建築日記第1話「やっぱりおうちたてようかな」はコチラから!

第22話 子育ての為に家を建てる・間取りを考えるは間違っている?

八郎だ(Twitter:@eightblog_hachi)
毎日の人も、久々の人も、初めての人も
ここへの訪問に深謝だ。
この物語は注文住宅について何の知識も無い夫婦が
思い立って注文住宅を建てようとしたら
どうなったのかを描いた「フィクション」だ。
良かったら立ち寄っていただきたい。

    

前回までのあらすじ。

      

タイルデッキにブランコ。。。
外観からド派手な、大手ハウスメーカーで家を建てた
同僚Fの家に新築マイホームの話を聞きにお邪魔。
同僚FとF嫁から戸建てに越して良かった。
集合住宅は周囲への騒音を気にしながら生活していたが
戸建ては独立しているので
子どもたちを気兼ねなく走り回らせることが出来る
それだけでもよかった。
そう語ってくれた、そんな話だったな。

さて、のっけからそんな話を聞いてふと疑問に思った事。
今回はそれについて同僚Fに聞いてみた。
考え方は人それぞれ、という事なんだが。

       

それでは、今日も俺の新しい家の話を、始めるとしよう。

子どもが喜ぶ「戸建てならでは」の設備・オプション

次男坊が食後も夢中になって漕いでいる
ブランコを眺めながら、もうひとつ、同僚Fに聞いてみる。

      

八郎「やっぱりこのタイルデッキで、BBQとかやっちゃうわけ?」

同僚F「やっちゃいますね~、ベタですけど(笑)」

八郎「おいおい、世の中のリア充ファミリーの父親やってんだなあ」

同僚F「でも。こういうのが一番喜ぶんですよね、子供って」

八郎「まあ、確かにそうだよなあ」

同僚F「外で肉焼くだけで、食欲が2倍になりますからね」

F嫁「気分変えて、外で普通に料理並べて食べるだけでも」

F嫁「全然食べる量が違うのよね」

同僚F「そうそう、アウトドア効果なのかなあ」

         

なるほど、そうか。
そうすると同僚Fの子どもは幸せなのかもしれない。
リビングを出たらブランコがあって
たまには外でBBQしたりご飯食べたり
非日常的な空間を楽しむことが出来る訳だ。

       

もし、まあ無いけど
もし、俺が家を建てる事になれば
そんな設備は要らない。
なぜなら三男はもうすぐ大学受験。
もう外でBBQなんて歳ではない。

      

そう、家を建てる時の家族環境でも
必要な設備というのは変わってくるものだろう。
子どもが小さければ、タイルデッキやブランコは
大活躍するだろう。しかし
我が家のようにオヤジの介護を。。。
みたいな話になればバリアフリーの家だったり
手すりだったりクッションフロアだったりと
その年代によって、必要な設備・オプションも
様変わりするだろう。

        

同僚Fは今バリバリの子育ての時期。
子どもが喜ぶオプションを
マイホームに盛り込んだ、と言う訳だ。

時期が来れば必要なくなるオプション?

ちょ、待てよ。
某ジャニーズがドラマで
よく言うフレーズが頭をよぎる。

       

同僚Fの子どもが小さいうちはいいかもしれない。
ブランコ・タイルデッキ大活躍だろう。
何なら同級生たちにも憧れの家になるかもしれない。

      

だがしかし!
同僚Fの子どもたちが
我が家の子どもくらい大きくなったらどーするの?
タイルデッキ要る?
ブランコなんてもっと要る???
絶対に要らないはずである。
そんな一時期しか使わない設備・オプションに
お金を投じるのはどうなのか?
要らなくなったときに後悔しないのか?
その辺を聞いてみる事にした。

       
八郎「でもさあFよ」

同僚F「なんですか?」

八郎「ブランコやタイルデッキって、子どもたちが大きくなったら」

八郎「もう使わないでしょ?」

同僚F「そうかもしれない。。。いや、きっとそうでしょうね」

八郎「そうしたらどうするの?後悔とかしないの?」

       

そんなぶっこんだ話をすると
同僚Fの嫁が「えっ?( ゚д゚)」って顔をしていた。
あら、ちょっとぶっこみすぎたかな。。。
すこーし反省をしている所に
同僚Fが話し始める。

今を見た家づくり、将来を見据えた家づくり

同僚F「実はそれですね、営業にもちょっと言われたんですよ」

同僚F「タイルデッキはいいとしても」

同僚F「ブランコは大丈夫ですか?と」

同僚F「そんなに稼働する期間もないかもしれないし」

同僚F「ややもすると後悔されるかもしれませんよ、と」

八郎「(俺よりストレートに物言いしているな(笑))」

同僚F「でも、僕、こう言ったんですよ」

同僚F「子育てってわずかな時間だけど」

同僚F「かけがえのない時間だと思ってるんです」

同僚F「この子たちが社会人になって巣立って行って」

同僚F「盆・正月とかにたまーに実家に帰って来た時に」

同僚F「あー、この家にはブランコあったなあ、なんて」

同僚F「懐かしんでくれたらいいなあって」

同僚F「そしたら営業、驚いた顔をして」

同僚F「そんなにお子さまの事を考えて家づくりされてる方あまりいらっしゃいません」

同僚F「ややもすれば『子どもたちが巣立った後の事を考えて』」

同僚F「家作りされている方が多いですって」

八郎「うん、何か俺もそんな気がして」

八郎「子育ての期間より、その後の老後の時間の方が長いような気がするから」

八郎「そっちに照準を合わせて家づくりしている人の方が多いような気がしてた」

      

そんな話をすると、同僚F、ニコッと笑顔を作り
こう話してくれた。

「どこに・何に」重きを置いて家づくりをするかは人それぞれ、ただ。。。

同僚F「ぶっちゃげ、『どこに・何に』重きを置いて」

同僚F「家づくりをするかは人それぞれだと思うんですよ」

同僚F「子どもが巣立った後の事を念頭に置いた家づくりも」

同僚F「家づくりの考え方のひとつだと思います」

八郎「普通に考えれば、子育ての期間より」

八郎「子どもが巣立った後の期間の方が長いもんな」

同僚F「でも、家づくりに正解なんで無いって思うんですよね」

八郎「まあな、考え方は人それぞれだからな」

同僚F「その通り。人それぞれなんです」

同僚F「人それぞれだからこそ、家が建った数だけの考え方がある」

八郎「そりゃそうだけど、多数派少数派あるよね。本流とか亜流とか」

同僚F「多数とか少数とか、本流とか亜流とか」

同僚F「そんなのはどうでもよくて」

同僚F「大事なのは『家を建てる人たちがどのような家を建てたいか』だと思うんです」

八郎「なるほど」

同僚F「子育ての期間って、確かに短いかもしれません」

同僚F「でも子どもにとってはその期間が彼らにとっての全てであり」

同僚F「唯一無二の時間なんですよね」

同僚F「だからその時間を充実させたいって言うのが、俺たちの一番の願いで」

       

そういって同僚Fは奥さんをチラ見。

       

F嫁「私も最初は、ブランコはやりすぎでしょってやんわり反対したんですけど」

F嫁「『ブランコのある家なんてそうそう無いよ!子どもたちも絶対喜ぶから!!』って言うし」

F嫁「取り外せない訳じゃないから、まあいいかって思って付けてみたら」

F嫁「ふたりとも大喜びで(笑)、付けて良かったって今では思っています」

同僚F「だろー、めっちゃ喜んでいるし、付けて正解だったよ」

八郎「確かに、あれだけ遊んでくれたら、ブランコも生まれてきた甲斐があるってもんだよね」

同僚F「だから、将来や未来を考えた家づくりもいいと思うんですが」

同僚F「今この時を考えた家づくり、も、あっていいと思うんです」

八郎「なるほどね」

同僚F「使われなくなったタイルデッキやブランコも」

同僚F「そのまま残しておいても、大人になった子どもたちが帰ってきたら」

同僚F「『懐かしいなあ~』って懐かしんでくれるだろうし」

同僚F「未来の俺たちを考えて家を建てたとしても」

同僚F「俺が早死にしたら意味ないし(笑)」

同僚F「だったら『今を見て家づくりしよう!』って決めたんですよ」

八郎「。。。さすが、会社でもデキるヤツは言う事がひと味違うね」

同僚F「まあ、せっかく建てたからですね、やっぱり」

同僚F「『建てて良かったね』という家を建てたいですよね」

          

会社でも人気者で敵を作らない同僚F。
こいつの良さがちょっとわかった気がした話だった。

         

俺の新しい家の話、今日はここまで。

次回予告

子育ての為の家づくり。
という同僚Fの熱い想いを
具現化した家な訳だが。
奥さまのこだわりってあったりするんだろうか。

      

そんな話を聞いてみると
おもしろい話が聞けたから
次回紹介するとしよう。

       

次回「シャッターは絶対電動がおすすめ!防犯以外にもメリットがある?」

お前ら、家は「建てたい」と思ったときに建てておくんだな!

このブログはフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。尚、どこかで聞いたことあるような話もあるかもしれませんが、全て筆者の作り話ですので現実になぞらえて考えないようにお願いします。読んで気分が悪くなる方は読むのをお控えください。

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