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第98話 草食系男子ハウスメーカー営業登場で嫁が色めき立つ?

八郎だ(Twitter:@eightblog_hachi)
毎日の人も、久々の人も、初めての人も
ここへの訪問に深謝だ。
この物語は注文住宅について何の知識も無い夫婦が
思い立って注文住宅を建てようとしたら
どうなったのかを描いた「フィクション」だ。
良かったら立ち寄っていただきたい。

    

前回のあらすじ。

      

キューブ営業が我々に提示してきた「仮契約」
それは、3か月前に終売した商品を
ゆっくり検討できる代わりに
「キュービックホーム1社に絞ってほしい」
という、我々から見れば「囲い込み」ともいえる
手段の提示であった。

最初は迷いかけた我々だが
やはりこの段階でハウスメーカーを1社に絞り込むことは
自分たちのマイホームの可能性を減らすことになりかねない
という判断から仮契約の締結を固辞。
あくまで、他のハウスメーカーとのやり取りも進めながら
キュービックホームとも打ち合わせを続けていく事を決断。

  

しかし、3ヵ月前に終売した商品にするかしないかのジャッジは
1か月内に。しかも来週具体的な提案をもらうようにしているので
実質の猶予は3週間となる。
果たして3週間で決めきれる事が出来るのか。。。    

              

ちなみに最初からこの話を読んでみたい
という奇特な方にはこちらのリンクを紹介しよう。

それでは、今日も俺の家の話を始めよう。

嫁、印象を語る

キュービックホームのファーストコンタクト終了後。
藤沢ホームとの約束時間にはまだ1時間以上の猶予があったので
ここで、昼食休憩をとることにした。
嫁は、某大手ハンバーガー系ファーストフードが大好きなので
そこで昼食をとる事にする。

        

店内は激込みだったので、テイクアウトを取り
車の中で食べる事にする。
紙袋の中で、やや湿気たフライドポテトをパクつきながら
嫁に、キュービックホームの印象を聞いてみる事に。

         

八郎「どうだった?キュービックホーム???」

嫁「うん、思ったほど悪くないかなあって思ったよ」

         

あら、意外にも嫁は悪い印象では無いような感じだ。

         

嫁「工場生産による品質管理とか、鉄骨の守られている感とか」

嫁「終の棲家として選ぶにはいいかあって思ったよ」

八郎「マジか!?」

嫁「でも、外観とか内装とか、私の思いからはかけ離れているけど」

八郎「」

嫁「そういうのを我慢して、今話したメリットを自分の中で落とし込むことが出来れば」

嫁「キュービックホームもアリかもしれないねえ」

八郎「。。。そう言う事か」

       

やはり、嫁の理想のマイホームには程遠いらしい。

        

嫁「でもね、何かわかってきた気もするのは」

八郎「うん」

嫁「現状の予算では、自分の理想を叶えるのは難しいかなあってこと」

八郎「ほう、と言うと」

嫁「良い立地に、自分の気に入った外観で、自分の気に入った内装で」

嫁「自分の理想の間取りを兼ね揃えたマイホームを建てるのは」

嫁「無理っぽいなあって思ってきて」

嫁「今4つ言ったうちの2つがかなってくれたらいいかなあって」

嫁「下方修正するしかないかなあって思ってる」

八郎「なるほど」

嫁「そう考えれば、キュービックホームも悪くないって思ったよ」

八郎「。。。」

       

キュービックホームの印象を聞こうと思ったら
嫁はもっと広い視野で家づくりの事を考えていた。
予算を500万円上積みしても
妥協をしなければならない現実は
全くと言っていいほど変わっていなかったことになる。

        

結局はどこで満足をして、どこで妥協を強いるか、になるのだろうが
それは今後の打ち合わせの中で見えてくるものなのだろうか。
いずれにしても、今後のハウスメーカーの
提案次第、という事なのかもしれない。

商談とは、結局のところ「駆け引き」

しかし、嫁は別の始点から話を始めた。

        

嫁「私は、キュービックホーム自体には嫌な思いは無いけど」

嫁「あの営業はどうなのかなあって思っちゃう」

八郎「営業って、同僚Aが紹介してくれた営業ってこと?」

嫁「そうそう、だって初対面なのにさ『仮契約しろ』ってちょっと厚かましくない?」

八郎「んんー、まあ、そうっちゃそうだね」

嫁「なんかさあ、やり手なんだろうけどさ、やり手感が溢れている人っているじゃない?」

八郎「確かにいるね、『自分、仕事できますっ!』ってオーラが溢れちゃってる人」

嫁「あの若手営業、そんな感じするよね。能ある鷹は爪を隠すくらいがちょうどいいのにね」

八郎「まあ、あの終売した商品を引っ張り出すところから、仮契約までの流れは」

八郎「同じ営業の俺でも感心したけど、確かのその『ギラついた感じ』が逆に引いた理由にはなったかもね」

嫁「もっと、普通の営業さんで良いんだけどねえ。。。」

        

嫁のいう事もわからんでもない。
ハウスメーカーも顧客の囲い込みに必死なんだろう。
実際、あのような営業を仕掛けて、仮契約する客もいるのかもしれない。
何となく日本人は「仮」でも「契約」しちゃうと
そこで決めないといけない、なんて気持ちが出てくるので
仮契約が本契約の近道であることも
キューブ営業も分かっているのかもしれない。

      

しかし、商談や打ち合わせは結局のところ「駆け引き」でしかないのだ。
俺も、複数のハウスメーカーとの打ち合わせから
色々な情報や引いては好条件を引き出せれば、と思っている。
複数の情報から得られるものは大きい。
「相見積もり」を堂々と推奨するわけでは無いが
競争相手がいるのといないのでは、条件提示も
全くと言っていいほど変わってくるものだ。

       

結局こうして、客も営業も「駆け引き」してしまうのだ。
駆け引きが悪いとは言わないし、交渉の切り札として
必要だとも思っている。
しかし、クセの強くない営業と打ち合わせをしたい。。。
そんな思いに駆られたのもまた事実であった。

藤沢ホームとのファーストコンタクト

そんなこんな話をダラダラとやっていると
藤沢ホームとの約束の時間が近づいてきた。
我々も展示場の方に車を進める。

         

やって来ました、藤沢ホームの住宅展示場。
マスコットキャラクターの2匹の猫がお出迎え。
確か、猫も住みやすい家、みたいな売り出し方で
猫を家の中で飼う場合の提案がバカ受けしている
なんて話を聞いたことがある。
今では子どもは儲けず、ペットと暮らす夫婦も増えているとか。
そんなニーズをしっかり獲得している、なんてネットニュースを
見たような気がしたのを今、マスコットを見て思い出した。

         

中に入ると、女性従業員が出てきて、要件を聞かれたので
約束をしていた八郎です、と告げると
既に聞いていたようで、さっと奥のダイニングに通されることとなった。

          

嫁は家の中を「♡(ハートマーク)」になった目でガン見しまくっている。
「俺、木造住宅なんです!どうですかっ!」と言わんばかりの木造推し。
ナチュラルな感じに、柔らかい色のLEDライトが
落ち着く空間を演出していた。
ダイニングテーブルも木造。作り付けの家具も木造。
嫁はこんな家が好みなのか。。。と改めて気づいた次第だ。

         

そんな感じで夫婦が不躾に周囲を嘗め回すように見つめていると
ついに奥から、藤沢ホームの住宅営業らしき人物が
コチラに近づいてきた。
おっ!線が細い。ラガーマンキューブ営業を見た後だけに
枯れ木の細木のようである。
蹴ったら折れるんジャマイカ?という感じだ。

         

髪の毛もサラサラ。営業職としてはギリギリの長さである。
本人も髪の毛には自信があるんだろうなあ、と言う感じ。
色も白い。なんだか学生時代は教室で京極夏彦読んでました
と言う感じの佇まいだ。
ある意味、キューブ営業と対局で面白いのだが
この手のタイプが住宅営業大丈夫なのか?
とちょっと不安になってしまった。

         

そんな気持ちで嫁の方をふり向いたら、嫁は

   

嫁「(\♡o♡/)」

       

みたいな目と雰囲気で、藤沢営業を見つめている。

           

オイオイオイオイ。。。

         

俺の新しい家の話、今日はここまで。

次回予告

キュービックホームとのファーストコンタクトを終えた後は
午後から藤沢ホームとのファーストコンタクト。        

       

出てきた営業は、色白細身の草食男子系住宅営業。
キューブ営業とは見た目対極の位置。
そして、そんな藤沢営業を
(\♡o♡/)
な感じで見つめる俺の嫁。

        

またしても、何かが起きそうな予感、しかしない。。。

                

次回「激流を制するは清流、のように揺らぐように交わす住宅営業」

お前ら、家は「建てたい」と思ったときに建てておくんだな!

このブログはフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。尚、どこかで聞いたことあるような話もあるかもしれませんが、全て筆者の作り話ですので現実になぞらえて考えないようにお願いします。読んで気分が悪くなる方は読むのをお控えください。

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