八郎だ(Twitter:@eightblog_hachi)
毎日の人も、久々の人も、初めての人も
ここへの訪問に深謝だ。
この物語は注文住宅について何の知識も無い夫婦が
思い立って注文住宅を建てようとしたら
どうなったのかを描いた「フィクション」だ。
良かったら立ち寄っていただきたい。
前回のあらすじ。
Z市の分譲地はハザードマップで1部が
「土石流危険区域」になっており
市役所にハザードマップの意味などを聞きに行った結果と
ハウスメーカーの対応を鑑みた結果
この分譲地でマイホームを建てることは止めようと
ハウスメーカー2社の担当者に
電話で断りを入れることに。
その内1社からは、社長直々に謝罪と
改めて提案したい、という申し出を受けたが
そのハウスメーカーは営業の対応がいまふたつだったので
丁重にお断りをし、こうしてまたしても
家づくりは白紙に戻る結果に。
これまで4社のハウスメーカーを回って
打ち合わせをしてきた結果
ある避けることのない致命的な事実に
気づくことになる俺。
まずは、その「事実」をどうにかしないと
家づくりは進まないだろう。
そう判断した。
ちなみに最初からこの話を読んでみたい
という奇特な方にはこちらのリンクを紹介しよう。
それでは、今日も俺の家の話を始めよう。
行きつく「重大な事実」
こうして俺らの家づくりはまた
白紙に戻ることになる。
双六(すごろく)で言えば
「ふりだしにもどる」
というやつだ。今日日どれだけの人間が
双六(すごろく)を認識しているのか見当もつかないが
未経験の方は是非、家族や友人と楽しんでいただきたい。
そして「ふりだしにもどる」の絶望感を味わっていただきたい。
さて、これまで4社のハウスメーカーと
浅いながらも打ち合わせをしてきた。
家づくりを検討してきた。
その中で、とてもシンプルで重大で
かつ避けられない事実を認識するに至った。
家づくりをする上では絶対に逃げられない・避けられない
あの内容である。そう。。。
家づくりのための絶対的な資金が不足している
という事である。
我々は、自身の世帯所得とこれまで我が家に投函された
建売チラシの価格帯から自分の希望的観測で
注文住宅の予算を3500万円
に設定した。この金額なら
金利1%のローンを借りたとしても
返済の難易度は高くないだろう
そう判断した。
しかし、ハウスメーカー4社と打ち合わせをした結果
自分たちの要望をある程度通しながらの
注文住宅の予算3500万円以内は
かなり厳しいと言わざるを得ない事がわかった。
どうしても3500万円内に収めるなら
・自分たちの希望の立地(土地)
・注文住宅
等の希望を諦めないと収まりそうにもない
金額である、という事だ。
そもそもの予算の見立てが甘すぎた、という事だ。
予算の上方修正を余儀なくされる
じゃあどれくらいの予算の修正が必要なのか?
これも正直感覚的な部分でしかない。
上を見ればキリがないのも事実だが
4社と話して何となくつかんだ感覚は
建て物と諸経費で3000万円を見ておくべきだという事。
背伸びしない、現実的な建物の価格と
諸経費の合計がこの辺なんだろうと感じた。
そうすると、ココから土地に幾らかけれるかが
注文住宅の予算の合計になる。
土地に関しては、俺たちの希望を叶える立地となると
最低1000万円は必要だと感じた。
3桁百万円では、ビミョーに足りないのだ。
建物と諸経費で3000万円
土地で1000万円、つまりは
4000万円が俺たちが注文住宅を建てるのに必要な予算
であって、これより低い予算で建てる場合は
✅土地の希望を活かすために注文住宅を諦めて建売にする
✅どうしても注文住宅にこだわるのであれば立地を妥協する
等を考慮する必要があるだろう。
もし、このまま自分たちの希望の土地に注文住宅を建てようとする場合
どこかから資金を調達しないと
満足なマイホームは建たない可能性が高い。
自分たちの思いに妥協を見出すか
資金調達をするか
俺たちの家づくりは、まずは「お金」をどうするのか?
このままの予算で行くのか?
資金調達するのか?
ここを決める必要があると
ここまでのハウスメーカーとの打ち合わせで
痛感したのであった。
資金調達どうする?
もし、4000万に予算を増額する場合
資金調達をどうする?と言う問題が出てくる。
最初にマイホームを検討する時にも考えた事だが
老後の為の貯金をここで放出すれば
500万はおろか700万くらいは自前での調達が可能だ。
しかし、何せ「老後の為の貯金」である。
ここを切り崩すと、本当に貯金はゼロになる。
このお金には手を付けたくない
マイホームを建てる時にそう結論付けて
予算はこの貯金を崩さなくても何とかなる
3500万円と言う設定にした。
となると、資金調達を「外」からしないといけない。
真っ先に思いつくのは。。。そう
クラウドファンディング
である。SNSやYouTubeに嫁の夢を叶えたい!
と訴えかけて、世界中から資金援助をつのる。
打ち合わせや家づくりの様子をYouTubeにアップし続け
最後家が建って、嫁が感動にむせび泣いて
資金援助をしてくれた皆さま、ありがとうございました
この御恩は一生忘れません
と動画に収めて、感謝の意を現す。。。
コメント欄には1部アンチも発生するが
大多数の祝福のコメントに溢れ
クラウドファンディング案は大成功に終わる。。。
なんて優しい世界がある訳も無く。
あるのは、途方もない500万円と言う金額を
どうやって工面すればいいのか
と苦悩する日々が続くだけだろう。
サッカーくじや宝くじを買い続けても
高額当選を果たす前に、寿命が果てる可能性が99%以上。
外からの資金調達は簡単ではないのだ。
そう、簡単ではないのだ。
しかし、簡単ではないけど、ひとつだけ
簡単と言っては失礼だが
可能性の高い調達先を俺は知っている。
こんな息子(子ども)にはなりたくない
と子供のころからそれだけはやるまい
と心に誓って今まで生きてきたが
それをついに破る日がきたようだ。
俺の新しい家の話、今日はここまで。
次回予告
注文住宅の予算の設定がおかしいという事に気づいた俺は
予算を3500万円から4000万円に増額することに決めた。
しかし、500万円の外部からの資金調達は
おいそれという程簡単なものでは無い。
しかし、そんな状況の中でも
可能性の高く、難易度は高くない方法を
俺は思いついていた。
それを行動に移す時が来た。
次回「久しぶりに実家に電話したら、実家は実家で大変なことになっていた」
お前ら、家は「建てたい」と思ったときに建てておくんだな!
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このブログはフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。尚、どこかで聞いたことあるような話もあるかもしれませんが、全て筆者の作り話ですので現実になぞらえて考えないようにお願いします。読んで気分が悪くなる方は読むのをお控えください。