八郎だ(Twitter:@eightblog_hachi)
毎日の人も、久々の人も、初めての人も
ここへの訪問に深謝だ。
この物語は注文住宅について何の知識も無い夫婦が
思い立って注文住宅を建てようとしたら
どうなったのかを描いた「フィクション」だ。
良かったら立ち寄っていただきたい。
前回のあらすじ。
親に家づくりの資金調達を頼み
家づくりを再開させた俺たち夫婦。
今更ながらに、未来のマイホームは
「木造」と「鉄骨」のどちらが良いのか
夫婦でワイワイやってみた。
その時に確実な結論こそ出なかったものの
嫁は木造、俺は鉄骨住宅に好印象を抱いていた。
しかし、鉄骨住宅のデメリットとして
建築コストが嵩むという指摘があった。
ただでさえ、家づくりの資金が少なくて
実家から調達したばかりだと言うのに。。。
しかしその時
俺の心の「名案」と言う名のろうそくに
火が灯ったのであった。
ちなみに最初からこの話を読んでみたい
という奇特な方にはこちらのリンクを紹介しよう。
それでは、今日も俺の家の話を始めよう。
そう言えば、会社の同僚が。。。
何となくだが、鉄骨住宅に魅力を感じる俺。
気密断熱性は木造住宅に負ける、と
デメリットにはっきり書いてあったものの
そんなものは日本の「エアコン性能と技術」で
何とでもなる!と思い、このデメリットを見切った俺。
(↑「そういう問題じゃない!」というツッコミ、ごもっともです)
もう1つのデメリットは、我々の家づくり事情では
避けて通れない「費用・コスト」の問題である。
どうやら、木造に比べて高くつくらしいのだ。
木より鉄の方が高いのか?
その辺はよくわからないが、どうやら
鉄骨住宅の方が高いらしい。
資金援助が決まった時は
「(マイホームへの)高望みはしない様にしよう」
と気を引き締めたはずなのに
資金にゆとりができると、なぜか気持ちも緩んでしまい
ちょっとした贅沢や背伸びがしてくなってしまう
俺のイケない性格である。
しかし、ここで俺は閃いてしまった。
そう、鉄骨住宅で家を建てた会社の同僚が
ひとりいるジャマイカ!
これを利用して、鉄骨住宅を少しでも安く
建てることは出来ないだろうか!?
そう思いついたわけである。
それでも予算に届かず、高嶺の花と言うのであれば
それはあきらめもつく。
しかし、何もしないで諦めるのはどうなのか?
見積もりを取るだけなら、タダなのではないのか?
そこから考えても遅くないのでは?
そう思い、俺はキュービックホームで家を建てた
同僚Aを昼メシに誘い出すことにした。
同僚A、鉄骨住宅の魅力を語る(個人の感想)
八郎「どう?最近調子は???」
同僚A「いや~ボチボチっすねえ」
とある日の昼。同僚Aを誘い出すことに成功。
とりあえずおごるというエサを撒いておいて
エビで鯛を釣る計画だ。
千円ちょいの昼メシが数十万の値引きに化けるかもしれないのだ。
最初が肝心である。
八郎「何喰いたい?」
同僚A「なんか、●●通りのちょっと入った所に、クソ美味いカレー屋が出来たらしいじゃないですか?」
八郎「そ、そうなんだ。。。」
同僚A「そこ行きましょうよ!」
昼間からカレーか。。。
とちょっと思ったが、ここは同僚Aの行きたい所最優先である。
笑顔で「わかった!」と返してそこのカレー屋に向かった。
カレーが来るまでの間に同僚Aに
伏線を張る事にした。
八郎「どうよ、新築。住みやすい?」
同僚A「はい、もうバッチリですよ!全館空調サイコーですね」
八郎「まあ全館空調もいいんだけどさ、ところで」
八郎「同僚Aは、鉄骨住宅に住んでいてメリットとか何か感じてる?」
同僚A「そうっすね~、何か守られている感じしますよね、鉄の骨に俺たち家族が」
八郎「」
コイツ。。。俺と感想のレベルが変わらないジャマイカ。
鉄骨でも木造でも耐震性能に優れた家は建築できるらしい。
鉄骨だから~というのは感覚的なものでしかないのである。
俺もこの前まではその信者であったが。。。
家建ての先輩として同省Aを指名してみたものの
大丈夫なのか、いささか不安になって来たぞ。
同僚A「後、キュービックホームって、家が工場生産なんですよ」
八郎「え?どういうこと???」
同僚A「骨組みとか、基本的な躯体って全部工場でロボットが溶接・組み上げしていくんですよ」
八郎「ほおおお。。。」
同僚A「木造みたいに現場で大工が組み立ている訳じゃないんで」
同僚A「精巧さというか、施工ミスと言う点では、人間に比べれば格段に少ないんじゃないかと」
八郎「おおーそりゃあ、住んだ後も安心だなあ」
同僚A「そうですね、後住んでみてのメリットじゃないですけど」
同僚A「工期が早いのも特徴ですね」
八郎「へえ、そうなんだ」
同僚A「基礎工事始まるじゃないですか?」
八郎「キソ。。。コウジ。。。???」
同僚A「ほら、地面の土掘り始めたり、コンクリート流し込んだりするやつですよ」
八郎「うーん、全然わからんっ!」
同僚A「ま、まあ、家を建て始める工事の事です!が、始まってからですけど」
同僚A「家が建つまで3か月かからないですよ」
八郎「。。。それって、早いのか?」
同期A「まあまあ、早いと思いますよ。木造ならメーカーにもよるけど」
同僚A「半年くらい、かかるんじゃないっすか?」
八郎「ふう~ん。。。」
まあ、鉄骨住宅の躯体は工場生産で
施工ミスが少ないというのは、安心の担保にはなる。
鉄骨住宅を選ぶ理由がまたひとつ増えた、という事だな。
(※▲鉄骨住宅のメリットにもしっかり書いてあったけど、ちゃんと読んでない俺)
上司(直属じゃないけど)命令発動
美味しそうにどろどろの緑のカレーをパクつく同僚A。
俺は。。。オーソなチキンカレーにし
同僚Aの強烈なプッシュにより
ライスでは無くナンを頼んだのだが、このナンが
何の変哲もないフツーのナンで
ライスにしておけばよかったと猛烈に後悔し始めていた頃。
同僚A「で、本題は何ですか?」
と、向こうから唐突に切り出してきた。
八郎「あら、わかっちゃってた?」
同僚A「だって『おごる』とか『何でも食べていい』とか、いい加減気持ち悪すぎるでしょ?」
八郎「」
同僚A「ウラが見えすぎてて怖かったけど、どうせ逃げられないならと思って、ちょっとわがまま言いましたよ(笑)」
どうやらこっちの思惑はある程度見透かされていたようだ。
じゃあ、遠慮なくコッチも言わせてもらう事にしよう。
八郎「まあ、これは。。。仕事の事ではないんだが、上司命令と言ってもいいだろう」
同僚A「。。。なんですか、それ?」
八郎「極めて重要なミッションをお前に言いつける」
同僚A「うわあ、何かカレー1杯が高くつきそうだなあ。。。」
八郎「キュービックホームの営業を俺に紹介してほしい」
同僚A「えっ???」
八郎「そして、お前より安く家を建てさせるようにしてくれ!」
同僚A「」
俺の新しい家の話、今日はここまで。
次回予告
鉄骨住宅を少しでも安く建てるために俺が立てた作戦。
それは。。。
既に鉄骨住宅のハウスメーカー
キュービックホームで家を建てた同僚Aの
営業を俺に紹介してもらい
同僚Aより安く家を建てさせる、と言うものだった。
これに対して、同僚Aはどう出てくるのか?
あれ、意外に乗り気???
次回「ハウスメーカーの営業を紹介してもらうメリット・デメリット」
お前ら、家は「建てたい」と思ったときに建てておくんだな!
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