建築日記第1話「やっぱりおうちたてようかな」はコチラから!

第66話 年を取った時に生活インフラの乏しい土地に住む問題点

八郎だ(Twitter:@eightblog_hachi)
毎日の人も、久々の人も、初めての人も
ここへの訪問に深謝だ。
この物語は注文住宅について何の知識も無い夫婦が
思い立って注文住宅を建てようとしたら
どうなったのかを描いた「フィクション」だ。
良かったら立ち寄っていただきたい。

    

前回のあらすじ。

岡村工務店に分譲地の残り一角を紹介してもらったのだが
その残り一角の土地は、分譲地のゴミ集積所があるだけではなく
調整池が隣の土地に設置されていたのであった。

その後も、岡村工務店は価格などの詳細な打ち合わせを
勧めてきたが、今日の所は一旦家に変える事に。
嫁が乗り気でなかった、と言うのが表向きの理由だが
自分の中に、ひとつ思いつくこともあり
嫁に、話をしてみようと思い、一時撤退したのでもあった。

        

ちなみに最初からこの話を読んでみたい
という奇特な方にはこちらのリンクを紹介しよう。

それでは、今日も俺の家の話を始めよう。

老後は自然に囲まれて住むのも悪くないんじゃないか

ゴミ収集車がある分譲地を見に行った夜。
改めて、我が家の「幸せな家づくり」を目指しての
作戦会議を挙行した。

         

八郎「嫁ちゃん、今日の土地、どうだった?」

嫁「どうだったも何も。。。無理でしょ?」

八郎「ああ、やっぱりそうだよね」

         

嫁は当然ともいえる返答をしてきた。
嫁の希望は利便性の良い土地。
今日訪れた場所は、お世辞にも
利便性に優れてるとは言えない場所だ。

         

しかし、ひとつ思うものあり
嫁に提案してみることにする。

          

八郎「でもさ、もう俺たち、子どもも育ちあがり」

八郎「後は、俺たちふたりで老後を過ごすことが主目的になるじゃん」

嫁「それはまあ、そうだけど」

八郎「小学校が近いとか遠いとか気にしなくてよいし」

八郎「ふたりだけだからさ、その辺を気にする必要がないし」

八郎「スローライフって言葉が好きな訳じゃないけど」

八郎「マイホームの予算面とか考えても、自然の豊かな土地を選んで

八郎「土地の価格を抑えて、建物にお金をかけて。。。」

八郎「っていう考え方もありかなあ、と思うんだけど」

老後、生活インフラの乏しい土地に住むという事

嫁「んー、八郎ちゃんの言う事もわかるんだけど」

        

嫁はたしなめるように静かに反対意見を出してきた。

         

嫁「今、結構便利の良いところに住んでいるからさ」

嫁「そこから不便なところに移り住んで耐えれると思う?」

八郎「ほら、住めば都って言うじゃない?」

八郎「要は慣れだと思うけど」

嫁「まだ健康で不自由なく行動できる内はそれでいいと思うんだ」

嫁「でも、私たちも老いてきて、段々身動き取れなくなると」

嫁「車とかも運転出来なくなるんじゃないかなあって」

         

むむっ、何とも後ろ向きな発想ではあるが
あながち間違った発想でもない。
むしろその通りかもしれない。
70歳になっても80歳になっても
運動機能はこれまで通り。。。
とはいかないかもしれないのだ。
そこは、全くの盲点だった。

        

しかし、これも考えようによっては。。。
であるかもしれない。
これだけネット社会も反映してきている訳だし
ネットで済ませられる用事も多いのではないだろうか?

        

八郎「買い物なんかは『ネットスーパー』でイケるんじゃないの?」

嫁「Z市の●●地区って、配送対象地域に入ってる?」

八郎「どれどれ。。。ポチポチ。。。あー、入ってない(笑)」

嫁「やっぱりぃ~」

八郎「でも20年後には入っているかもよ?」

嫁「そんなタラればの話なんて危険極まりないよ」

嫁「配送対象地域に入らなかったらどうするの?」

八郎「うーん。。。その時はその時で時代も変わっているかもしれないし」

八郎「その状況に応じて考えたらいいんジャマイカ?」

嫁「ええーっ、いい加減だなあ(-“-)」

         

まあ、この辺は性格の違いと言うか
考え方の違いと言うか。
俺の考え方が良い時もあれば
嫁の考え方が良い時もある。
結論、どっちもどっちで、片方が絶対的な正解と言うことは無い。
まあ世間的には、行き当たりばったりのB型気質より
しっかり下調べしてそれについての対策を考えておく
A型気質の方が、世の中からは歓迎されそうではあるが。

      

嫁「私が一番心配しているのは病院よ」

嫁「車で時間をかけていかないといけないとか大変でしょ?」

八郎「往診とかで対応してもらおうよ」

嫁「そんな、毎回往診してもらえるほど老後の預金ってあるのかな?」

八郎「ドキッ、で、でもオンライン検診とか」

嫁「本当に具合が悪い時にオンライン検診とかで悪いところ伝えられると思う?」

八郎「。。。言われてみれば自信ないね」

嫁「なんか私が我がままみたいな構図になってるかもしれないけど」

嫁「利便性の良い土地に住みたいというのは、そんな理由があるんだ」

      

嫁は、老後、生活インフラの乏しい土地に住むという事は
色々問題が出てきそうだ、という事を危惧しているようだ。
家を建てる上での譲れない条件としての
「立地」というのは嫁にとっては
非常に重要な要素なのだろう。

比較検討のためにもう1社話を聞きたい

嫁がこの土地で家を建てたくない理由は
「ゴミ集積場があるから」だけではなく
そもそもの「立地」が嫁の条件を満たしていない
という事はよくわかった。

        

しかし、以前から感じているように俺達には
圧倒的に「家づくりの情報」が不足している。
建物建てるのにいくらかかるのか?
まだ漠然と2社からしかもらっておらず
その2社とも話は打ち切っているため
これ以上の情報を得ることは出来ない。

        

情報を得るためには新しいハウスメーカーと
話を重ねていくしかないのである。

        

八郎「嫁ちゃんわかった!ここで家を建てることはまずしないけど」

八郎「家づくりの情報量が不足しているから、あの分譲地の他のハウスメーカーの土地が余っていたら」

八郎「そこの話も聞きに一緒に来てもらってよい?」

嫁「えーっ、興味もない家の話なんか聞きたくないよぉ」

        

ごもっともすぎるセイロンティーに耳が痛いのだが
しかし、どうしても来てもらわないといけない理由も
伝えないといけない。

        

八郎「でも、岡村工務店もさ、嫁ちゃんつれてくるまで話してくれなかったし」

八郎「夫婦で『家作りたいんですけど』オーラを出さないと」

八郎「話してくれない可能性が非常に高いと思うんだ」

八郎「岡村工務店とは、もうひとりで話しできるから」

八郎「条件もらったところで『サーセン』って断るから」

八郎「もう1社もらって、比較検討したいんだよね、だから付き合ってくれないかなぁ~」

嫁「。。。わかった、家づくりの情報収集のためなら仕方ないよね」

嫁「この情報収集で、本番に建つ家のプラス材料になるなら協力しないとねえ」

八郎「ありがとう!」

       

とまあ、ここまでは情報収集のために
ハウスメーカーを探す、くらいの感じだったのが
この後だんだん真剣モードになろうとは。。。
この時は予想すらしていなかったのであった。

        

俺の新しい家の話、今日はここまで。

次回予告

Z市●●地区の分譲地に嫁は住みたくない意思を
鮮明に打ち出し、ここでのハウスメーカー巡りは
あくまで情報収集のためとなりつつたった我が家の家づくりだが。

       

岡村工務店の他にもう1社話を聞きに行ったハウスメーカーの
営業に、いろいろと振り回されることになろうとは。。。

       

次回「他社の事を悪く言いまくる住宅営業登場で、何かが起こりそうな気配が」

お前ら、家は「建てたい」と思ったときに建てておくんだな!

このブログはフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。尚、どこかで聞いたことあるような話もあるかもしれませんが、全て筆者の作り話ですので現実になぞらえて考えないようにお願いします。読んで気分が悪くなる方は読むのをお控えください。

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