

嫁「いつまでも残ってしまう事なんです。完成見学会なら」

嫁「来た人の頭の中にしか残らないので」

嫁「時間がたてば見た人もみんな忘れると思うんです」

八郎「。。。」

アーバン所長「。。。」

嫁「しかし、インスタグラムやYouTubeに公開してしまうと」

嫁「自分の家の内部がずーっと画像や動画に残るじゃないですか」

嫁「あの人、ああいう家に住んでるんだ。。。ってリアルで見て思われたり」

嫁「ドロボーとか入らないだろうけど、ドロボーに間取りを提供しているようにも思えて」

嫁「自分の気持ちがどうしてもザワついてしまうんです」

八郎「。。。」

アーバン所長「。。。」

       

何て神経質な。。。
嫁の言い分もわからないでもないけど。。。
そんなこと言ってたらとても500万円の値引きは受けられそうにない。
何とか嫁を納得させる手立ては無いのか?
そう思ったときだった。

アーバン所長の「もうひと押し」が

アーバン所長「奥さま!でしたらですね」

     

それまで聞き役に回っていたアーバン所長が
突然、大坂の商人のような口調に。
どうやら巻き返しの提案をするようである。
ここは静観してみよう。

         

アーバン所長「こうしましょう!実は完成見学会では」

アーバン所長「ダイニングやリビングなどの1階主要部分には」

アーバン所長「実は家具も入れるんですよ、完成見学会に来れれた方や」

アーバン所長「SNSを見られる方に具体的なイメージを持ってもらうために」

アーバン所長「ダイニングテーブルには食器なんかも並べちゃいます、これもイメージの為に」

       

アーバン所長、何を言い出すんだろうか。
まさか、全部差し上げます、とか言っちゃったりするんだろうか?
流石にそれは無いか。
半額でお譲りします、みたいな感じだろうか?
そう、その時は思った。
しかし、ここでアーバン所長
役所広司も真っ青の熱弁で
とんでも無い提案をするのであった。

          

アーバン所長「このイメージで使われた家具やソファーなどを」

アーバン所長「全部差し上げます!」

八郎「!!!」

アーバン所長「色使いや価格帯など、ある程度制約は入ります」

アーバン所長「わが社のインテリア担当が選ぶ範囲内になりますが」

アーバン所長「範囲内であれば、奥さまで選んでもらった構いません!」

八郎「スゲー」

嫁「」

アーバン所長「いかがでしょうか!?」

          

アーバン所長キタ。
俺たちを殺し文句で絡め取りに来た。
。。。しかし、この条件、結構格別なんジャマイカ?
1階部分の1部家具までサービスとか言い出したぞ。
物にもよるけど、数十万円分くらいあるのではないか?
これは、家に興味が無い俺でも
なんか頷いてしまいそうな、アーバン所長の押しである。

値引きのために家づくりしているの?

八郎「嫁ちゃん、これは結構破格の条件のように感じるよ」

八郎「ここで頷けとは言わないけど、検討に値する提案なんじゃないかな」

        

アーバン所長の熱気に俺が押されてしまい
なんかここで契約してもいいような気がしてきた。
なんせ4000万円の家に3500万円で住めて
1階部分の家具などはサービスになる訳だ。
これは。。。控えめに言っても凄すぎる。
出血大サービスとはこのことを言うのだろう。
最近この表現は殆ど聞かなくなったが。。。

         

これは嫁も納得する条件だろう
そう思い、嫁を見ると小刻みに身体を震わせている。
これは、破格の条件に感動に打ち震えている。。。
と言う訳では無く。。。

        

嫁「みんな。。。わかってない。。。」

アーバン所長「えっ?」

八郎「えっ?」

       

何も分かってない男性陣。
嫁は声を振り絞りこう言うのであった。

       

嫁「値引きを増やしてほしいわけじゃない」

嫁「家をSNSで公開するのがイヤなんです。。。」

八郎「いや、それは分かるけど(←たぶん分かってない)」

八郎「ネオアーバンハウスさんも商売だし、値引きと引き換えに宣伝ツールとして使いたいわけだからさ」

八郎「4000万円の家に3500万円で住めて、1階部分の家具もサービスって」

八郎「この上ない値引き+サービスだと思うよ」

          

すると、嫁が声を振り絞ってこう言うのであった。

        

嫁「なんか、値引きしてもらうために家づくりしてるみたいになってる」

嫁「それって、なんか違う気がする」

八郎「」

         

俺の新しい家の話、今日はここまで、

次回予告

500万円の値引きに加え、1階部分の完成見学会で入れる
家具・インテリア類もサービスする。
範囲内でなら俺らで選択してもOK
という破格のサービス内容に
興味のない俺の方が心を動かされる。

        

しかし、嫁が求めているのは値引きとかそういう話ではなく。。。

       

ここに夫婦の家づくりの考え方に大きな溝が出現。
家づくりは中止になってしまう?

               

次回「家づくりで夫婦喧嘩!考え方が違い過ぎて家づくりは中止!?」

お前ら、家は「建てたい」と思ったときに建てておくんだな!

このブログはフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。尚、どこかで聞いたことあるような話もあるかもしれませんが、全て筆者の作り話ですので現実になぞらえて考えないようにお願いします。読んで気分が悪くなる方は読むのをお控えください。

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