建築日記第1話「やっぱりおうちたてようかな」はコチラ!!

#015 平屋 のち 暴風雨

どうも!八郎です!!

注文住宅に家づくりの方向性を切り替えた八郎家。
しかし、模様眺めで訪れた分譲地は、
既に土地が半分売れてしまった状態。

焦りを感じた八郎家は、
その日の内に、アポなし展示場突撃を敢行。
その中で、2階建て展示場が主流の中、
ただ一軒だけ、異彩を放つ、
平屋のかっちょええC社にお邪魔しています。

しかし、出てきた若い営業から言われたのは

分譲地の土地残り1件。
土地価格は1700万

早くも土地だけで、貧乏サラリーマン夫婦の予算をかなりオーバー。

いきなり財布がピンチで、
グロッキー間近の八郎に、
営業はプレゼンする気満々です。

この営業のプレゼンが、
木の香り漂うステキな展示場内に、
嵐を呼ぶことになろうとは。。。

それでは、続きをどうぞ!   

若手営業が練りに練った?プランとは。。。   

C社営業「実は、この土地にハマる、おすすめのプランがあるんです。ご覧になりませんか?」

          

猛烈若手C社営業は、もう土地の価格を聞いただけで戦意喪失。
グロッキー寸前の八郎家を追い込むように、プレゼンをかけてきす。

間取りって、客があーしたい、こーしたいって言うのを考慮しながら作るのが普通じゃないの?

営業自ら
「温めているプランがあるから見てくれ」
と言うパターンはどれだけレアなのか?
それともそういう提案もままあるものなのか…

正直、自分の検討予算が違いすぎて一刻も早く逃げ出したい気持ちでいっぱいでしたが、
営業の熱意に負けて話を聞くだけなら…
とほんの少しだけ思ったことを口に出したのが、
まさかの終わりの始まりになろうとは。。。

        

八郎「話を聞くだけでしたら…」

C社営業「少々お待ちください♪」

       

嬉しそうに後方に下がっていくC社営業。
八郎、嫁をチラリと見やると。。。

          

嫁「ブンブンブンブン(頭を左右に振る音)」

         

と、予算オーバーすぎてムリムリムリと言わんばかりの、
全力で頭をブンブンする嫁。
やはり、抱いている気持ちは同じようです。

       

嫁「。。。でも、このおうち(=展示場)は本当に素敵よね…」

          

と小声で呟く嫁。
これも、俺も同じ気持ちです。
もしこんな家が予算内で購入できたら、どれだけ素敵だろうか…
交渉の余地は少しでも良いからないだろうか…

そんなほぼ妄想に近い希望を思い浮かべているところに、
速足で営業が戻ってきます。
ニヤついた顔を浮かべて。

           

C社営業「お待たせいたしました、こちらになります。バサバサッ」

          

そういって2枚の紙を広げました。   

C社営業渾身の披露

そこには外溝のイメージと、間取りがありました。

展示場と同じ「平屋」の提案です。

土地が若干広いこと、
そして南東の角地でロードサイドに面していることから、
採光には問題が無いことから、
思い切って平屋にしてきたのでしょう。

                    

八郎「むむむむむっ」

            

これは、若手営業が披露したくなる気持ちがわかります。
外構は文句無く素敵です。
車は2台しか止められないんですが、
切妻と片流れ屋根を組み合わせた個性豊ではあるがうるさくない外観。
目隠し玄関の、程よいアピール感が目を引きます。

間取りは無難な3LDKです。
玄関から、右側がLDKスペース、左側が和室・寝室スペースです。

寝室スペースの1部屋はドアが2つあり8畳のため、
仕切りを入れて分割も可能です。
このパターンはA社の建売にもありましたし、
最近このようにぶち抜き&壁で仕切らないで、
ドア2箇所設置パターンが増えているようです。

スペースと言い間取りと言い、
特筆すべき点はありませんが、
それだけにシンプルで使い勝手もよさそうで、
何より住みやすそうです。

また、片流れ屋根のスペースは屋根裏として、
秘密基地仕様になっています。
男心をくすぐられるスペースです。

          

営業「ここは、部屋として提案していますが、吹き抜けにして採光を確保するのもありかと思います」

           

そう言われて尚「むむむむむ」となってしまいます。
平屋で、片流れの屋根の上からも採光し、
昼間は明るい我が家。


。。
。。。
想像しただけで、にやにやが止まりません。
C社営業の気持ちが、少しだけわかった気がします。

予算とミスマッチの提案

しかし、ここで嫁の様子を見ようと目をやると、

          

嫁「(# ゚Д゚)」

          

工エエェェ(´д`)ェェエエ工
眼がマジで怒ってます…
気のせいか、営業を睨みつけているような。。。

いったい、何が嫁をそうさせているのか…

しかし、問題は、嫁の態度だけではありませんでした。
そう、価格です。
土地込みの価格で、果たしていくらかかるのか。

ここまで明確に間取りとイメージが出ていれば、
価格もかなり細かい線まで出ているはずです。

           

八郎「これで、大よそいくらぐらいかかるんですか?」

営業「はい、4500万程になります」

八郎・嫁「」

           

この営業、我々がお客さまシートに記入した、
おうちの予算の1000万上を行く価格を提示してきたよ。。。

まあ、3500万と控えめに書いた八郎にも問題ありますが、
温めていたプランを披露したかったとはいえ、
その1000万も上の価格を提示する営業の神経も疑いたくなります。

八郎にとっては非常に魅力的なプランでしたが、
価格に現実味がありません。

「やんわり断って帰ろう」

そう思案し、丁重にお断りの言葉を口にしようとした、
まさにその瞬間。
空気が一変します。   

怒髪天を衝く

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嫁「すみません、とても我が家の予算ではC社さんでは建てられそうにありません。用事もありますので失礼します。」

八郎「」

         

嫁の突然の激しい言動に圧倒される男性2名。

嫁の普段は、こんな強硬なことは絶対にしない、
どちらかと言うと物静かな性格なんですが、
しかし今回は自分の想いが詰まった家づくりが絡んだからか、
今までにない行動に出ます。

余談ですが、嫁は今後も
家づくりが絡むと、
今までのアルゴリズムにはない
予測不能な行動がちらほら出てきます。

嫁は立ち上がり、帰ろうと八郎を促します。

この突如の豹変ぶりに慌てた営業。
地雷を踏んだの悟ったのでしょうが、時、既にお寿司。
もう「アガリ」を飲み終えてしまった嫁に、
取り付く島もなければ、余地もありません。

         

営業「いや、価格の方は勉強させて頂きます、たとえb」

嫁「用事もありますので失礼します」

        

嫁はすごい勢いで出口に向かって行きます。
この後、全く用事などありませんが、
ここは合わせておかないと、
夫婦間も危機が訪れかねません。

「すみません。。。失礼します。。。ヒエェェェ」
と頭を下げて嫁の後を追います。。。

         

こうして、アポなし展示場突撃は、
散々な結果に。

ノーマネーならぬ
ノープランでフィニッシュです(by吉田栄作)   

営業との相性は大事

とりあえず車に乗って嫁をなだめようを話を聞いて見ると。。。
               

嫁「あの営業、絶対私たちをバカにしてた!悔しい、絶対C社では家建てない。すごく素敵なおうちだったのに、あの担当は許せない!」

             

嫁の怒りはとどまることを知りません。
何がそんなに気に入らないのか聞いてみたら、

✅我々の希望も聞かずにプランを披露してきたこと
✅予算は3500万と記入したのに4500万の価格を提示したこと
✅お前らにはうちの物件は買えないんだよ、と言いたげな視線を嫁に投げてきたこと

と息巻きながら、まくし立てるまくし立てる(苦笑)
八郎が、世間知らずの予算を記入したことは非がありますが、
何も初見で、予算の1000万プラスのプランを、
希望も聞かずに提示してきたことには、
確かにちょっと???でした。

まあ、営業としては、ただ見て下さい的な話だったと思うので
ここまで過剰に反応してしまう嫁にも、
問題があるかもしれませんが(笑)

個人的には、八郎にはプライドが無いので4500万と言われて、
嗚呼、これは無理ゲーだ、
としか思わなかったし、
若手営業が見下した視線を投げたとしても、
それはある意味事実なので、
そこは受け入れなければならない事だとは思いました。

         

こうしてC社とはこれっきり。
その後何の連絡もありません。

ちなみにC社最後の土地である1700万の区画は、
それから2か月ほどで完売したのか、
区画全てに「済」のマークがつきました。

どれだけ素敵なHMであっても、
営業との相性が合わなければ、
そこで家を建てることは出来ない。

      

家を建てるかどうかは営業との相性で決まる…
最初の展示場巡りで、
注文住宅業界の不変の真理を、
身を以って痛感した出来事でした。

(次回へ続く)

   

こうして、C社への突撃は空振りに終わる八郎家。
しかし、ここで退却しては家は一生立ちません。
傷つこうが、トラウマになろうが、
前に進まねば、道は開けません。

この後八郎家が取った行動とは?

次回「うさぎさんに癒されに行こうよ♪」

君は、選び抜くことができるか。

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