建築日記第1話「やっぱりおうちたてようかな」はコチラから!

第36話 「土地の予算」+「建物の予算」=「注文住宅の予算」とはならない?

八郎だ(Twitter:@eightblog_hachi)
毎日の人も、久々の人も、初めての人も
ここへの訪問に深謝だ。
この物語は注文住宅について何の知識も無い夫婦が
思い立って注文住宅を建てようとしたら
どうなったのかを描いた「フィクション」だ。
良かったら立ち寄っていただきたい。

    

前回までのあらすじ。

    

家を建てたい!と思っても
何も知らない人にあるあるネタだが
注文住宅っていったい幾らかかるのか?
いわゆる建売住宅の何割マシになるのか?
考えてみたけどよくわからない、というのが
前回の話だった。

じゃあ、注文住宅の価格が分からないなら
自分たちで注文住宅の予算を決めちゃおう
というのが今回の趣旨である。
予算に合わせて家づくりをする!
原理原則というか、理にかなった話というか
まあ至極当然な成り行きというか。。。

      

でも、エアコンやテレビレベルの家電なら
その「予算内での購入」理論も通用するのだが
「人生最大の買い物」とも言われているマイホームにも
その理論は通用するのか?

       

それでは、今日も俺の新しい家の話を始めるとしよう。

あまり遠くに引っ越したくない

八郎「じゃあさ、とりあえずマイホームの何となくの予算を決めようよ」

嫁「なるほど!」

八郎「マイホームの予算上限これくらい!って言う設定をして」

八郎「まずは土地代がいくらだから、上限予算から」

八郎「土地代引いたら、建物代これくらい!って出るじゃん」

嫁「そうだね!」

八郎「そんな感じで話を進めようよ」

嫁「了解!」

八郎「。。。ちゃんとマジメに聞いてる?」

嫁「うん!聞いてる!!(#^.^#)」

八郎「。。。」

        

本当に聞いてるのか怪しいけど
とりあえず決めるものを決めてしまってから
具体的な家の話を始める事にしよう。

         

八郎「嫁ちゃん、住む『地域』にはこだわりはないの?」

嫁「どこでもいいよって言いたいけど」

嫁「自分がいま務めている所からあまり離れたくはないかなあ」

八郎「なるほど」

        

今、我々が住んでいるのはX市。
嫁が働いているのは隣のY市。
今住んでいるX市は、ほぼY市の
市境に住んでおり、Y市とのアクセスは極めて良好。
俺は勤務地は車で1時間近くかかるので
X市でもY市でもアクセスはそんなに変わらない。

海か、山か、それとも市街地か?        

八郎「じゃあX市かY市で探そうか?」

嫁「それがいいと思う!」

        

嫁とX市に越してきてもう20年になるが
このX市を俺も嫁も気に入っている。
都市部まで電車で30分。車なら45-60分。
市の人口は10万程度だが
適度に都会な部分と適度な自然。
そして何より人口10万程度という事で
人がそんなにうじゃうじゃいないのも好感が持てる。

       

X市は海と山に囲まれており
その間の平野部を、国道の幹線道路とJRが走る。
幹線道路とJRの駅周辺は開発が進み
都市部まで電車で30分程度という事で
完全なベッドタウンとなりこの付近は地価も高い。
しかし、ちょっと車で走って海っぺたの土地や
山間部の土地になると地価もかなり下がる。
恐らく、同じX市内でもどこに住むかで
土地代がかなり変わってくるだろう。

           

八郎「どれどれ『X市+土地+価格』でググるか。。。」

        

とりあえず土地の相場観を調べようと思い
パソコンに向かうと。。。やはり、市街地と
海や山の土地ではかなりの開きが出た。

         

八郎「嫁ちゃんが言う所の、老後も徒歩圏内で生活が出来そうな」

八郎「市街地の場合50坪で1000万円後半くらい、坪単価30万以上」

嫁「ふんふん」

八郎「これが海沿いや山間の土地になると、50坪で1000万軽く切る」

八郎「坪単価20万以下、という感じだね」

嫁「そうかあ、住む場所でも土地代が全然違うのかあ」

八郎「簡単に言えば、同じ50坪でも住む場所によっては」

八郎「700万で買えたり、1700万ださないといけなかったりで」

八郎「土地の時点で1000万円の差が出ちゃうね」

嫁「じゃあ、例えば予算3000万円!ってしても」

嫁「土地代700万円なら建物代2300万まで許されるけど」

嫁「土地代1700万円になっちゃったら、建物代は1300万円以内ってこと?」

八郎「まあ。。。単純に言えばそういう事になるね」

       

嫁の話を聞いてても、土地選びって
利便性とか住環境への影響もあるけど
それ以上に「建物代に与える影響がデカい」
という事がよくわかる。
これって結構選ぶのに苦労しそうだ。

建物代1300万円で注文住宅は建つのか?

さて、もし注文住宅の予算を3000万円にして
嫁の希望の住環境を優先した土地を
1700万円かけて購入した場合
実際に建物代1300万円で家は建つのだろうか?

         

八郎「でもさ、もし今の条件で言ったらさ」

八郎「建物代1300万円で、注文住宅って建つの?」

嫁「いや~無理なんじゃないかなあ。。。」

八郎「やっぱりそうだよね」

嫁「なんかのサイトで『坪単価』って言うのがあってね」

嫁「平均的な2階建ての床面積って、坪で言ったら」

嫁「30~35坪らしいの」

八郎「へえぇぇぇ、そうなんだ(さすが詳しいな)」

嫁「坪単価って建てるハウスメーカーにもよるけど」

嫁「だいたい坪単価50~60万円はするらしいよ

八郎「ええ?じゃあ30坪と仮定して坪単価50万円なら1500万円だし」

八郎「坪単価60万円なら1800万円だから絶たないじゃん(;´Д`)」

嫁「じゃあさ、予算を3500万円にしたらどう?」

嫁「土地1700万円+建物高くて1800万円で」

嫁「合計3500万エーン!!ほら、建つじゃん!!!!(#^.^#)」

八郎「」

嫁「何となく注文住宅ってさ3000万~4000万かかるって思ってたから」

嫁「間を取って3500万円でどうだっ!?」

       


。。
。。。
予算の決め方って、そんなテキトーな感じでいいのか(笑)

平屋にする?800万円からの家づくりも考えてみる?

嫁「でもね、建物代はいろいろな方法で『費用削減』することができると思うよ!」

八郎「え、マジで!?そんな方法まで勉強してるの?」

嫁「いや、勉強はしていないけど(笑)」

八郎「して、その方法とは?」

嫁「ズバリ!平屋!!」

八郎「ひ、平屋ぁ?」

嫁「もうさ、子どももあと一人だし、平屋でよくない?」

八郎「あ、ああー、まあ、そうかも」

嫁「2階建てにしなくて1階にしたら、費用も安くなるよ!

八郎「な、なるほどぉー」

嫁「少々1階を広くしてもお釣りがくるよ、きっと

八郎「そ、そうかあ、そうかもなあ」

           

なるほど、平屋かあ。
そういう考え方もあるな。
もう別に2階建てにする必要もないし
建物代も軽減できそうだし、これはイイかも!

       

嫁「あとさ、何かの看板で見たけど」

嫁「800万円からの家づくり、みたいな看板があったよ」

八郎「えええーっ、そんな値段で家建っちゃうの?

八郎「それは流石に怪しくないか?大丈夫なの???(;´Д`)」

嫁「百聞は一見に如かずって言うしさ、1回話を聞いて見るのもいいかもよ」

八郎「老後の家なのにそんなに安くて大丈夫なのか」

嫁「話を聞いてみれば、何がどうなって、だからこの値段で建てられるってのが、わかるかもよ」

八郎「そ、そうだね。。。」

         

予算の決め方も適当だけど
建物の選び方も結構適当。
予算内に収めるなら、いかなる方法も辞さず
みたいな感じで家を建てて大丈夫なのか?

        

俺の新しい家の話、今日はこれまで。

次回予告

お前ら、コメント欄で
「平屋にしたら建物の価格が安くなると本気で言ってんの?」
とかいじめるのは止めろよ。
何も知らない夫婦が、憶測で家の話をしてるだけだからな。
事実がそうでない事は、この後の物語で証明されるぞ。

       

さて、何となくマイホームの予算が3500万円になりそうな雰囲気だが
ちょっと待った。本当に俺、3500万円ローンで返せるの???
俺、43歳だよ???22年ローン???

      

次回「年収600万円、住宅ローンは月幾らまでなら無理なく返せる?」

お前ら、家は「建てたい」と思ったときに建てておくんだな!

このブログはフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。尚、どこかで聞いたことあるような話もあるかもしれませんが、全て筆者の作り話ですので現実になぞらえて考えないようにお願いします。読んで気分が悪くなる方は読むのをお控えください。

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