建築日記第1話「やっぱりおうちたてようかな」はコチラから!

8大会ワールドカップを見ている昭和のおっさんがカタール大会の日本代表を語る(5)ベスト16クロアチア戦

おう、俺だ(@eightblog_hachi)

         

日本、ついにグループリーグ突破したな。
これは2002年、2010年、2018年に続き2大会連続4回目。
ちなみにこの3回はいずれもベスト16で敗退している。
ちなみに2002年のトルコ戦、2010年のパラグアイ戦は
いずれも正直な話
勝てる気がしなかった。
内容もしょっぱかった。。。

      

だがしかし!
2018年のベスト16ベルギー戦。
この時のベルギーは恐らく優勝候補にもなるほど
タレント揃いで選手の層も厚かった。
しかしそんなベルギーに日本は大善戦。
一時は2-0とベルギーを突き放し
えっ?えっ?えっ?これはひょっとしたらひょっとして。。。
とだれもが思わせる試合展開だったが
結果は後半ロスタイムにこれぞカウンター!
のお手本のような攻撃を喰らい大逆転負け。
ベスト16の壁の高さを痛感した。

      

そして2大会連続ベスト16は初の日本。
今回の対戦相手はクロアチア。
まずは、クロアチアの戦力分析をしてから
日本対クロアチアのレビューをすることにしよう。

      

ちなみに、前回までの記事はコチラ。

それでは、早速始めるとしよう。

        

8大会ワールドカップを見ている昭和のおっさんがカタール大会の日本代表を語る(5)決勝トーナメントベスト16クロアチア編

     

始めるぞ、ついて来い!

対戦相手、クロアチアというチーム

まずクロアチアとはどの辺にあるのか?
そして周囲にはどんな国があるのか?

北に行くとスロベニア、その西のお隣はイタリア。
東にはボスニア・ヘルツェゴヴィナ、その東はセルビア
その南はモンテネグロ、コソボ、北マケドニアと言った
旧ユーゴスラビアの地域になる。

       

クロアチアとの過去の対戦成績は1勝1敗1分。
しかしその内2回はワールドカップで戦っており
その時は1敗(1998年)1分(2006年)である。

       

当てにならないとさんざん言われているが
それでもないよりはましなFIFAランクは
2022年10月6日現在で
クロアチアは12位。ちなみに日本は24位だ。

      

とまあ、過去の対戦精機も分が悪く
FIFAランキングも日本の順位の格上対戦相手が
このクロアチアなのである。

       

ちなみに2018年のロシアワールドカップにおけるクロアチアは
何とフランスに次ぐ準優勝。
決勝トーナメントはベスト16のデンマーク、ベスト8のホスト国ロシアに
PK戦の上勝ち上がり。準決勝のイングランド戦も
延長後半のマンジュキッチが決勝ゴールをたたき込んで
決勝まで勝ち上がった。

      

そのため、試合所間が多く疲労の濃いクロアチアは
フランスには勝てなかった。モドリッチが
フラフラになりながらピッチに立っていたのを
今でも忘れられない。

      

2022年ワールドカップカタール大会の
クロアチアのグループリーグの試合成績は1勝2分。
今大会台風の目となりつつあるモロッコと
前回大会3位のベルギーにしっかり引き分け
勝ち点が計算できるカナダに4-1で勝利している。
ちなみにその大会直前の親善試合で
日本はカナダに1-2で敗れている。

      

しぶい成績かもしれないが
そういう勝ち方が出来るチームがクロアチアなのだ。
監督は4年前から変わらずダリッチ監督。
ホンネレベルで言えば、戦力は4年前から比べれば
ずいぶん落ちたと言わざるを得ない。
特に今大会、純粋なセンターフォワードタイプがいないのが
これまた苦戦する要因となっている。
前回大会のマンジュキッチのようなCFがいれば
クロアチアもグループリーグはもう少し
楽に戦えたかもしれない。

クロアチア戦 スターティングメンバ―

日本は、久保を体調不良で欠き、板倉を累積警告で欠くものの
それ以外はベストな布陣。
つくづく久保の体調不良が惜しまれる。
こういう試合こそ、久保の力が必要かもしれないのに。。。
久保がいない今、鎌田の復調がこの試合の大きなカギだ。

       

クロアチア注目選手はセンターバックで左利きの
グバルディオル。恐るべし20歳。RBライプツィヒに在籍しているが
恐らくそう遠くない将来にビッグクラブに移籍するだろう。
グアルディオラという名前に近いので
バルセロナに移籍すると面白そうだ。

       

中盤のブロゾビッチ・コバチッチ・モドリッチは言うまでもなく。
今大会の中盤でも屈指の構成力。
しかし難点はモドリッチの年齢。
レアルマドリードの10番を背負っているとはいえ
年齢はなんと37歳。
未だ衰えを。。。とも言われているが
正直、ピークは越えている。
左ウイングのペリシッチは33歳になり
爆発的なスピードこそ衰えを見せつつあぐが
老獪なポジションと戦術眼で
いまだプレミアリーグのトッテナムで活躍中だ。

         

日本の右センターバックにペリシッチと当たるよう
富安を配置しており、プレミアリーグでも対戦済み。
伊藤純也が剥がされても心強い布陣である。

前半

日本は臆することなく前に出る戦術を取った。
おそらくベスト16の壁をぶち破るためには
カウンターではいけないと判断しての戦術だろう。
個人的には前半の戦い方には好感が持てた。

      

一方のクロアチアも引いて守ることなく
中盤の3人でボールを回しながら、サイドからチャンスを作ったり
いきなりロングボール1本を放り込んでみたりと
スペインよりは攻撃が多彩で
ひやひやするシーンも出てきた。
前半は本当に息をつく暇もないほどの
攻守の移りり変わりが早い展開で
前半だけで言えば、ベスト16のベストゲームだろう。

       

そんな中、日本の待望の先制点は前半43分。
右サイドのショートコーナーから堂安が左足で高速クロス。
この競り合ったこぼれ球に前田大然が素早く反応。
左足で押し込み日本が先制する。
前からの献身的なプレスで評価を大きく上げていた前田だが
ついに本職でも実績を出し、選手にとっても
我々見ているサポーターにとってもとても嬉しい
そしてとても大きな先制点だった。

       

前半はとてもオープンな試合運びで息をもつかせぬ展開。
しかしのグループリーグ3試合とは違うのは
「前半から行けるんじゃないか」と思わせてくれたこと。
攻撃も効いていて鎌田も本調子ではないにしろこの試合が
1番出来が良かった。
ゴールを感じさせる動きもあった。

      

そして、クロアチアの攻撃にも対応していた。
相手にも身長が高いのが非常に気になってはいたが
前半はセットプレーも含め対応できていた。
これは行けるかもしれない
そんな空気が漂っていたのは事実だった。

後半

残念な失点から歯車が狂いだす

後半10分。
クロアチア右サイドバックのロブレンが
日本の陣内の手前からこれ以上ない正確なクロスを放ち
これまたペリシッチが申し分ないタイミングで頭を振り
これまた申し分ないコースにゴールが吸い込まれ同点。

       

ペリシッチのマークは伊藤純也だったと思うが
終始前に入られっぱなしで、自由にさせ過ぎたのが
残念と言えば残念だが、ここはリスク承知のミスマッチ。
伊藤純也に完璧に守備をしろというのが難しいだろう。

      

個人的にこのゴール。
2018年ロシアワールドカップベスト16。
ベルギー戦のフェルトンゲンのヘディングシュートを見ているようで
いやーな気持ちになってしまった。

      

しかし、ここから少しずつ日本の攻めがトーンダウンしていく。
まず後半17分。クロアチアがカードを切る。
ペトコビッチOUT → ブディミールIN。
フォワードの交代。

       

日本は後半19分に2枚替え。
前田OUT → 浅野IN
長友OUT → 三苫IN
お約束の交代だ。

      

後半23分、クロアチア2回目の交代。
クラマリッチOUT → パシャリッチIN
右ウイングの交代である。

       

そして攻撃が停滞し始めた後半30分。
日本2回目、3人目の交代は
鎌田OUT → 酒井IN。
鎌田の位置に伊藤純也を上げ
酒井宏樹をウイングバックに据える。

      

この交代で日本の攻撃終わった。
と俺は思っている。

ポイチは何をしたかったのか

ポイチは後半42分、3回目にして4人目のカードを切った。
堂安OUT → 南野IN
あまり個人攻撃はしてくないが
南野が復調してくれていることを願うばかりだ。
個人的には。。。疲れていても堂安の方が
クロアチアにとっては脅威のように思えた。

      

しかし、後半42分の交代。。。
ポイチは何をしたかったのか?
この時間なら我慢して、延長後半の後半に一気に2枚、3枚買えるとか
もしくはもっと前に替えて攻撃を活性化して
後半で試合を決めるような采配をするべきだった。

        

しかし、酒井宏樹の交代と共にピッチを去った鎌田の不在は
日本の攻撃の脅威を自ら手放した。
伊藤純也はスピードの選手。
シャドウにおいても疲れが来ており
まだ鎌田の方が脅威が作れたように感じる。

      

こうして、何をしたいのかわからなかく
攻撃の要も捨ててしまったポイチジャパン。
後半45分が終了し延長戦へ。。。

      

非常に嫌な予感しかいない。

延長

策士ダリッチ監督

後半を終えるまで、クロアチアはカードを2枚しか切らなかった。
このダリッチ監督の采配は実は考え抜いたうえでの作戦だと思う。

      

まず、選手層が薄い事は重々理解していたこと。
ジョーカーもおらず。先発がベスト、後は戦力落ちるだけ。
じゃあ、そんな選手層でどんな作戦を立てたのか。

      

恐らく、後半出てきた浅野はグバルディオルが完璧に抑え
三苫対策が効いている所をみたダリッチ監督は
攻撃の脅威は少ないとみて
攻めの選手を2枚替えるだけで、前目のプレッシャーをかける
選択をして後半を何とか後半をしのぐ。

     

すると延長前半9分に2枚替え。
モドリッチOUT → ブラシッチIN
コバチッチOUT → マイェルIN
と、中盤の主力を惜しげもなく交代。
フレッシュな選手にボールを持たせて
攻撃を続ければ疲れた日本に反撃の力はない
そう踏んだのだろう。

       

延長前半の最大のチャンスは三苫の長距離のドリブルから
クロアチア陣内に切れ込んでのシュート。
延長戦を通して、得点の匂いがしたのはこのプレーだけだった。

       

延長後半1分。クロアチアは更に2枚替え。
ペリシッチOUT → オルシッチIN
ブディミールOUT → リバヤIN
徹底して攻撃の選手。
しかも後半に替えたブディミールを更に替え
主力のペリシッチも下げた。
まだフレッシュな選手を投入して
攻め続ければ日本に攻撃される可能性が低い
という作戦と、主力を少しでも休ませて
ベスト8ブラジル戦を睨んだのかもしれない。

       

かくして延長戦は、三苫のシュート以外は
完全にクロアチアのペースで進み
まんまとダリッチ監督のプラン通りのPK戦にもつれさせることが出来た。

無策すぎるポイチ監督

延長戦、ポイチはどういう青写真を描いていたのだろうか?
負けなければいい、PKで何とか。。。
そう思ったのだとすれば予定通りの運びだ。

      

しかし、結果論から言えば
PKの練習をしていなかった
PKの蹴る順番を立候補制で決めた
と、およそベスト16に勝ち上がったチームとは思えない
無策ぶりだった。

      

だったらもっと前にカードを切って
リスクを取って勝負に出るべきだった。
PK戦は前回大会の実績からも
間違いなくクロアチアに分がある。
ダリッチ監督はPK戦を、策をめぐらし
事前に練習もして臨んだ。

      

ポイチはPKまで行けば何とかなるかもしれない
そんな運否天賦に賭けた。
その結果は、火を見るより明らかだった。

PK戦

https://twitter.com/eightblog_hachi/status/1599819381093322754

PK戦が決まった時に国際映像が抜いた権田の顔は
明らかに動揺していた。。。
これは。。。まさか準備していなかったのでは?
と嫌な予感がしたのだが。。。

      

結果はご覧の通り。
しっかり練習してきてPKまで持ち込んだ
クロアチアとダリッチ監督の勝利だった。

      

PKを外した選手は責められない。
せめて練習くらいさせるべきだった。
権田にはチームのスカウティングが
クロアチア選手の特徴を教えてあげるべきだった。
しかし、そんな用意は全く無かったようだ。

       

こうして、格上のドイツとスペインに勝つというアップセットを演じながら
コスタリカとクロアチアには(PKで)負けるというよくわからない
結果を残した日本代表。
新しい景色を見ることなく今回も
ベスト16で敗退するのであった。
(次回へ続く)

次回予告

ワーク2022カタール大会の日本代表は果たしてどうだったのか?
その総括と、次期日本代表監督はポイチでよいのか?
その辺を探ってみたい。

      

次回「ワールドカップ2022カタール大会の日本代表はどうだったのか?次期代表監督は誰がいいのか?」

       

2026年こそはベスト8より上を目指して!!

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