建築日記第1話「やっぱりおうちたてようかな」はコチラから!

コロナウィルス第七波感染?騒動記その(7)[謝罪編]

今や人口の11人に1人が
コロナ感染経験者と言われている日本。

      

そんなコロナ第7波の終わりなきピークに起こった
ひとりのおっさんの話を聞いていただきたい。

       

経験された方はご存知かと思うが
これは個人の問題だけでは終わらない。
家族や会社を巻き込む、大きな問題へと
発展しかねない、由々しき問題である。

      

そこで経験した出来事や
心情を共有してほしくて
この番外編の筆を執る事にする。

     

ちなみに以前の記事を読まれてない方は
コチラのリンクからお読みいただきたい。

騒動記その(1)[疑惑編]

騒動記その(2)[露呈編]

騒動記その(3)[苦悩編]

騒動記その(4)[選択編]

騒動記その(5)[絶望編]

騒動記その(6)「際限編」

無視

様々な思いを頭の中にぶち曲げて
再度心の中の全員の俺と話し合った結果
「黙って出社」から「発症を報告」
に変えることにした八郎。

        

まずは嫁に気持ちが変わったことを連絡し
嫁の会社、三女の学校に電話をしてもらう事に。
三女は学校に行く直前だったので
八郎の決断が遅かったら三女も
学校に行ってしまっていたかもしれない。

      

そこは防げたのは良かったのだが。。。
八郎にはまだ、連絡しなければならない
人がふたりいる。

      

それは今まで行くつもりだった
B営業所の所長と
俺の直属の上司「ボス」である。

         

まずは、B営業所の所長に電話をする事に。
所長は地味に俺に期待をしていたはず。
その期待を裏切ってしまう事になり
それはそれで心苦しくもある。
しかし、これこそ黙って帰るわけにはいかない。

          

指は重いが電話をしてみることに。

        

スマホ「トゥルルルルル。。。トゥルルルルル。。。」

八郎「。。。」

スマホ「トゥルルルルル。。。トゥルルルルル。。。」

八郎「。。。」

スマホ「留守番サービスセンターに接続します」

八郎「でないかあ。。。」

       

とりあえず5分後に再入電。
しかし出ない。

       

なぜ、電話に出ないのか?
もう既に忙しいのか?
いや流石に時間は早すぎる。
まだ出社していない可能性が高いのだ。
ここで、ネガティブな発想が頭をもたげる。

      

これはひょっとして。。。

無視しているのか

ゲスの勤め人極みの発想かもしれないが
何となくそんな直感が働いてしまう。
所長は早朝の俺からの電話に嫌な空気を感じ取った
聞きたくないから出なかった
そう取ってしまう。

        

真相はわからない。
とりあえず社内メールで所長に事情を説明し
お詫びの言葉を書いて送ることに。

        

しかし、結論から言うと
この後、家に帰る途中と
家に帰ってからと合計4回所長に電話をし
電子メールも送っていたのに

その日B所長から電話はおろかメールの返信も来なかった

安堵

次は俺のボスへの連絡だ。
ボスへの電話はコール2回で出た。

        

ボス「どうした?事故ったか?」

八郎「いえ、違います。おはようございます」

       

ボスは会話が直線的である。
早朝に電話する理由なんて限られている。
その最悪のケースをいきなり聞いてきた訳だ。
ボスの電話のテンポには
最初慣れるのに時間がかかったが
慣れてしまえば至極簡潔に終わる電話なので
逆にありがたく感じることも多くなった。

       

ボス「おう、じゃあどうした?」

八郎「その。。。実は。。。」

ボス「。。。なんだ?」

八郎「私も流行に乗ってしまったかもしれません。。。」

      

すると一瞬、間があった。

       

ボス「そうか、もらったか」

八郎「。。。すみません」 

ボス「謝るな、お前が悪いわけじゃない

八郎「そうなんですが。。。」

ボス「リスクの高い所にお前を配置したのは俺だ、俺にも責任はある」

ボス「とりあえず検査を受けて報告しろ」

八郎「。。。わかりました」

ボス「たまには家でゆっくりしろ」

八郎「。。。はあ」

ボス「まあ、ゆっくりできないのはわかるが」

ボス「車で移動しない分仕事も捗るだろ」

ボス「ちょっとひと息ついて充電でもしとけ」

八郎「わ、わかりました」

ボス「結果が出たら電話しろ、じゃ」ブツッ

        

文字に起こすとぶっきらぼうだが
ボスは短い会話の中にも優しさを感じる。
「気にするな」「ゆっくりしろ」
これから長期間会社に穴をあける人間に
そんな言葉をかけられる上司は少ないのではないか。
返事すら返してこなかったB所長とは
人間の器の違いを感じすぎる。
大皿とままごとの皿くらい違う。

     

このボスの電話に救われて
少し気持ちを軽くして
家に帰りつくことが出来た。
出来たのだが、最大のイベントは
家に帰ってからである。

謝罪

家に帰ると既に嫁は家いなかった。
買い出しに出かけたようだ。
恐らく長期間、家から出られないことを覚悟して
買えるときに買えるだけ買っておこう、という事か。

        

俺は。。。まず、三女に謝らないといけない。
これも、何かと気が重い。
しかも三女は部屋で落ち込んでいるかもしれない。
謝らないわけにはいかない。
とりあえず、三女の部屋をノックする。

       

八郎「コンコンコン♪」

三女「はーい」

八郎「出なくていい!お父さん、感染してるかもしれんから」

三女「。。。わかった」

八郎「そのまま聞いてくれ」

三女「うん」

八郎「その。。。すまなかった」

三女「えっ。。。何が?」

八郎「いや、お前、来週いろいろ出ごとがあったろ」

三女「でこと?」

八郎「試合とか、スピーチとか」

三女「あ、ああー」

八郎「お父さんのせいで、たぶん出られなくなると思う」

三女「しょうがないよ、お父さんが悪いわけじゃないし」

八郎「。。。」

三女「お母さんから聞いたよ」

三女「コロナがたくさん出ている所に応援に行ったんでしょ?」

八郎「う、うん」

三女「だからお父さんは悪くないよ」

八郎「す。すまん。。。」

       

これはきっとうなだれていた俺を見かねた嫁が
三女にフォローをしてくれたんだろう。
でも、それにしても
三女は俺のことを一切責めなかった。
冗談っぽく恨みごとのひとつでも
出てくるかと思ったが
それも無かった。

        

思い起こせば
三女中学3年最後の部活の大会。
明らかなチームメイトのミスで
最後の試合を落とし
周囲はミスしたメンツに白目チョップを
浴びせかけていたが
それを三女が普通に話しかけに行って
フォローしたのを思い出した。

      

三女は父親に似らず
優しい子に育っていることが
嬉しさを感じたその時だった。
(次回へ続く)

       

さて、忙しいのはこれから。
いよいよ検査を受けに行くことに。
しかし、嫁が予約してくれていた
行きつけの内科は、まさかの。。。

       

次回「コロナウィルス第七波感染?騒動記その(8)[難儀編]」

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