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第27話 見てはいけない物を見た?嫁のマイホームへの想い

八郎だ(Twitter:@eightblog_hachi)
毎日の人も、久々の人も、初めての人も
ここへの訪問に深謝だ。
この物語は注文住宅について何の知識も無い夫婦が
思い立って注文住宅を建てようとしたら
どうなったのかを描いた「フィクション」だ。
良かったら立ち寄っていただきたい。

    

前回までのあらすじ。

       

家から車で15分くらいの所に
青少年自然の家やら宿泊施設が
廃業になったままの状態の土地が
3年近く放置されていたのが
いきなり重機が入り整地が始まる。

       

そして4か月後。
250戸、ハウスメーカー20社が入る
超大規模分譲地が出来上がった。
そんな話だったな。

小さな山の上のせせらぎが
徐々に集まっていき
大きな流れになろうとしていることを
この時、まだ俺は知らなかった。

      

そして、今回、ついに俺はその
大きな流れが自分の身に迫ってきていることを
知る事になるのである。

          

それでは、今日も俺の新しい家の話を、始めるとしよう。

三男、俺と同じように高校で恥をかく?

三男「まだ見つかんねーのかよ!」

      

三男が苛立ちを隠せない。
その苛立ちの対象先は俺だ。

        


           

とある平日の朝。
嫁は会社の都合で早出出勤。
俺は会社は休み。
のんびりしようとスマホに手を伸ばそうとしたら
三男が登校前に騒ぎ出した。

        

三男「。。。なんでねーんだよ。。。」

八郎「。。。」

        

なんかテンパってるな。
触らぬ神に祟りなし
昔からそういう諺がある。
知らぬ顔をしてGoogleおすすめ記事の見出しを眺める。
しかし、こちらが触らないようにしようとした「祟り」は
向こうから近づいてくるのであった。

        

三男「オヤジ、しらない?」

八郎「。。。」

       

出来れば知らない顔をしたい。
電車やバスの席を譲れ!譲らない!!のような
第三者のいさかいならまだ知らない顔も出来そうだが
近づいてきた「祟り」は間違いなく身内
俺の息子だ。無視するわけにもいかないだろう。。。

       

八郎「なにが?」

三男「俺の模試が挟まったファイル」

八郎「ああ、あの(点数が)クソ悪かったやつか」

三男「結果なんか聞いてねえよ(# ゚Д゚)」

       

模試というから悪かったやつか、とジョークで返してみたが
なかなかのイラつきぶりで全然ジョークと聞けないらしい。

       

八郎「試験の結果がどうした?」

三男「あれ、親の印鑑とコメントをもらって学校に出さないといけないんだよ」

八郎「へー、お前、勢いの割には結構細かい所気にしマンなんだな」

三男「俺だって、そんな所気にしたくねーよ!」

       

と、ここまで聞いたところで、はたと思い出した。
どこかで聞いたことがある話だと。

       

三男「でも今度三者面談があるから、それが無いと」

三男「担任にバカにされるんだよ」

八郎「!!!」

       

思い出した。というかデジャヴだ。
俺も高校時代、同じ経験をしたことがある。

オフクロのタレコミで、俺のゲームオタクがバレる

俺も高校時代、テストの成績を親に見せて
ハンコとコメントを学校に提出する制度があった。
しかし、そんな親にテストの結果を見せるのとか
面倒くさすぎるので、全部シカトどころか
成績すら1回も見せたことが無かった。

      

そんな状況下での三者面談で信じられない事件が起こる。

       

(八郎の)担任「お母さん、八郎君から模試や中間期末のテストの成績とか、見せてもらったことないですか?」

(八郎の)オフクロ「いえ。。。通知表以外全く見たことがありません」

八郎『(ヤバい、ここは知らんぷり作戦だ)』

担任「八郎。。。お前、お母さんに成績見せてないのか?」

八郎「いやー、どうっすかねえ、見せたような、見せてないような。。。」

         

しかし担任、俺がそんな態度に打って出るのを知っていたかのように
こんな会話を始めるのである。

       

担任「いやー実はお母さん、八郎君の成績が(高校に)入学してから下がる一方なんですよ」

担任「何かご家庭で心当たりはありますか?」

オフクロ「はい、家では勉強しているのを見たことがありません」

担任「ほう、それはよくないですなあ」

八郎「。。。」

      

まあ、これは事実だ。黙認するしかない。
しかし、次の会話の流れは完全に予想外だった。

        

オフクロ「私が、家で見る八郎の姿はずーっとゲームしている姿です」

担任「ほほう」

八郎「な゛っ。。。」

オフクロ「帰ったらずーっとゲームです、6時間くらいしてるんじゃないですか?」

八郎「いやいや、そんなしてねーよ、2-3時間くらいだろ!」

担任「別にゲーム3時間してもいいけどな」

担任「ゲーム3時間するくらい暇があるなら成績表くらい、ご両親にちゃんと見せろ」

担任「そして、成績下がってるなら、進学するなら少し考えろ」

八郎「。。。」

       

なかなかの担任の正論にぐうの音も出ない所に
担任がとんでもない提案を始める事に。

       

担任「お母さん、今度いついつ試験の結果を返しますので」

担任「八郎君が保護者のコメントを持ってこなかったら」

担任「家のファミコン持ってきてください」

担任「八郎君が卒業するまで、学校で預かりますよ」

オフクロ「まあ、本当ですか、じゃあ今度いついつに八郎が試験の結果を見せなかったら」

オフクロ「喜んでゲーム持っていきますね」

八郎「はあ?」

担任「はあ、じゃないんだよ、高校は義務教育じゃないんだ」

担任「勉強したくないんなら高校こなくていいんだぞ」

オフクロ「そうよ、八郎ゲームの時間少し削って勉強しなさい」

オフクロ「ゲーム機無くなったら諦めて勉強するんじゃないの?」

八郎「ぐぬぬ。。。」

         


         

こんなやり取りがあった事を思い出した。
そしてその面談依頼、担任は俺の事を卒業するまで

ファミ男

と呼ぶようになった。
フェロモンムンムン男の
「フェミ男」なら少しはマシなんだが
恐らくファミコン(ゲーム)をしまくる男だから
「ファミ男」なのだろう。
今ならっぱなモラハラ案件まっしぐらだ(笑)

         

しかし、昔は教師の権限がものすごく強い時代で
教師のいう事は絶大な力があった。
そして保護者も学校にクレームを言うとか全くなく
むしろ、上の件のように
教師と保護者がタッグを組んで
子どもにガミガミ言われることが圧倒的に多かった時代でもあった(笑)
ちなみに、俺がオフクロから
「先生、うちの息子はそんなことする子ではありません」
等は1回も言われた事も無く
教師と同じように説教を喰らっていた。
昔の教師と親はそんな感じだったような気がする。
あくまでも俺個人の話だ。
お前らの気を悪くさせたのなら謝ろう。

      

しかもこの話、続きもしっかりある。

    

担任「ファミ男、ファミコンを学校に持ってくる話」

担任「お前の三年の担任にも引き継いだからな」

担任「母ちゃんに成績見せなかったら、母ちゃんがファミコン学校に持っていくからな」

八郎「」

       

こうして、1部の教師からは俺は不名誉な「ファミ男」
と呼ばれるようになった。
これも現代ならモラハラ案件である(笑)
しかし産まれてきたのが20年以上早かったため
俺の時代には「モラハラ」なんて言葉は存在しなかったし
その頃は教師が強かった「古き良き時代」でもあった。。。

       

どうでもいい話だが
俺が高校の時にハマっていたハードは
スーパーファミコンであり
メガドライブだ。
ファミコンは1世代前のゲームで
小学校の時であることを付け加えておきたい。

キャビネットを捜索すると

とまあ回想シーンが長くなってしまったが
三男は俺の高校時代と似たような状況下に
置かれているのだろう。
とりあえず、思い当たる所を捜索することにする。

       

八郎「俺は1階の思い当たる所を探すから」

八郎「お前は、自分の部屋に絞って探してみろ、カバンの中ももう1回探せ」

三男「わかった」

       

かくして部屋の中の大捜索が始まる。
こういうのは全部嫁に任せてしまっているので
正直、見当もつかない。
思い当たる所から色々探し始めるが
模試の結果が挟まったファイルは見つからない。。。

        

そして、俺は諦めてある場所を探す決心をする。
それは「キャビネット」だ。
我が家にはキャビネットが1つあって
そこに重要書類などをいろいろまとめている。
今回、そこに他の書類と一緒にまとめられていないか
探してみる事に。

        

。。。結構なボリュームだ。
嫁は嫁なりに自分がどこに何が置いてあるのか
整理しているつもりなんだろうが
全く触っていない俺からしたら
何がどこになるのか全く分からない。

      

しかし、たまに嫁がこのキャビネットから
書類を引っ張り出して、あれこれ記載したり
パソコンから印刷して書面を増やしているのは
何度も見たことがある。
それを収納したときに、どさくさに紛れて
一緒に仕舞われていないかを確認するしかない。

       

嫁よ、すまん!
ばっさばっさとファイルを取り出し
片っ端からファイルを探し始める。

       

ものの5分もしないうちに、辺りは書類の山となる。
明らかにここ最近触られた形跡のない物は
除外しても、それにしても結構な量だ。
1つ1つ、模試のファイルが挟まっていないか
開いてはぱたぱたし開いてはパタパタし。。。

      

そんな時間がいつまで続くかと思いきや
終焉はすぐに訪れた。

       

三男「オヤジ!あった!すまん!!」

八郎「んだよ、どこにあったんだよ。。。」

三男「俺の部屋にあったわ、じゃ行ってくる!」

八郎「ったくよぉ。。。」

        

このファイルパタパタ、書類の山は
全くの無駄な行動になってしまった。。。
バタバタと出ていく三男を
市中引き回しの刑にしたい気分だ。

         

そして、運命の時間は
確実に近づいているのであった。

         

あれ?嫁のマイホームへの想いは?
と突っ込む読者多数だと思うが
長くなってしまったので
俺の新しい家の話、今日はここまで(笑)

次回予告

この三男の模試を探すためにパタパタしたファイルの
山の中に、運命が待ち受けている。
そして、俺はそれを見て
ひとつの思いに行きつくことになる。

        

次回「なぜ、俺は結婚できたのか?実は1番の不義理をしているのでは?」

お前ら、家は「建てたい」と思ったときに建てておくんだな!

このブログはフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。尚、どこかで聞いたことあるような話もあるかもしれませんが、全て筆者の作り話ですので現実になぞらえて考えないようにお願いします。読んで気分が悪くなる方は読むのをお控えください。

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