建築日記第1話「やっぱりおうちたてようかな」はコチラから!

#130 ハウスメーカーが提携する住宅ローンは得なのか?

どうも!八郎です!!
(Twitter:@eightblog_hachi)
(ガーデニングや家庭菜園
家の事などくだらないことを
たまーにつぶやいていますので
よかったらブログ共々
ご笑覧下さいませ)

                  

住宅ローンをどの商品にするか迷っている八郎。
セキスイハイムから、提携している地銀や
フラット35の商品を、やんわりと勧められている状態です。
話を聞いていると
何となく得なような気もするけど
真剣に探せば、もっと得な商品が
いっぱいありそうな気もします。

             

果たして、ハウスメーカーが提携してい
、住宅ローンは本当に得なのか?
保険代理店所長指南編、最終回。
果たして、所長はどんなアドバイスをくれるのか?

       

それでは、続きをどうぞ!!

何がどうお得なのか、見極める必要がある

状況 見極める

所長「例えば、どんな商品勧められた?」

八郎「はい、ひとつは地銀と提携した商品で、変動金利で&三大疾病特約つきで利率が0.75」

所長「ほうほう」

八郎「ひとつは、MCJのフラット35です」

所長「おー、二つとも、まさにサンプルのような商品だね(笑)よくあるヤツだ」

八郎「えっ、そうなんですか?」

所長「うん、だね。じゃあこの辺をもう少し掘り下げてみようか?」

八郎「お願いします!」

所長「これも、結論から言うと、まず地銀の商品。お得っちゃあ、お得なんだけど」

八郎「なんだけど?」

所長「でも、万人にとってお得か、と言われると『???』なんだよね」

八郎「ほほう、というのは?」

所長「『三大疾病特約つきで変動金利0.75』ってあるけど、八郎さん三大疾病特約って要る?」

八郎「。。。他に生命保険かかっているし、要らないかも?」

所長「基本的にはそうなんだと思う。まだ若い人でこれから家もローンで払っていくけど、生命保険もどうしよう、とか言う人はいいかもしれないけど」

八郎「(コクコク)」

所長「もうすでに、生保に加入してそれなりの保障があるのなら、基本要らないよね」

八郎「ですね」

所長「だったら三大疾病特約なんか要らないから金利下げてよ、と言う人の方が多いかもしれない」

八郎「ごもっともで」

所長「これが、『万人にとってお得か?』と言う話だね」

八郎「あーなるほど」

所長「だから、商品単体としては得なんだろうけど」

所長「自分の生活シーンにあった商品なのかはしっかり考える必要があるね」 

融資手数料が要らないMCJフラット35

犬 猫 並んで写る

所長「このMCJというのは『日本住宅ローン The Mortgage Corporation of Japan』の頭文字を取った言葉なんだけど」

所長「八郎さんが検討しているセキスイハイムの他に」

所長「ダイワハウス、積水ハウス、住友林業の4つのハウスメーカーに」

所長「日立キャピタルが出資してできた、住宅ローン専門の金融機関なんだ」

八郎「へ、へえすごいですね(小並感)」

所長「で、ローンを組むときは、だいたい『融資手数料』とか『事務手数料』と言う名の」

所長「『準備金』みたいなものを払わないといけないんだ」

八郎「金利を優遇するには、より低い利率にするには総額の2%前後を準備しないといけない

八郎「なんて言われました(※商品により異なります、一概には言えませんのでご了承ください)」

所長「このMCJフラットの場合、基本的に準備金は不要だ」

所長「ちょっとズルい言い方だとこの商品は『準備金が不要です!』なんて説明をする人もいる」

八郎「あ、それ僕言われましたよ、だからあー得なのかな、って思いました」

所長「ちょっと話が逸れるけど、準備金の話。例えば総額の2%必要なら」

所長「3000万ローン組むなら約60万、4000万なら約80万用意しないといけないよね」

八郎「そう、これって地味に痛い出費じゃないですか?」

所長「ローンの頭金とは別に考えなければいけないから、結構痛いと思うんだけど」

所長「ちょっと、MCJフラット35から話が飛ぶけど」

所長「この融資手数料は、絶対高い金額を支払ってでも低い利率を手にした方が良いよ

八郎「ほぇー、何でですか?」

所長「例えば、3000万の35年払いの住宅ローンを組むとして、融資手数料が①総額の2.0%=60万支払うと利率が0.5%

所長「融資手数料を②10万支払う場合は利率が0.7%、というパターンを考えてみよう」

八郎「(コクコク)」

所長「①の場合、35年の返済金額は3270.8万円+融資手数料60万円で、合計3330.8万円

所長「②の場合、35年の返済金額は3383.4万円+融資手数料10万円で、合計3393.4万円

所長「よって、最初に頑張って高い融資手数料を払って、低い利率をつかんだほうが、返済金額はこのモデルケースの場合、約60万安くなるんだ(※元利金等払いの場合)」

八郎「うーん、理屈ではわかっていても、その融資手数料を払うのに苦労する人もいそうですよね」

所長「その通り!別にシミュレーションを組むまでもなく、手数料を多く払って低い金利にしたいんだけど、そうも行かない場合もあると思うんだよね」

八郎「やはり、有事のために現金も手元に残しておきたいですよね」

所長「そうそう、そう意味ではこの『融資手数料不要(HMが負担する)』のMCJフラット35は魅力的ではあるんだけど」

八郎「あるんだけど?」

所長「本当にお得かどうかを見極めるためには、もう少しよく考えた方がよいところがある」 

契約時ラクをして多く支払うか、契約時頑張って支払いを減らすか

所長「で、火災保険の時にも話したけど」

八郎「(コクコク)」

所長「HM提携商品は、HMが手続きを半分以上代行してくれるので、契約者の肉体的・精神的負担はかなり軽減されるよね」

八郎「ですよね、HMが用意する用紙に署名・捺印すれば終わりですからね」

所長「自分で商品探して契約にこぎつける場合は、自分の足で契約する場所(銀行や代理店窓口)まで行ったり、ネットで契約するにしても書類関連は全部自分でダウンロードして準備したりと」

所長「家の打ち合わせで疲れている上に、更に追い討ちをかけるかのように、『苦行』が待ち構えている」

八郎「そうそう、仕事しながら注文住宅を検討するのは本当にしんどいですよね…」

所長「フラット35なんかは家の審査が入るから、更に色々書類も用意しないといけないから、なかなか面倒だよ」

八郎「あー、あの広さがどうのこうのとか性能がどうのこうの、ってヤツですか?」

所長「そそ、だから金融商品の契約を自力でするのは結構エネルギーが要るのよな」

八郎「ううう、考えただけで気が重い。。。」

所長「だから『後は全部こっちでやっておきますから』攻撃に陥落してしまう施主も多いんじゃないかな」

八郎「自分も、あまり変わらなければHM提携の商品で良いかなって言う気持ちに傾いています」

所長「うんうん、それもひとつの選択肢。疲弊したくなければそれもありだよね」

八郎「ですよね。。。」

実はMCJフラットの商品は金利が低くはない

所長「ただ、厳しい事を言えば」

八郎「(ゴクリ)」

所長「MCJの商品の金利は、決して低くはない

八郎「(やっぱり。。。他社の方が安いなーとは思ってたんだよなあ)」

所長「自分で商品を探して契約したほうが、間違いなく支払い総額が安くなる商品は存在するので、後は施主がどう考えるかだね」

八郎「そうなんですねぇ。。。」

所長「MCJで契約して契約時ラクをして普段の支払いを多く支払うか」

所長「他の商品探して、契約時労力はたいて頑張って、普段の支払いを減らすか、この2択だよね」

八郎「わかっているけど、楽なほうに流されそうな自分がいる。。。」

所長「それが悪いなんてことは全然ないからね。1円でも安く上げようとして、自身が忙しさにイライラして奥さんとケンカしたり、疲労蓄積で、仕事に支障が出たり、事故を起こしたりしては元も子もないから」

八郎「うん、それはそれで本末転倒ですよね」

所長「そうそう、だからお金の話でもあるけど、自分の時間や身体とも相談する必要はあるから、家族でよく話し合った方が良いよ」

八郎「なるほどー」

所長「あと、そもそもフラット35で良いのかどうかも考えなきゃいけないしね」

八郎「あー、それ、振り出しに戻る、ってやつじゃないですかー。迷わせないでー」

所長「よーく考えよう♪お金は大事だよー♪って昔のCMにもあったしね。答えは未来のみぞ知る、ってやつだね」 

所長、ありがとうございました!!

ありがとう

所長「こんな感じだけど、少しは役にたったかな?」

 

全てを話し終えた後、所長は冷えたコーヒーを流し込みながら聞いてきます。

 

八郎「いや、ありがとうございました、ホントためになりましたよ」

所長「いやー、八郎さんの家が楽しみだねー」

 

家が完成したら、保険の見直し
と言う名目で所長を家に招こうと心に決めた八郎でありました。
(次回へ続く)

 

と言う事で、所長指南編、完結です。
ごくごく当たり前な事をうだうだ話したので
退屈だった方、申し訳ありません。
もし、この記事を読まれた方の
何かのお役に立つことが出来れば幸いです。

            

さて、いよいよ、いよいよ!
建築日記は前半最大のヤマ場!
最終仕様確認へと進みます。
建築日記も新章に突入です。

        

泣いても笑っても、プラン打ち合わせはこれが最後。
家に関するプランや設計は
この打ち合わせ以降、基本変更できません。
最終仕様確認にて
どのようなドラマが待ち受けているのか?

       

家の全てが決まってしまった(笑)
情弱八郎家のあーでもないこーでもない、
ボケと笑いと涙の濃密な1日を密着レポート。
良かったらお付き合いくださいませ。
まずは、前日の様子から1話挟ませてください。

         

次回「最終仕様確認前夜の出来事」


君は、選び抜くことができるか。

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