建築日記第1話「やっぱりおうちたてようかな」はコチラから!

セキスイハイムの間取りは制限がある?自由度がない?その理由と失敗しないためには?

どうも!八郎です!!
(Twitter:@eightblog_hachi)
(ガーデニングや家庭菜園
家の事などくだらないことを
たまーにつぶやいていますので
よかったらブログ共々
ご笑覧下さいませ)

                  

セキスイハイムの口コミで

✅セキスイハイムはプランに制限がある
✅セキスイハイムの間取りは自由度は低い

と言うものがあります。
これが理由でセキスイハイムでの家づくりを
敬遠される方も多いと聞きます。

      

また、セキスイハイムと打ち合わせをしている序盤で
プランの微調整をお願いしたら

営業「あー、そこは柱があるからできないんですよ~」

って言われて「は?」ってなった
なんて口コミも見たことがあります。

      

それもこれも、セキスイハイムが他のハウスメーカーとは
ちょっ異なった仕組みで家を建てているのが原因です。
今回はその「間取りに制限がある」と言われている理由を
深堀してみたいと思います。

       

そして、仕組みを理解出来れば、制限が出る理由がわかるので
仕組みを覚えることで、ある程度制限を回避することも出来ます。
。。。正味な話、完全回避はできませんが(笑)

      

更に言えば「間取りに完全な自由を求める施主さま」は
セキスイハイムで家を建てるのは難しい

と言えるかもしれません。

      

セキスイハイムが他のハウスメーカーとは
異なる家づくりをしている理由とメリットを理解いただき
やはり間取りは完全フリーが良いのでセキスイハイムを諦めるか
その理由とメリットを理解してセキスイハイムで家を建てるのか
その辺をまとめてみました。
これから家づくりを始めようとしている人の
参考になれば幸いです。

セキスイハイムのプランの制限の理由は「ユニット工法」にあった

引用:https://www.sekisuiheim.com/feature/

セキスイハイムは「ユニット工法」という
他のハウスメーカーとは異なる方法で家を建てています。
上の画像の左側にある柱で囲まれた直方体「ユニット」を
右側の画像のように組み合わせて家を建てていきます。

こんな感じで工場で作られたユニットが
家の前までトレーラーで運ばれてきます。
それをクレーンをで釣り上げて土地におろします。

このユニットを組み合わせて
家を建てるのがセキスイハイムのやり方で
この家の建て方を「ユニット工法」と言います。

この様子はYouTubeにタイムラプス動画でも収めていますので
良かったらご覧になってください。

セキスイハイムのユニット工法のメリット

工場生産されるのでより精度の高い家が作られる

詳しくはコチラの記事に譲りますが

セキスイハイムのユニット工法のメリットは
大きく2つ挙げられます。
ひとつは「工場生産によるより精度の高い家の製造」です。

✅大型精密機械を導入している
✅作業をされる方は天候や体制を気にせず作業をすることが出来る

この2つは他のハウスメーカーには無い
大きなメリットになります。
特に普通の家づくりでは、現地で施工される方は
天候(気温や風雨など)や重力に気を使いながら作業をされています。

       

しかし、工場生産の場合
建物内での作業になるので
天候の環境はまったく気にしなくて良くなります。
また、現地施工だと、作業の方がやや
厳しい体制で作業する姿も見受けられますが
工場生産ならユニットを傾けたり別の方向に倒して
作業をすることが出来るので
作業される方が作業しやすい体制で
作業をすることが出来るのが
他のハウスメーカーにはない大きなメリットになります。

地震に強い家を作ることが出来る

柱と柱をスポット溶接することで
地震に強いユニットを作る事を可能にしています。
八郎も家を建てる上で「耐震性」を最重視していましたが
工場見学での、大型精密機械のスポット溶接などの
ユニットが組みあがっていく様子をみて
このハウスメーカーなら地震に耐えうる家を
作ってくれそうだ、と思ったものです。

      

機械ならではの精密さと人間では成しえない
機械ならではのパワーを用いてのユニットの組み上げ。
セキスイハイムは殆どの家で「耐震等級3」を取得することができます。

機械がユニットの最終点検を実施する 

組みあがったユニットは、最終機械が
レーザーでミリ単位まで点検します。
現地ではこのような事は出来ませんので
このような機械を用いた点検も
工場でユニットを作るメリットになります。

セキスイハイムのユニット工法が間取りに制限を及ぼす理由

セキスイハイムのユニットにはどうしても柱があります。
直方体のユニットを組み合わせて家を建てると
どうしても「柱の集合体」なるものが出てきます。

    

これは我が家の1階部分のユニットの重なりを
上から見た図です。

45ユニット3つと36ユニットが
こんな感じで重なっています。
ユニットの大きさについてはコチラの記事を。

この赤い丸印の部分が、ユニットの柱が合わさっている所です。
外周の合わさっている部分は、この柱の部分をまたいで
窓をやドアを設置することが出来ません。
柱が入っていますからね。

      

また真ん中の下から2番目の赤丸印は
空間内に柱が出てきてしまっています。
これは広大なスペースには
ユニットの組み方次第では
柱が出てくる可能性があるからこうなってしまいます。
これは残念ながらセキスイハイムでは
基本的には避けられないデメリットになります。
但し。。。お金に物を言わせて
柱を抜いてしまう方法もありますが。。。
その方法はコチラから。

セキスイハイム,柱

Cレン工法(正しくはハイビーム工法)を用いれば
柱を抜くことは可能です。

      

このユニットの柱の存在が
窓やドアの設置場所や大きさを制限したり
空間に柱が出てきて、邪魔だなあと思われる
要因になっています。

セキスイハイムの間取りで失敗しないためには?

ユニットの大きさを知る、柱の位置を知る

自分が建てようとしている家の
ユニットの大きさと柱の位置を把握すると
どこで制限が出るのかがわかります。

この間取りの小さい正方形がユニットの柱になります。
正方形が2つ並んでいると柱が2つ
4つ並んでいると柱が4つ重なっている事になります。
このユニットの柱にかかる部分は

✅窓やドアは設置できない
✅柱の部分をまたがって住宅設備を設置することは出来ない

となります。
ユニットの柱を動かすことは出来ないので
例えばユニットのサイズを変える

例)36+45ユニットを27+54ユニットに変える
※但し54ユニットは通常のユニットより金額が割高になるので注意

もしくはユニットの向きを変えることで
柱の出現位置を変えることができます。

これは次項で説明します。

ユニットの向きを変える

詳しくは上記の記事に譲りますが
ユニットは縦に並べるか、横に並べるかで
柱の出現位置や窓の設置のサイズが変わってきますので
土地に余裕があれば検討してみるべきです。

こちらは36ユニットを6個「縦」に並べてみた図です。
7.2m×7.2mの正方形の家が出来るわけですが
例えば上側を南側と仮定し、南側にLDKを設置しようとした場合
柱の出現しない広いLDKになりそうですが
ユニットの柱のせいで、窓は2250サイズまでしか選べないデメリットもあります。

今度は同じように36ユニットを6個「横」に並べた図です。
先ほどの上の図と比べ、柱の位置が変わっていることにお気づきかと思います。
このようにユニットを縦に並べるか横に並べるかで
柱の位置が全く違った場所に出現します。
この法則をご存じなだけでも、間取りの考え方に
奥行きが出ますので是非ご承知おきください。

      

ちなみに同じように南が上側として
南側にLDKを寄せたい場合
極論南側には3600の窓を2つ並べる事が出来ます。
大パノラマウインドウ的な感じにすることが可能です。
しかしLDKの真ん中あたりに柱が出現します。
(我が家の間取りはこのパターンです)

      

このようなユニットの大きさや組み合わせ、向きを知ることで
どこに柱が出現し、窓の取れる大きさが変わってきますので
知っておくと、間取りの制限を理解することができ
失敗を減らすことが可能になります。

セキスイハイムの間取りは制限があるので失敗しないためには、まとめ

セキスイハイムの間取り・プランに
制限があるのは残念ながら事実です。
その理由はセキスイハイムの「ユニット工法」にありました。

       

ユニット工法は工場生産による

✅大型精密機械を導入し狂いの少ないユニットの生産を実施
✅作業をされる方は天候や体制を気にせず作業をすることが出来る

✅出来栄えのチェックも機械が実施する
✅耐震性に優れた家(ユニット)の製造

という他のハウスメーカーで享受できないメリットがあります。
しかしながらそのユニット工法による柱の出現が

✅柱にかかる部分は窓やドアが設置できない
✅柱が出現している所にまたがって住宅設備を設置することができない

というデメリットを生み出しています。
上記の理由が、セキスイハイムのプラン・間取りで
制限がある、自由度が低いと言われる理由です。

       

なので、ユニットの大きさや組み合わせを知ることで
ユニットの柱の位置を知ることが出来ますので
ユニットの柱の位置を把握して間取りを考えると
失敗を減らすことができます。

     

またユニットの向きを変えることで
柱の出現位置や窓の取れるサイズが変わってきますので
土地の広さに余裕があれば、ユニットの向きを変えて
柱の出現位置を変えてみるのもひとつの手です。

       

セキスイハイムはユニット工法です。
ユニット工法のメリットを理解して
メリットが自分に合っているかどうかを
まずは考えてみましょう。
その上で、間取りの制限があったとしても
ユニット工法のメリットが勝っていれば
セキスイハイムで家を建てても後悔はないと思います。

      

逆にいかなる住宅設備も、制限なしで5cm10cm単位で
ずらしても理想の間取りを手に入れたい人には
向いていないハウスメーカーと言えると思います。

       

本稿が、これからセキスイハイムで家づくりを検討される
皆さまのお役に立てたら幸いです。

       

本日は以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!!

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