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コロナウィルス第七波感染?騒動記その(15)[復職編]

今や人口の11人に1人が
コロナ感染経験者と言われている日本。

      

そんなコロナ第7波の終わりなきピークに起こった
ひとりのおっさんの話を聞いていただきたい。

       

経験された方はご存知かと思うが
これは個人の問題だけでは終わらない。
家族や会社を巻き込む、大きな問題へと
発展しかねない、由々しき問題である。

      

そこで経験した出来事や
心情を共有してほしくて
この番外編の筆を執る事にする。

     

ちなみに以前の記事を読まれてない方は
コチラのリンクからお読みいただきたい。

騒動記その(1)[疑惑編]

騒動記その(2)[露呈編]

騒動記その(3)[苦悩編]

騒動記その(4)[選択編]

騒動記その(5)[絶望編]

騒動記その(6)[際限編]

騒動記その(7)[謝罪編]

騒動記その(8)[難儀編]

騒動記その(9)[戦場編]

騒動記その(10)[診断編]

騒動記その(11)[準備編]

騒動記その(12)[隔離編]

騒動記その(13)[感染編]

騒動記その(14)[再検編]

困惑

10日間の自宅療養を経て
明日復帰できるか否かの抗原検査。
Cのみに縦線なら陰性。
CとTに縦線なら陽性。
それ以外なら判定不能(再検査)。
という状況の中、検査結果は
Cには濃い縦線が入るがTには薄い縦線。。。

        

これは果たして陰性なのか陽性なのか?
困惑を隠せないまま、嫁に相談してみることに。

        

八郎「こんな結果になりました(/・ω・)/」

嫁「どれどれ。。。うわ、またこれはビミョーな(笑)」

八郎「そうだよねえ(´・ω・`)」

この上のレベルのようなほぼ見えない線なら
気のせいだよ、きっと!
と強気で押せば寄り切れそうだが
検査結果はTにもCほどはっきりとではないが
線が出てしまっている。

       

嫁「八郎ちゃんも、ブログの神様に好かれているねえ(#^.^#)」

八郎「」

        

確かに言われてみれば1話分くらいのネタになりそうな
おいしそうな話ではあるが
もう10日も引きこもっているので
そろそろシャバの空気を吸いたい気もするし
何より仕事に穴を空けているこの状況から
早く抜け出したい気持ちも強い。

      

こんな状況下になってまで
身を削ってまで人を笑わせている場合ではない。
このままだと、別にネタを提供しなくても
お笑いものにされてしまう。

報告

嫁「まあ、冗談はさておき」

八郎「おう」

嫁「上司に報告してみれば?」

八郎「な、なるほど」

嫁「抗原検査キットの報告って上がってると思うから」

嫁「こういうビミョーなパターンはこう」

嫁「っていう判例があるかも」

八郎「確かに」

        

時刻は22時を回っており
今日中の返信はないと思うが
報告をしないのもどうかと思うので
電子メールでTのところにうっすら
線が入った写真を添付し

       

メール「出社して良いか、ご教示ください」

       

と送ってみる。
ちなみにその後、Googleレンズで
うっすら線が入った写真を検索したところ
多くのサイトがヒットし
一番多い意見は

「擬陽性」

であった。
いやいや、今まで陽性でしたから
今更「陽性の疑い」とか言われても。。。
という感じである。

       

ギヨウセイ。。。
ギロッポンなら少しウキウキしなくもないが
ギヨウセイでは全然ウキウキしない。。。
そんな擬陽性の可能性を残した
今回の抗原検査。
後は明日の会社の判断を待つことにする。

私見

翌朝、とりあえず仕事着に着替え
いつでも出れるように待機しつつ
テレワークを始めると
早速大ボスから返事が来た。
(※ボスの更に1つ上の上司)

     

大ボス「私見だけど」

大ボス「それって陽性なんじゃないの?自宅待機で」

八郎「」

        

いちおう取締役クラスの大ボスなんだが
大ボスが私見で判断して
自宅待機を命じるなんてそんな適当な判断あり得る?
とちょっと驚いてしまう。
努めている会社のレベルの低さを晒してしまった。

       

その30分後にボスからメールが。

       

ボス「今日は自宅待機」

ボス「然るべき部署に聞いて、別途指示を出す」

       

ときた。まあこれが普通の対応だろう。
大ボスが自宅待機と命じたので
ボスも大ボスのプライドを傷つけないように
自宅待機を再度命じつつ、ちゃんと然るべき部署に
コンタクトをとるという、上司らしい判断だ。
立場入れ替わった方がいいんじゃない?
と思ってしまう。

      

今日は自宅待機となったので
着替えをしてラフな格好になり
テレワークを続けるのだが
太陽がいちばん高い位置に登った頃に
ボスから電話が。
そして意外な結論を聞かされることになる。

結論

会社の携帯が鳴る。
電話の主はボスである。

       

ボス「結論、明日から出社してよし」

八郎「え?再検査しなくて良いんですか?」

ボス「ああ、と言うか必要なくなった」

八郎「必要。。。なくなった。。。?」

ボス「規定が変わってな

八郎「はあ」

ボス「陽性者が10日間の自宅待機をした後は」

ボス「抗原検査をすることなく無条件で復帰できるようになった」

八郎「そ、そうなんですか。。。」

ボス「お前は最後の抗原検査キット陽性反応者自宅待機メンバーになるな」

八郎「こんな最後、全然名誉じゃありませんね(笑)」

ボス「という事で最後の自宅待機を楽しめ」

八郎「。。。仕事山積みで、全然楽しめませんが(呆)」

ボス「じゃあ、仕事頑張るんだな、切るぞ。ブツッ」

八郎「。。。はあ、そうなのか」

          

という事で、あの抗原検査キットの
検査結果は知らされないまま
規定が変わったというひと言で
闇に葬り去られることに。

      

今後、コロナウイルス感染陽性になり
10日間待機した者は
無症状なら無条件で復帰できることになり
結果、八郎は
自宅療養10日+自宅待機1日の
合計11日待機をして
無事、職務に復帰できることとなったのであった。
(次回へ続く)

          

最初は3話くらいで終わらせるはずだった
コロナウイルス感染?騒動記だったが
当ブログあるあるの引き伸ばし作戦で
15話まで続いてしまう事に。
最後までお読みいただいた皆様には
心から深謝したい。

       

さて、次回が本当の最終話。
コロナウイルスに感染したことによる
気づき的な話をして
騒動記を終わらせたい。
最後まで、お付き合いの程宜しく頼む。

        

次回「コロナウィルス第七波感染?騒動記その(16・終)[気付編]」

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