建築日記第1話「やっぱりおうちたてようかな」はコチラから!

第25話 それでも俺がマイホームを買いたくないと思った理由

八郎だ(Twitter:@eightblog_hachi)
毎日の人も、久々の人も、初めての人も
ここへの訪問に深謝だ。
この物語は注文住宅について何の知識も無い夫婦が
思い立って注文住宅を建てようとしたら
どうなったのかを描いた「フィクション」だ。
良かったら立ち寄っていただきたい。

    

前回までのあらすじ。

        

同僚Fの新築戸建てを見に行った話。
最後は、家づくりにおいて
夫婦喧嘩したり、意見のすれ違いがあったりした場合
どのような対応・対処をしたのか

という話を聞いてみた。

まあごくごく当たり前の話だが
夫婦間のコミュニケーションがとても重要
という誰でも知っている結論だ。
誰でも知っているけど、でもそれが
実は結構難しかったりするから
家づくりというのは、難しかったりするのかもしれない。
そんな話だったな。

       

さて、10話ほど会社の同僚から
マイホームの話を聞いて
(時には投資用マンションの話も聞いて(笑))
俺の、マイホームに対する気持ちは変わったのか?

        

よし、家を建てるかっ!

      

そんな薄っぺらいご都合主義的な
進み方をこのブログではしてしまうのか?

       

それでは、今日も俺の新しい家の話を、始めるとしよう。

薄い布団、狭い寝床も気にならない?

とある日の夜。自宅の賃貸アパートの和室にて。
常夜灯が部屋をあいまいに照らす中
横では嫁が寝息を立てて寝ている。

        

俺は寝るタイミングを逃してしまったようだ。
ちょっとのつもりで見たYouTubeが
ついつい見過ぎてしまって
目が冴えてしまった。。。

         

スマホを布団に伏せて
あいまいに照らされている天井を見やる。
ふと、最近立て続けに話を聞いた
同僚Aや同僚Eの新築マイホームに
お邪魔したシーンが出てきた。

ひと通り回想した後は
今度は同僚Dのリノベーション物件の話
同僚Eの投資マンションの話も出てきた。

なんでこの数週間、マイホームの話を
ひたすら聞きに回ったのか?
それには、嫁とのマイホームへの
口論が引き金になったのか。。。

そう言えば、新築マイホームの寝室は
どこもゴージャスだった。
ホテルかっ!と突っ込みたくなるなる家もいた。
少なくとも寝心地はとてもよさそうである。

        

一方、我が家の寝床は和室の畳に布団がひとり1枚。
三男が小6になるまでは川の字で夫婦三男で寝ていた。
2LDK屋根の下に夫婦子供総勢5人なので
仕方のないと言えばそういう状況である。

       

正直、畳の上に薄い敷き布団1枚では
畳の固い感覚が背中に伝わってくる。
朝起きたら、背中が痛い事もある。

        

でも。。。じゃあ新築マイホームの
ホテルみたいな寝室が羨ましいか
と言われたら、そうは思わない自分もいる。
タダで手に入るならありがたいが
数千万の金額や長期間のローンを強いてまで
手に入れたいとは、どうしても思えない。
それは、マイホームに嬉々としている
同僚たちの表情や話を聞いても
俺の気持ちは変わる事は無かった。
それが、今回の収穫であり、俺が導いた結論であった。

人口は減るけど、家は。。。

引用:https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/special/future/sentaku/s2_1.html

固い話で恐縮だが、内閣府のデータの引用。
日本の人口は2013年の1億2730万をピークに減少。
2030年には1億1662万とマイナス1000万人となり
2048年には1億を割り込んで9913万人と予想。
わずか35年の間に、日本の人口は
3000万近く減る予測になっている。

       

この時俺の年齢は73歳。
恐らくこの世にはいないと思うが(笑)
まあそんな感じで日本の人口は急減していく予想だ。
しかし、人口は急減しても。。。
建て物は人口同様急減するのか?
そこが俺が立てている「仮説」である。

       

もちろん、人間にも寿命があるように
建て物にも耐用年数や実際の寿命というものもある。
しかし、人間の寿命は現代医学をもってしても
その年齢を今から更に急激に伸ばすことは難しいだろう。
(正味な話、仮に伸びたとしても経済的には厳しい未来が待っている)

      

しかし、建物の場合は耐用年数が来たり
寿命が来たとしても、補修することで
その寿命を延ばすことも可能だ。
もちろん、新しい建物に変わったり
全く違う住居ではない建物や
駐車場など住居ではない土地に変わる可能性もあるが
全部が全部そうなる可能性は低く
将来は住む場所を選ばなければ
住むところに苦労する
いうなれば「住みっぱぐれる」事は無いんジャマイカ?
と、割と楽観的に考えている人種だ。

      

我々いわゆる「団塊の世代ジュニア」世代までは
老人口ボリュームが高い世代なので
民間の老人ホームのようなビジネスが
今以上に活況になる可能性も高い。
しかし、それ以上に若者の人口増加の鈍化が
顕著化して、若者ひとりで何人の老人を支えるのか。。。
みたいなもう20年も前から言われている未来が
待ったなしの所までやってきているのも事実だ。

      

そうなると老々介護が当たり前の世の中となり
老人の住居にはある程度寛容な時代が来るのでは
とも勝手に思っている。
まあ、今まで述べたことは全部希望的観測でしかないが。

40過ぎて家を買ったらコスパ悪くないのか?

もうひとつ、俺がマイホーム購入に懐疑的なのはこれである。
       

マイホーム 買うなら早めに 買わないと
賃貸家賃 もったいないよ

八郎 心の句

まあこの心の句が俺の気持ちをすべて表している。
要は、マイホーム買うならさっさと買わないと
払い続けている賃貸の家賃がもったいない
というのが持論だ。

      

恐らくマイホームを建てるなら早く建てるべきだろう。
年齢もせめて30代まで。
賃貸に住むなら一生賃貸。
賃貸は賃貸のメリットもある。
恐らく40代にもなってマイホーム建てようものなら
賃貸のデメリットとマイホームのデメリット
両方取りみたいな、金銭的にも
全然面白くない状況になりそうな気がする。

        

そして、マイホームを建てようとしている人たちに
共通すること。それは。。。

子どもが小さい

これも、マイホームを建てる動機に入るのではないだろうか?
しかし、我が家の3男どもは、一番下も来年は大学受験だ。
少なくともウッドデッキでブランコして
喜ぶ世代でもない。
今更、マイホーム?という感じすらある。

老後も賃貸に住めるのか、という不安要素

まあ正直、この問題も無視はできない。
将来の色々な要素を鑑みると
俺個人は、将来は老人に対する賃貸事情は
現在よりは緩和されると踏んでいるが
もし、現在と変わらない場合は
将来老人になっても賃貸に住めるように
年金以外収入や預貯金を提示できるように
しておかないといけないとは思う。

        

しかし、だからと言って家を買うのは
そもそも本末転倒な考え方だろう。
40過ぎて35年ローンを組もうものなら
支払い終了は75歳より上。。。
果たして退職後にローンを返せるのか?

       

また25年ローンにして65歳で支払い完了に
設定した場合は、今度は
月々の支払いがやっていけるのか
それはそれで心配なのである。

       

とまあ、そんな事を色々考えると
この年でマイホームなんて
経済的にも精神的にも
いろいろと無理があると考えてしまう訳だ。

        

。。。そんな事を考えたら
余計に目が覚めてしまった。

        

嫁「スー、スー、スーzzz」

      

嫁は相変わらず気持ちよさそうに寝ている。
俺は布団に伏せたスマホを取り上げ
もう1回YouTubeアプリを開くことにした。

          

俺の新しい家の話、今日はここまで。

次回予告

そんな俺のマイホームはやっぱり買わないという
決意をよそに、周囲では大きな変革が始まろうとしていた。
運命の歯車が音を立てて回りだす瞬間でもあった。

       

次回「ずーっと遊んでいた土地が、近々巨大分譲地になるらしい?」

お前ら、家は「建てたい」と思ったときに建てておくんだな!

このブログはフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。尚、どこかで聞いたことあるような話もあるかもしれませんが、全て筆者の作り話ですので現実になぞらえて考えないようにお願いします。読んで気分が悪くなる方は読むのをお控えください。

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