建築日記第1話「やっぱりおうちたてようかな」はコチラから!

第26話 ずーっと遊んでいた土地が近々巨大分譲地になるらしい?

八郎だ(Twitter:@eightblog_hachi)
毎日の人も、久々の人も、初めての人も
ここへの訪問に深謝だ。
この物語は注文住宅について何の知識も無い夫婦が
思い立って注文住宅を建てようとしたら
どうなったのかを描いた「フィクション」だ。
良かったら立ち寄っていただきたい。

    

前回までのあらすじ。

       

会社の同僚に、いろいろと
マイホームの話を聞いた。
だがしかし!
俺の気持ちは変わらなかった。
マイホーム不要論が覆るような
魅力的な話は無かった。
そんな話だったな。

という事で当ブログは25話をもって終了。
八郎の意思は固く、マイホームを購入しない
という意思は覆る事は無かった。。。

      

とはならないのは皆さんもわかっていると思うので(笑)

         

こんな茶番、いつまで続くの?
早く家建てろやコノヤローッ!
という読者の声が聞こえてきそうだが
もう少しお付き合いいただきたい。

       

嫁とマイホームの事でケンカしても
会社の同僚から、マイホームの素晴らしい話を聞いても
マイホームを建てようとは決してしない
天の邪鬼八郎。
彼は、今後、どのような運命を歩むのか?

         

それでは、今日も俺の新しい家の話を、始めるとしよう。

何も手が付かないまま、放置された土地がありました

「青少年自然の家」と言うのを皆さんはご存じだろうか?
ウィキに書いてあることを要約すると
義務教育に通う世代の子どもたちのための
教育施設である。昭和世代の人たちは
少なからずお世話になった事があるのではないか?
こちらは建物の老朽化と利用者の激減に伴い廃業。

              

その隣にはこれまた自治体が所有していた
レクリエーションセンターがあった。
これは体育館や、サッカー・ラグビー場等のスポーツ施設に
ミーティング等を行う会議室のような施設と
宿泊施設が存在していた。
こちらは民間に譲渡され、再出発を図るも
結局集客することが出来ずに廃業。

       

これらの老朽化した建物付き土地が
廃業後3年ほど放置されていた。
放置が1年を越えたあたりから
どうでもいい憶測が加速し始める。

・競馬場・競輪場などの公営ギャンブル施設になる
・民間が安く買いたたいてリゾートマンションにする
・そもそも買い手がつかない
・住宅地になる

等、色々な憶測が流れた。
実はどれも当たらずしも遠からずで
色々な検討がなされたらしい。

      

しかし、公営ギャンブル施設は今さら当たる訳もなく
地域住民の反発が予想される。
そしてその場所は
リゾートマンションという程リゾート地でもなく
(青少年自然の家があったくらいなので自然はそこそこあったが)
他に施設を残したままの土地に
民間企業の買い手がつく事も無く
結局、取り壊しまで自治体負担で
その後宅地として、ハウスメーカーに
売り渡す決定がなされたらしい。

200戸を超える超大規模分譲地になるという噂

そんなある日。
ついにあの放置された土地に動きがあった事を
モブ同僚がキャッチした。

       

モブ同僚「八郎さん、ついに動きありましたよ!」

八郎「は、なんの?」

モブ同僚「ほら、あの青少年自然の家とか宿泊施設とかが」

モブ同僚「放置されていた土地があったじゃないですかー」

八郎「あー、あったあった、もう3年近く放置されてるんじゃないか?」

モブ同僚「そうそう!ついに重機が入って、解体が始まったんですよ!!」

八郎「おー、マジか。という事はその後何になるか決まったんだろうな」

モブ同僚「どうやら宅地っぽいですね」

八郎「宅地。。。ってあんな広大な土地が宅地になったら」

八郎「100棟とか余裕で建つくらい広大なスペースだろう」

モブ同僚「はい、何でもハウスメーカーを大集合させた200戸規模の」

モブ同僚「超巨大分譲地になるらしいですよ」

八郎「マジか。。。そんな分譲地、聞いたことないぞ」

モブ同僚「あくまで『ウワサ』ですけどね。でも、火のない所に煙は立たぬって言いますし」

         

200戸規模とは相当広大な分譲地になりそうだが
果たして本当にそうなのだろうか?
商業施設とかも入ったりしないのだろうか?
まあ、どんな感じになるのか
会社の帰りにちょっと遠回りして
週1回その土地を確認することにした。

建物解体から分譲地の整地まで僅か4か月

それから週に1回、その土地の状況を見るために
会社の帰りに遠回りしてウオッチングを開始したのだが。
建物の取り壊しと整地は思いのほか早かった。

       

あれよあれよという間に老朽化した他物は壊され
あっという間に更地となっていく。この間約1ヶ月。
その後2週間ほどで整地され
そこから業者が測量に入り
それからあっという間にアスファルトの道路が敷かれ
区画整備され、気が付いたら4か月で
分譲地が出来上がっていた。

       

この頃には社内でもこの分譲地の事は
かなりの話題になっていた。
マイホームを探している連中は
この分譲地を有力候補に挙げていたが
社内の連中が分譲地内にひしめき合うのもなあ。。。
みたいな話も出て、お互い様子見の状態になった。

         

土地の価格はいくらくらいなのか。
言うて青少年自然の家があった場所である。
言葉は悪いが、まあまあ田舎だ。
ただ、俺の住んでいる地域は
がっつり車社会なので
公共交通機関を利用しなくても
生きていける人にはあまり
苦にならない土地環境でもある。
恐らくバスも1時間に1-2本程度。
最寄りのJRの駅までは徒歩30分強。

       

そんな土地なので坪単価は恐らく
10万~高くても20万行かないくらいだろうと
言うのが大方の予想。
ハウスメーカーを贅沢しなければ
3000万円で充分に家が建てられるのでは
という話になり、やはりここで建てようか。。。
と戸建てを狙っている連中の間では
垂涎の分譲地となったのであった。

ハウスメーカー20社がひしめく超大規模分譲地が爆誕

アスファルトも引かれ、分譲地の区分けも完了したのは
建物の取り壊しが始まってから4カ月足らず。
その後分譲地の入り口に巨大な看板が4つ建てられた。

      

その内3つは、分譲地の地図が。
総数は噂通りの250戸近く。
そして残りの1つはこの分譲地に入る
20社のハウスメーカーの紹介が。
20社のハウスメーカーは、超有名な
全国区のハウスメーカーから
聞いた事も無いような地場のハウスメーカー(工務店)まで。

      

言葉は悪いがピンからキリまで。
色々なハウスメーカーが入ったことで
選択肢も広がっていると言えば広がっている。
しかし、分譲地の土地番号で
建てるハウスメーカーが決まっており
自分の好きな土地に好きなハウスメーカーで
家を建てる事は出来ないようだ。

        

土地の場所を取るか
ハウスメーカーを取るか。。。
いずれにしろ、受付が始まれば
有名どころや評判の良いハウスメーカー・工務店から
次々埋まっていくのだろう。
250戸とは言え、あっさり完売してしまうのかもしれない。。。

       

しかし、俺には関係ないことだ。

        

分譲地にそびえたつ4つの看板を見ながら
この時俺は、他人事のようにそう思ったのを今でも覚えている。

         

俺の新しい家の話、今日はここまで。

次回予告

嫁との持ち家に関する喧嘩から始まり
会社の同僚の新築戸建て見学
そして、近場の土地に超大規模分譲地が爆誕。
と、小さなせせらぎが、少しずつ大きな流れに
なりつつあることを、この時、まだ八郎は知らない。

       

しかし、家でとある物を見てしまってから
この徐々に大きな流れに成りつつあることを
今更ながらに知ることになろうとは。。。

       

次回「見てはいけないものを見た?嫁のマイホームへの想い」

お前ら、家は「建てたい」と思ったときに建てておくんだな!

このブログはフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。尚、どこかで聞いたことあるような話もあるかもしれませんが、全て筆者の作り話ですので現実になぞらえて考えないようにお願いします。読んで気分が悪くなる方は読むのをお控えください。

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