建築日記第1話「やっぱりおうちたてようかな」はコチラから!

第13話 消費税増税を控え、とあるブームが巻き起こる

八郎だ(Twitter:@eightblog_hachi)
毎日の人も、久々の人も、初めての人も
ここへの訪問に深謝する。

      

前回までのあらすじ。

      

正月に実家に集まった時に
弟に呼び出され、介護に非協力的な俺の事を
辛辣に指摘された。
それは言われて当然の事だから謝った。
逆に、毎年来ていた弟嫁ちゃんの姿が見えないので
来てない理由を聞いたら
弟が動揺している姿を見てしまった。

そんな話だったな。

さて、家族のゴタゴタ話はそれくらいにしておいて
そろそろ本気で「俺の新しい家の話」に
関わる話をしていかないと
読者もいい加減にしろ!と思っているだろうから
ちゃんと話していきたいと思う。

      

まずは、ちょっと前の話なので
時代背景からお話ししたい。

                     

それでは、今日も俺の新しい家の話を、始めるとしよう。

消費税増税が実施された2019年10月1日

2019年10月1日。
この日は消費税が8%から10%に
引き上げられた日である。
時を同じくして「軽減税率制度」なるものも実施され
「酒類・外食を除く飲食料品」及び
「定期購読契約が締結された週2回以上発行される新聞

は税率が8%のまま据え置かれることとなった。

      

ちょっと余談になるのだが
この「軽減税率制度」の「外食を除く飲食料品」が
議論の的となったのも記憶に新しい。

       

イートインコーナーが設けてある
コンビニやファーストフード店で
弁当や調理パンなどを購入した場合

①家に持って帰って食べます ▶ 消費税率8%
②イートインスペースで食べます ▶ 消費税率10%

となる訳だが、例えば
「家に持って帰って食べます!」と申告して
しれっとイートインスペースで食べた場合
どうなるのか?と言う議論が結構真面目に話されていた。
「イートイン脱税」なんて言葉も生まれた。

       

日本人らしい、と言えばらしい議論かもしれないが
結論、そこが突然気が変わってそうしたのか
故意的にしたのであろうかと、税率の決定は支払い時。
その後の事は販売元も関知できない
と言うのが本当の所である。

      

そんなちょっと特殊な?消費税増税が
2019年10月1日に実施されたわけだが
この増税が、今回のこの話に大きな影響を与えたことを
まず話しておきたい。

       

裏を返せばこの増税がこのタイミングでなければ
この話は無かったかもしれない、という事だ。

家を購入しようとする理由は人それぞれ

とある日の昼食後。

       

ジュースジャンケンに負けた俺は
自販機4本分のコーヒーを
出費することになった。

       

タダのコーヒーほどうまい物は無いが
4人分の金額を払ったコーヒーの味に
ほろ苦さを感じるのはブラックが理由
と言うだけでは無いだろう。

           

同僚A「。。。ってことでめちゃめちゃいいんですよー」

          

俺がジュースジャンケンで負けたことを
うじうじ考えている間に会話が進んでいた。
慌ててその会話に俺も飛び乗ろうとする。

       

同僚B「いやー会社からの評価の良いヤツは買い物のグレードも違いますねえ」

同僚C「そりゃ新品なんだからいいに決まってるだろー」

同僚A「えー、でもいつ買うか?のタイミングの違いじゃないんですか?」

同僚C「バカお前、そもそも買わないヤツだって結構いるだろ」

       

この会話の流れからすると。。。
Aは新車でも買ったのだろうか。
ちなみに年齢は下から
A<B<八郎<Cの順。
Aが一番若くこの中では俺より10歳若い。

         

八郎「なんだA、車でも買ったのか?」

同僚B「違いますよお八さん、桁が1つ違いますよ」

同僚C「お前知らないの?Aはマイホーム買ったんだよ」

同僚B「しかも『注文』だよ!『注文住宅』!!」

同僚C 「ホントお前思い切ったよなあ。。。」

同僚A「いやー、そうでもないっすよー」

八郎「。。。」

      

今まで「マイホーム」とか「注文住宅」と言う言葉を聞いても
羨ましさのかけらも無かったし
周囲に合わせて「羨ましいよー」「よかったなー」
と合わせていたが、今日はそんなおべんちゃらを言う気持ちの前に
ちょっと「マイホーム」や「注文住宅」について
聞いてみたいという気持ちが芽生えているのは
この前の嫁との一件があったからだろうか。

       

とりあえず素直な疑問を口にしてみる。

      

八郎「。。。なんでAは家を買おうと思ったの?」

同僚B「あー、それは純粋に聞いてみたい」

同僚A「理由は2つあるんですけどぉ」

同僚A「最大の理由は来年にある消費税の増税ですね」  

同僚C「そこはデカいよなー、他にもマイホームやリノベーションを

同僚C「増税前にやってしまおうとしているヤツ多いらしいもんなあ」

同僚A「仮に家建てるのに3000万円かかるとしたら」

同僚A 「消費税2%上がったら60万円のアップですよ!」

同僚C「まあなー、60万あったら、たいがいの家電が買えそう」

同僚A「そうなんですよー、どうせ買うなら増税前がいいかなって思って」

       

何だか30代~40代のヤローリーマン4人の会話には
聞こえないかもしれない低レベルさだが
結構男がやってる会話の7割くらいは
中学校から変わっていなかったりするものだ。

       

しかしウン千万の買い物となると
2%の増税でもかなりの額になる。
もし、家を建てるのに5000万円かかった場合
増税分だけでも100万円の増額になる訳だ。
本当に家を買おう・建てようとする層からすれば
増税前に買ってしまえ!はある意味納得の流れかもしれない。

家が完成するまでの工期は素材や建て方でも変わってくる

同僚C「ちなみにもうひとつの理由ってなんなの?」

同僚A「はい、新しい家に住む前は賃貸に住んでいたんですけど」

同僚A「うちの下に越してきたやつが神経質な人だったみたいで」

同僚B「ってことはご近所トラブルか?」

同僚A「うちってまだ子供が小さくて、結構家を走り回るんすよね」

同僚B「なるほど、それでカチコミが来た、と」

同僚A「そうそう、そうなんすけどタイプがネチネチ神経責めてくる系で」

同僚C「いちばん疲れるヤツやな」

同僚A「嫁が病んじゃってですね。。。」

同僚B「それで、家を買おうという事になったのか」

         

近所にヤバいヤツが来たから引っ越そう
なら普通に納得できるが
「家を買おう」という発想になる所に
イマイチ共感できない気がする。
まあAはその内家を買おうと思っていたところ
神経質な住人が階下に引っ越してきた。
そして2019年10月の増税もあるし。。。
が背中を押して家を買った
と言う流れなのだろう。

      

(。´・ω・)ん?待てよ。。。
Aは家を「買った」じゃなくて
「建てた」なんだよな。
いわゆる注文住宅。
なぜ「買った」じゃなくて
「建てた」になったのか?
その辺を聞いてみよう。
そこから嫁のこだわりの1部が
読み取れるかもしれない。

       

八郎「Aは何で家を「買った」んじゃなくて「建てた」の?」

八郎「ヤバい住民から逃れるためには買った方が早かったんじゃない?」

同僚A「そうなんですよ、実は最初は家を買うって方向で話進めてたんですけど」

同僚A「実際に家を見に行っても、何かピンと来ないっていうか、ときめかないって言うか」

八郎「そこは結構贅沢なんだな(笑)」

同僚A「どうせ大金になるんで、だったらそれなりに納得できるものを買いたいってなって」

同僚B「で、どこで家を建てたの?」

同僚A「はい『キュービックホーム』です」

同僚C「お前。。。若いのにええとこで建てたな」

       

キュービックホーム。
家に興味が無い俺でも聞いたことある。
そこそこ知名度があるハウスメーカーのような気がする。

       

同僚A「キュービックホームは鉄骨住宅なんですけど」

同僚A「『ユニット工法』がウリのハウスメーカーで」

同僚A「工期が短いのが特徴なんですよ」

八郎「へええ」

同僚B「プレハブみたいな箱を工場で作って」

同僚B「現地で積み上げるから工期が早いんだよな」

同僚A「そうですそうです!」

       

ユニット?プレハブ???
何言っているのか全くイメージできていないけど
まあ工期が早いというのはよくわかった。

       

同僚C「工期が早いって、どれくらいで建つものなの?」

同僚A「そうですね、基礎着工からは3か月かかりませんね」

同僚C「!!!そんなに早いの?」

八郎「それって早いんすか?」

同僚C「めっちゃはえーよ。普通は半年くらいは余裕でかかるぞ」

八郎「ふーん、そんなもんなんですか」

同僚A「はい、打ち合わせから引き渡しまで半年でしたね」

同僚B「金に物を言わせて買いやがってー、羨ましいな」

        

何が羨ましいのかはいまだにわからないのだが
このAが建てたキュービックホーム
・鉄骨住宅
・工期は早い
・金はかかりぞう

という事は素人の俺でもわかった。

        

同僚A「実は今度、新築祝いのホームパーティやろうと思うんですけど」

同僚A「良かったら先輩たちも来ませんか?」

同僚C「新築祝いって、俺ら行ってもいいのか!?」

同僚B「後輩なのに何か上からっぽく感じで何かムカつくけど行くー」

同僚C「行くんかいっ!じゃあ俺も行こうかな、新築と言うものを見てみたいし」

同僚C「ハチも来いよ」

同僚A「八さんも来てくださいよ!」

      

いつもなら興味が無いので行かないと即答するのだが
今日は。。。何か行かないといけないような
使命感みたいなものが頭の中をもやもやしていた。

       

八郎「。。。じゃあ行くよ」

        

という事で、次の土曜日の夜。
同僚Aの新築の家にお邪魔することになる。

       

こうして、俺の運命は、嫁のあの1件から
少しずつ変わっていくのであった。

      

俺の新しい家の話、今日はここまで。

次回予告

同僚Aの新築の家にお邪魔することにしたのだが。
新築の家を見ても、特に何も響かないのだが
ふとした会話から出てきた「全館空調」と言う言葉に
またしてもマイホームの奥深さを垣間見る事になる俺。

      

全館空調って響きはいいけど、電気代って大丈夫なのか?

          

次回「全館空調は新築戸建てに必要なのか?」 

お前ら、家は「建てたい」と思ったときに建てておくんだな!

このブログはフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。尚、どこかで聞いたことあるような話もあるかもしれませんが、全て筆者の作り話ですので現実になぞらえて考えないようにお願いします。読んで気分が悪くなる方は読むのをお控えください。

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