建築日記第1話「やっぱりおうちたてようかな」はコチラから!

♭128 鶏のもも肉を食べた者はその味を忘れることが出来なくなる(2)

どうも!八郎です!!
(Twitter:@eightblog_hachi)
(ガーデニングや家庭菜園
家の事などくだらないことを
たまーにつぶやいていますので
よかったらブログ共々
ご笑覧下さいませ)

                  

久々の家ブログ記事となります。
新章「入居から3年経過した今、改めて住宅オプションについて考えてみる」
編をお送りしております。

       

って、じゃあ何でインドでトリニクなんだっ!?おうっ!!!
と詰め寄りたくなっていらっしゃる読者さまが
非常に多いのではないでしょうか?
(それ以前に誰も読んでないから詰め寄りたい人なんていない説もありますが。。。)

        

お詫びになりますが当ブログは約90%が
蛇足の記事で構成されておりますので
いつも通りの茶番でございます。
どうかお付き合いの程、宜しくお願い致します。

         

前回までのあらすじですが
突然、八郎が学生時代にインドに入った話が始まります(笑)
正味な話、昨日のブログだけ読むと
ここは家ブログだ!とわかる方は皆無かと思われます。

そこでツアコンとして同乗しているアニックという
日本語が出来るインド人とコルカタ
(旧都市名はカルカッタ)の
自由時間中にばったり遭遇。
インド旅行の感想を雑談チックに話していたら
アニックが突然

「インドのことわざの話がしたい」

という申し出が。
断る理由も無いので快諾。
果たしてどんな話が飛び出してくるのか?

       

それでは、続きをどうぞ!!

養鶏業者の父親を持つ兄弟

アニック「ハチロウさん、インドのことわざ、話してもいいですか?」

八郎「もちろん!」

アニック「鶏のもも肉を食べた者は、その味を忘れることができなくなる」

アニック「ということわざがあるんです」

八郎「へえ。。。」

       

インドのことわざなのでガンジス川並みの
壮大なスケールを期待していたのだが
何だかオチまでわかりそうなことわざに
ちょっと興醒めである。
しかし、何となくオチまで想像できそうな話ではあるものの
インドならではのスケールやオチがあるかもしれない。。。

         

八郎「わかったアニック。チャイを奢るから聞かせてくれないか?」

アニック「わかりました!」

        

屋台の店主に、アニックには1杯目の
俺には2杯目のチャイを注文。
アニックはチャイをひと口すすった後
話始めるのであった。

       

アニック「これは、養鶏業者を営む兄弟の話です。。。」

        

—アニックの話を物語風に描写—

これは、養鶏業者に生まれたふたりの兄弟の話である。
養鶏業者と言っても
日本のような養鶏場の狭い場所に鶏を並べて
ひたすらエサを食べさせる。。。
というのではなく広い土地に鶏を放ち
放し飼いにしながら育てていく
いわゆる「地鶏」を育てる環境に近い形の
養鶏業者だった。

        

兄弟は物心ついた時には
鶏が周囲から離れなかった。
家にいても鶏の声が聞こえ
外に出れば鶏の姿が視界に入り
オマケに食事も鶏である。
よくも悪くも鶏にどっぷり浸かった
生活を送る事になる。

         

必然、父親の仕事である養鶏の手伝いをするようになる。
日本で言う所の「食育」という食に関する教育を
早々から叩き込まれ、鶏があるからこそ
自分たちが生活出来ているという事実を知る兄弟。
そして、その生活が当たり前だと思いこみ
生活をしていく兄弟に異変が起きたのは
兄が思春期に差し掛かる頃だった。

貴重な動物性たんぱく質

兄はいつの頃からか、鶏肉の味がワンパターンすぎて
辟易しだしてきていた。
食事とはこんなものだと、自分に言い聞かせる一方で
毎回出てくる、鶏肉の繊維質の感じや
パサパサした食感に、ウンザリしていた。
確かに毎回毎回、手を変え品を変え
味付けや調理が変わり、食味には工夫が加えられている物の
あの硬くて筋張っていてパサパサな肉そのものの食感は
変わる事は無かった。

     

なのでどんなに味にアレンジが加えられていようと
食事に出される鶏肉そのものに
嫌気がさしつつあった。

      

しかし、他に動物性たんぱく質の肉が出てくる訳でもなく
寝ても覚めても、食事に出てくるのは鶏肉である。
(ちなみにインドでは、牛豚は宗教上の戒律などの理由で食されることは殆ど無く、動物性たんぱく質と言えば、もっぱら鶏肉であった)

       

しかし、ある日
ついに兄は見てしまうことになる。

販売用の鶏肉と自家用の鶏肉

養鶏業者とは、基本的は鶏を飼育し
鶏が生む卵を出荷したり
鶏肉を出荷して生計を立てている。

       

この兄弟の父親も卵や鶏肉を出荷して
生計を立てていた。

      

そんなある日、兄はひとつの光景を目の当たりにする。
父親が、鶏肉を業者に引き渡していた。
その販売用の鶏肉と
我が家で食べる用に確保している鶏肉に
違いがあることに。
見た目でしかわからないのだが
明らかに販売用に出荷してた肉とは
見た目が違うのである。

      

そこで兄は父親に単調直入に聞くことにした。

       

兄「父さん!」

父親「なんだ?」

兄「俺、あの肉を食べてみたい」

父親「あの肉とは。。。なんだ?」

兄「いつもお肉を取りに来る人に渡しているヤツ!」

父親「」

         

上の息子に直球で突っ込まれてやや怯む父親。
しかし、次の瞬間、こう言ってのけた。

        

父親「何を言っているんだ、外に販売している肉も」

父親「我々が食卓で食べている肉も、変わりはない」

兄「ウソだ!僕、見たんだ!」

父親「何を見たんだ?」

兄「うちが食べている肉の見た目と、外に販売している肉の見た目」

兄「全然違うよね!?」

       

そこまで現場を抑えられていると
流石に話さないわけにもいかないと思ったのか
父親も観念したかのようにこう話し始めた。

       

父親「嘘をついて済まなかった、我が家が食べているものは鶏のムネ肉」

父親「外に出しているものは鶏のモモ肉だ」

兄「じゃあ、モモ肉を食べたいっ!」

父親「。。。」

       

まっすぐにぐいぐい来る長男に圧倒される父親だったが
やがて、間をおいてこう話し始めた。

         

父親「お前らにはムネ肉のほうがいいんだ」

兄「。。。なんで。。。?」 

父親「お前ら、学校の他のやつらより引き締まった身体になってるだろう?」

兄「そ、そういえば。。。」

       

確かに兄と弟はほかの学校のクラスメイトより
筋肉がついていた。無駄な肉は一切ない
いわゆる「細マッチョ」と言われる体系である。
実際、細いがしなやかな筋肉が兄弟にはついており
運動神経も他の同学年の子供に比べるとよかった。

        

父親「あれは『ムネ肉』を食べ続けているせいだからだ」

兄「えっ、そうなの?」

父親「うん、ムネ肉はカロリーは少ないけれど」

父親「良質の動物性たんぱく質を多く含んでいるから」

父親「お前や弟のような引き締まった筋肉質の体形になっているんだ」

兄「へえ。。。」

父親「しかし、もしお前らが今までムネ肉を食べた量を」

父親「モモ肉にしてしまったら、モモ肉は脂肪分が多いから」

父親「もっとたるんだだらしない体形になっていただろうな」

兄「そ、そうなんだ。。。」

父親「だから、毎日ムネ肉を食べたほうがいいんだぞ!」

兄「う、うん。。。」        

もも肉への未練  

兄「って父さんに言われたんだけど」

兄「何だかひっかかるんだよなあ。。。」

弟「ふぅー--ん」

        

兄は何だか父親に言いくるめられたようになっているのが
不満なようで、そのことの顛末を
弟に早速愚痴っていた。

      

弟「でもさあ、父さんが言ってるんだから」

弟「それは守ったほうがイインジャナイノ?」

兄「それはわかってるんだけどさあ。。。」

         

弟は物分かりが良いのか
食に対してそれほど興味が無いのかわからないが
兄の誘い水に乗ることは無く
淡々と自分の意見を述べていた。

        

兄「あの肉絶対おいしいに違いないよ!」

兄「高く売れるから、外に売りに出して」

兄「俺たちは食べることが出来ないんだっ!」

弟「ふぅーーーん」

兄「俺たちが育てた鶏肉を」

兄「好きなように食べて何が悪いっ!?」

         

かなり鶏肉に対して温度差のある兄弟。
兄は食べたことに無い鶏モモ肉を熱く語り
それを冷ややかに受け流す弟。
そんな兄の無駄な熱量に嫌気が刺したのか
弟は更に冷静にこう言い放つのだった。

        

弟「父さんから家業を正式に引き継げばさ」

弟「兄さんの好きにしてイインジャナイノ?」

兄「あ゛あ゛ーっ、お前はそうやって正論ばかり並べるから面白くないんだよっ!」

弟「うーん。。。」

         

弟にまたしても正論をぶちかまされ
いらだちを隠せない兄。
ただ、正論である以上
言い返すことは出来ない兄。

       

こうしてその場はお開きとなった訳だが
まさか弟の言っていた状況が
そう遠くない将来訪れることを
この時まだ兄弟は知らないのであった。
(次回へ続く)

       

嗚呼ーっ、また長くなってますねえ。
家ブログじゃなくなってますねえ。
蛇足は早く終わらせます。
次回でインド編、終わらせられるように頑張ります。

       

次回、この養鶏場を引き継ぐ兄弟に訪れる試練。
そして、その諺は家ブログにどのように繋がっていくのか?

        

次回「鶏のもも肉を食べた者はその味を忘れることが出来なくなる(3)

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