八郎だ(Twitter:@eightblog_hachi)
毎日の人も、久々の人も、初めての人も
ここへの訪問に深謝だ。
この物語は注文住宅について何の知識も無い夫婦が
思い立って注文住宅を建てようとしたら
どうなったのかを描いた「フィクション」だ。
良かったら立ち寄っていただきたい。
前回のあらすじ。
2か月ぶりに家づくりを再開させた俺と嫁。
手始めに岡村工務店に家の話を聞きに行ったのだが。
そこで紹介されたのはなんと
分譲地のゴミ集積所が併設されている土地だった。
現状、分譲地で残っている土地はその1軒のみとのこと。
開始早々、またしても判断に迷うような物件の紹介。
さあ、どうする???
ちなみに最初からこの話を読んでみたい
という奇特な方にはこちらのリンクを紹介しよう。
それでは、今日も俺の家の話を始めよう。
Contents
分譲地のゴミ集積所が併設されている土地
岡村営業「こちらをご覧いただきたいんですが」
そう言って、分譲地の地図を改めて広げる。
岡村営業「この分譲地には16の土地を4社で分割して、と言う話は説明した通りなんですが」
岡村営業「この分譲地の住人のゴミ集積所が」
岡村営業「この残り1軒の土地に併設されているんです」
八郎「な゛っ。。。」
嫁「」
岡村営業が紹介してくれた土地は
分譲地の入り口に位置していた。
そしてその入り口には分譲地16棟分の
ゴミ集積所が併設されている土地であった。
恐らくゴミ収集車が分譲地の入り口に立ち寄って
一括収集して過ぎ去っていく感じなのだろう。
理屈はわかる。しかし。。。
ゴミ集積所が併設されている土地に家を建てて住む
という選択を素直に受け入れられない俺がいた。
嫁は早くも絶句してまま、幽体離脱している。
家づくり再開の物件としては
これまたヘビーな物件である。
これまで、物心ついた時には集合住宅に住んだ記憶しかない俺にとって
「ゴミ集積所」と言うのは残念ながらネガティブなイメージしかない。
兎に角「ゴミ出しのマナーが悪い」
このひと言に尽きる。
どんだけ民度の低い地域に住んでるんだよ
と読者からツッコまれそうだが、今や居住地域地域関係なく
人としての心を持ち合わせていない「人の形をした生き物」が
日本にも一定数生息しているのも事実なのだ。
いろいろあった「ゴミ集積所」トラブル
さて、それでは40年生きてきた私八郎が
集合住宅で経験してきた
「ゴミ集積所」トラブルをご紹介しよう。
指定された日時にゴミを出せない
例えば可燃ごみ・生ごみの収集が火曜金曜の朝の場合
ゴミを出していいのは(地域や集合住宅のルールにもよるだろうが)
基本は当日の早朝からゴミ収集車が来るまでの間であろうか。
前日の夜?基本はダメだろう。
小動物が入り込んで、ビニールを破り
ゴミを食い散らかすと、ハエが集ったり
異臭がして典型的なゴミ集積所トラブルに発展する。
それに、ゴミ袋から出てしまったゴミは
収集車も回収してくれない。
こうして、ハエが集り異臭がするゴミ集積所が完成するのである。
小動物が一切発生しない都会に住んでいる方は何のこっちゃいかもしれないが
田舎では猫だけでなく、小動物もゴミを漁りに来ることがある。
ゴミ収集当日の朝が早いのかもしれないが、前日の夜に
出されてしまうと、このトラブルが発生しかねない。
特に生ごみが腐臭を放っていると、この匂いに小動物が集まりやすくなり
ごみ袋崩壊リスクは更に高まる事になる。
あと稀に、出張なのか旅行なのか
ゴミ収集前日も当日も家にいないからなのか
ゴミ収集の前々日とか全然関係ない日(だいたい真夜中)に
しれーっとゴミ出しをして、翌朝ビニールが食い破られ
ゴミが散乱している事もある。
当日でもない日にゴミが当たり前のように出され
そして、あられもない姿で我々の視界に入り込んでくるのである。
これには殺意すら覚える。
不法投棄(住人以外が出張してゴミ捨てする)
あと、これまた問題になったのが「ゴミの不法投棄」である。
とある日の朝、小型の家電や家具などがいきなりゴミ集積所に出現した。
暫く住人も見て見ぬふりをしていたが
家電や家具はそのままゴミ集積所に当然居座り続けた。
然るべき捨てられ方をしていないので当然収集もされない。
その内我慢ならなくなって
住人の誰かが管理会社に惨状を伝えたのだろう。
後日管理会社から、今回に限り管理会社で撤去した旨と
ゴミ出しのルール徹底及び、悪質なルール違反があった場合は
退去してもらうような文言の文書が配られた。
しかし、それから程なくまたも不法投棄がさく裂。
これには住人もざわついた。誰がやったのか?
●●●号室の人が怪しい、等
根も葉もないうわさが独り歩きした。
しかし、これは意外なところから問題が解決する。
何と、とある住人が夜中にゴミ集積所に
ゴミを持ち込んでいる外部の人間と遭遇。
外部の人間は車で逃げるように去っていったようだ。
ただ、車のナンバーを覚えていたらしく
その状況と車のナンバーを管理会社に通報。
その後、管理会社がどのような行動に出たか不明だが
それを機に、不法投棄は無くなった。
ごみトラブルに頭も悩ませるマイホームになるかも
そんなネガティブなイメージしかないゴミ集積所。
これが自分の家に敷地内にある事を受け入れるのだろうか?
そんな広い心は持ち合わせていない。
もちろん、分譲地の人はちゃんと良心を持ち合わせていて
ルールを守ったゴミ出しをしてくれるかもしれない。
しかし、山間の土地である以上、小動物の出没は避けられないだろうし
不法投棄の可能性はぬぐえない。
もう、リスクしかないのである。
だから売れ残っているのではないか?
そう勘繰ってしまう。
岡村営業「いかがですか?」
いかがもへったくれも無いだろう。
何だか掴まされた気すらする。
全く乗り気がしない。
八郎「いかがも何も、これはちょっと。。。」
岡村営業「いや、そう思われるのもごもっともです」
岡村営業はさもありなん的な態度で俺の不平を交わす。
岡村営業「どうでしょう、ここは実際現場を見てみませんか?」
八郎「いやー、家の前をゴミだらけにされたくないんですよね(直球)」
岡村営業「でも、現場を見てもらうと、少しその気持ちは変わると思いますよ」
八郎「変わらないと思います(直球)」
岡村営業「ちなみにこの土地は、他の土地よりも若干広くなっているんですよ」
岡村営業「ゴミ集積所がなるべく居住区から離れるようにするためです」
岡村営業「なので、坪単価も他の土地よりお安くなっていますし」
岡村営業「。。。当然、上物もサービスさせていただきます」
キタ。。。ここで値引きの話か。
俺の上限予算を知っているから
相手からすれば話もしやすいだろう。
相手のペースで話が進んでいることに悔しさを感じる。
あまりにも早くコチラの手の内を見せすぎるのも
それはそれで問題だな、と改めて痛感。
八郎「だいたい、どれくらいの提示になりそうですか?」
岡村営業「3500万円は全然下回ります、そのご紹介の前に」
岡村営業「まずは、現場を見てみませんか?」
執拗にゴミ集積所がある土地を推す岡村営業だが。。。
俺の新しい家の話、今日はここまで。
次回予告
ゴミ集積所がある土地を我々に押す岡村営業。
値引きをチラつかせながら、現場確認を執拗に迫ってくる。
俺ですら、最初から気にしてしまう物件だが
嫁は果たしてどう思っているのか?
値引き優先と言う、前回の二の舞にはなりたくない。
嫁の気持ちを優先すべきところだが。。。
お前ら、家は「建てたい」と思ったときに建てておくんだな!
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このブログはフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。尚、どこかで聞いたことあるような話もあるかもしれませんが、全て筆者の作り話ですので現実になぞらえて考えないようにお願いします。読んで気分が悪くなる方は読むのをお控えください。